皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回のテーマはこちら。
カマタマーレ讃岐試合回顧・2023
第3節・vsSC相模原
引用元:Twitter様
こちらをお送りさせていただきます。
開幕を白星で飾り好発進を決めた米山讃岐でしたが
前節の北九州戦は早々にビハインドを背負う苦しい展開で
ゴールの遠い状況に我慢しきれず3失点を喫し敗戦。
星勘定は五分ながら手痛い授業料を払った試合の
嫌なイメージを払拭するためには大事な一戦です。
対する相模原は最下位に沈んだ昨季から生まれ変わるべく
大量の選手を入れ替える大鉈を振るいチームを一新。
緻密かつ丁寧な解説で名を馳せる戸田和幸氏を新監督に擁し
踏み出した今季は1勝1敗でこの試合を迎えます。
キャリアの浅い色に染まらない新進気鋭の選手たちが
戸田監督の戦術を体現すべく奔走するフレキシブルなサッカーが
どのような結果をもたらしたのか…。
振り返って考察していきますので
是非最後までお楽しみ下さい^^
では参りましょう!
高い守備意識で果たした前節のリベンジ
両チームのスタメンがこちら。
引用元:SPORTERIA様
引用元:SPORTERIA様
とりあえずスタートの形はコレという感じで
試合中に立ち位置は変化していったので
あまりしっくりこないですね…^^;
というのもスコアが早々に動いたのが理由の一つで
先制点が生まれたのが前半9分。
後藤選手が持ち上がり長谷川選手のランニングをデコイ(囮)にして
逆サイドのオープンスペースに展開。
相模原の橋本選手・山下選手がボールに対して動いたと見るや
金井選手がダイレクトクロスでマークが外れた赤星選手へピンポイントに入れると
トラップは少し乱れたものの押し込みゴールゲット!
引用元:カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト様
前節の北九州戦とは真逆の展開となった試合で
仕掛ける相模原、対応する讃岐の図式が
このあと長く続くことになります。
相模原はサイドハーフに高い位置を取らせて
ディフェンスラインを上げていた讃岐の両翼を狙います。
サイドを深くまで突かれるシーンが増えて
相模原にペースを握られる時間帯が続きますが
川﨑選手を左ウイングバックに動かすことで守備の安定を図ります。
これにより特に手を焼いていた
デューク選手への対応として功を奏しますが、
時折危険なフィードを送られるなどまだ不十分な様子…。
ただ時間経過と共に良化していったのが
赤星選手のファーストディフェンス。
フォーメーションを変更してしばらくは
相手のビルドアップに対するプレスが甘く
自身のポジショニングが低くなってしまっていました。
そのため高いライン設定を保っていた味方ディフェンス陣との距離が
コンパクトになりすぎていたことも重なりロングフィードの精度が落とせず
スペースの空いている裏へ通されるシーンが見られていました。
それが前半の終盤辺りからボールの出しどころを限定する
プレッシングにスイッチが入るようになってきました。
(※下図のような誘導する動き)
引用元:Activel様
必然的に赤星選手のポジショニングが高くなることで
窮屈だったブロックの距離感も改善され守備が安定しました!
最終ラインの背後を狙いにくい状況にされてしまった相模原は
サイドチェンジやレイオフ(※下図のような後ろ向きで受けて前向きのカバーに落とす動き)を駆使し
攻略を目指しますが、精度が伴わずミスするシーンが増えていきます。
引用元:FOOTBALLJUNKY様
ハイラインでロングカウンターを誘いながら
前線のプレッシングでその選択肢を潰しに行く
心憎い守備を見せた讃岐のゲームメイクは見事。
たまたま『ウノゼロ(1-0)になった』のではなく
狙って『ウノゼロ(1-0)にした』試合でした!
引用元:カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト様
反省点の多かった前節・北九州戦が伏線になった面もあるし
米山監督が旧知の戸田監督に対し構えた部分もあったでしょう。
(試合前は和やかな雰囲気で談笑していました^^)
本来志向する積極的な攻撃意識は鳴りを潜めましたが
この試合単体として捉えた場合は非常に好感が持てる采配でした!
さて今回は
『カマタマーレ讃岐試合回顧2023第3節・vsSC相模原』
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
早い時間に先制できたことはおそらく想定外だったでしょうし
理にかなった守備構築で狙い通り逃げ切ったことは評価に値しますが
フルシーズンを見据えるとこのアプローチを続けられてはむしろ困るのが難しいところ…^^;
『この勝利に味をしめて標榜するスタイルを捨てる』ということを
米山監督なら心配しなくていいと思いますが
前任者(西村監督)なら成功体験に流されているんだろうなぁ…(笑)
次の試合ではどんなプランを持って試合に臨むのか
楽しみに待ちたいと思います^^
そして次節の相手となるのがガイナーレ鳥取。
引用元:football-emblem様
開幕3試合で2勝1敗の好発進で
特筆すべきは8得点を奪う驚異の攻撃力。
金鍾成監督らしさ全開の攻撃特化型チームであることは
実際に見るまでもなく明らかですね^^;
両サイドハーフにゲームメイクを任せながら
2列目3列目までもが積極的に波状攻撃に絡んでくる…
そんなイメージを浮かばせるチーム。
サイドで数的優位を作らせない4-4のブロックを組むのが
ベターな対策かと思いますから【4-4-2】か【4-2-3-1】で
スタートするのかな?…という素人の予想^^;
スコアは動く可能性が高いので得点も失点もある程度想定して
一喜一憂しない心の準備は整えてもらいたいですね!
といったところで今回は締めくくらせていただきます。
本稿も最後までご覧いただきありがとうございました!
それではまた別の記事にてお会いしましょう。
⇩前節記事⇩
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こんにちは。
私のようなサッカーの素人に分かりやすく解説して下さって、ありがとうございます。
選手間ってコンパクトにさえすれば良いと思い込んでましたが、
やり過ぎると詰まっちゃって良くないんですね。
他にも色々勉強になりました。
ありがとうございました。
としさん様
コメントありがとうございます!
大変励みになります^^
密集を作るということは裏を返すと
オープンスペースを与えることになりますからね。
局面によって適切な距離感は変わりますし
絶対的な正解はなく何事にも良し悪しがあるのが
サッカーの奥深いところです。
今後も参考にしていただけるよう記事を書いていきますので
また読みに来てくださいね^^