皆さんこんにちは、懲りないトモです。
昨日行われましたカマタマーレ讃岐の最新試合、
テゲバジャーロ宮崎とのアウェイ決戦は
2-2の引き分けに終わりました。
試合を通して主導権を握っていたのは
前半は宮崎、後半は讃岐と半々。
得点シーンも守備の隙とコーナーキックを突くという
似た形であったりと、まさに五分の戦いで
内容と結果がこんなにリンクする試合も
珍しいなと感じました。
それでは掘り下げて見ていきましょう。
【公式】ハイライト:テゲバジャーロ宮崎vsカマタマーレ讃岐 明治安田生命J3リーグ 第12節 2021/6/20
選手起用から読み解く監督の意図
この試合のメンバーはこちら。
【6/20(日)宮崎戦】
スターティングメンバー発表#高橋拓也 #小松拓幹#竹内彬#遠藤元一#西本雅崇#川﨑一輝#岩本和希#高木和正#薩川淳貴#重松健太郎#栗田マークアジェイ
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— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) June 20, 2021
ほぼ据え置きのスタメンですが、
中村駿太選手に代わり高木選手を起用。
サブには松本選手と下川選手を入れています。
このチョイスなら選手個々に求める役割は
基本的には同じだと思われますので、
今まで重用されていた西野選手と中村駿太選手は
コンディション面で優れなかったためメンバー外ということなのでしょう。
この試合では彼らの不在はそこまで重くなかったので
もし怪我などの理由での欠場だったのなら
焦らずしっかりと治してから戦列復帰して欲しいです。
ゼムノビッチ監督は今までの戦い方を見ていると
球際や対人の強度を求めているように思えるので
(日本代表監督を務めていたハリルホジッチ氏の
言葉を借りると『デュエル』の部分ですね)
この点でパフォーマンスを発揮出来ない選手は
今後も出場機会は限られてくるでしょう。
現在冷遇されている選手はこの監督の元で試合に出たいなら
その辺は意識的に取り組んで行かないと厳しいですね。
試合に出ないことには経験も積めないし
課題も収穫も見えてこないので
試合に使いたいと思わせるような姿勢を
トレーニングでもオフザピッチ(私生活)でも
示せるような高い意識を持ってもらいたいです。
実際にやるかやらないかは本人次第ですが、
いちサポーターとしてはプロとしての振る舞いを期待します。
願わくば全員に活躍して欲しいと思っていますので…。
この試合は小松拓幹の為にあり
では前項目で述べた『経験』『課題』『収穫』を
一番積めた選手は誰なのか?
私の中では小松拓幹選手で間違いないと思っています。
まず最初の失点シーン。
決めたのは渡邊選手でマッチアップは基本的には川﨑選手でした。
しかし失点のタイミングでマークに付いていたのは小松選手で、
アシストとなった前田選手のパスは栗田選手の寄せで
(パスコースは)そこに出るだろうと予測出来るまで限定されていた中で
振り切られて決められていました。
マークの受け渡しでミスマッチが起こっていたとはいえ
この失点は防がなければいけないものでした。
小松選手と川﨑選手が招いた失点と言っていいと思います。
そして運が味方してくれた面もありましたが、
結果的にその二人が得点を決めて
見事に挽回したのは素晴らしかったです!
試合の中でやり返せる精神力を見せてくれて
本当に逞しくなってきたな…と感じました。
そのまま逆転勝利で終わっていれば万々歳だったのですが
コーナーキックから橋本選手に合わせられて失点。
マークに付いていたのは再び小松選手で
2失点共に絡んでしまうことになったのは
ディフェンダーとしては痛恨の極みでしょう。
少し擁護するなら、あの場面は橋本選手に合わせてくるのが
一番可能性が高いシーンなので高橋選手に
どうにか反応して欲しかったという思いもあります。
そして試合終了後の今まで見たことないほど
悔しさをあらわにした表情と試合後に残したこのコメント。
【6/20(日)宮崎戦】
明治安田生命J3リーグ 第12節 宮崎戦 試合終了後コメント#ゼムノビッチ 監督#川﨑一輝 選手#小松拓幹 選手https://t.co/5yF4Xa3kez#カマタマーレ讃岐 pic.twitter.com/iGulYYTc22
— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) June 20, 2021
この言葉を引き出すほどの経験を得られたことは
長い目で見れば勝つことより価値があったと言えるかもしれません。
今回取り切れなかった勝ち点2ポイントは
小松選手が何倍にも増やしてチームに還元してくれることを
私は信じています!
最後に現在まで得点がなく、
槍玉に挙げられているようにも映る
栗田選手についても一言…。
正直結果だけを見て批判したくなる気持ちも分からなくはないですが
彼の特徴や能力に対して求めるハードルが高すぎるように
思えてしまいます。
監督が求める働きにフィットするのは
現状では栗田選手が一番ですし、
彼なりに進歩も見せています。
この試合では苦手な左足からもシュートを放ったり
得点に対する意欲も上がってきました。
私はもう少し我慢して使うべきだと訴えたいですね!
いずれ覚醒の時を迎えることを期待して待ちます。
…ただ、実際にその時が来るかどうかは半信半疑です(笑)
次節は…
ホーム・Pikaraスタジアムに戻り
5位のロアッソ熊本を迎え撃ちます。
讃岐にとっては今季初のナイトゲームということで
いつもと違うルーティンになることから
観戦する側としては違和感がありますね(笑)
選手も少なからず戸惑いはあるかもしれません。
熊本は3-3-2-2のフォーメーションを基本にしている模様。
トップとインサイドハーフはワイドに開いたり
前後に入れ替わったりと
自由度の高い戦術を取っており、
ディフェンスラインを崩されないよう
気をつけなければいけない。
反面、フィニッシュの精度は欠いている様子なので
仮にシュートを打たれるシーンがあっても
プレッシャーさえ与えられれば簡単にゴールは割られないはず。
大木式ポゼッションサッカーに翻弄されないように
しっかりスカウティングして欲しいと思います。
ここにきて上位陣の失速が見えてきたので
この機に勝ち点差を詰めてもらいたいですし、
そのための後押しは惜しまずやっていきたいです^^
といったところで今回は失礼致します。
ここまでお読み下さいましてありがとうございます!
それではまた次回お会いしましょう。