この度はお越しいただきありがとうございます、
懲りないトモです!
今回お送りするテーマは…
【独自目線で読み解く試合回顧】
2026/27・明治安田J3リーグ第14節
カマタマーレ讃岐×奈良クラブ


こちらをお送りさせて頂きます。
前節の群馬戦ではローブロックとミドルプレスを組み合わせた
相手の引いた守備に攻めあぐねテンポが上がらず
スコアレスのまま終えるかに思われた終盤に
悔いの残る大きな失策からゴールを奪われて敗れた讃岐。
勝てば順位が入れ替わっていた重要度の高い試合を落として
喪失感は残っているかと思われますが
クラブとしても熱の入る屋島での試合を迎えることを
モチベーションを上げる契機として捉えられるでしょうか。
対する奈良は百年構想リーグから指揮を執る
大黒監督が掲げる攻撃的なスタイルが浸透し
一時6連勝と波に乗っていましたが
直近は連敗を喫し足踏みをしている状況。
ズルズルと下降しないためにも
ここは踏ん張りどころと危機感を強めて
この一戦に向かってくるはずです。
いち早く敗戦のダメージから立ち直るのはどちらか…
これまでのように個人の所感を交えて振り返っていきますので
よろしければ最後までお付き合いください!
では参りましょう!!
【試合前の所感】

画像引用元:Jリーグ公式サイト様
ホームの讃岐はシステム【3-4-2-1】の想定。
ボール保持しながら試合をコントロールする奈良に対し
シャドー・ウイングに運動量を持ち味としている選手を並べ
前からプレスを掛けて奪いに行こうという狙いが伺える布陣。
最終ラインも左右に配球力のある
宮﨑・高嶋の両選手を起用し
キーパーの今村選手も絡めた後ろからのロングボールで
局面を動かしたいという目論見もあるでしょうか。
相手に小気味良く繋がせないために
マークを緩めず走り続けられるかどうかが
勝敗に直結してきそうです。
アウェイの奈良はシステム【4-2-3-1】の想定。
主軸の川﨑選手をサスペンションで欠いているものの
ボールキープできて配球力にも長ける森田・川西の両選手は健在で
中央のエリアで奪われてカウンターを浴びるリスクは少なく
ヴィト選手まで戻してもそこから攻撃のスイッチを入れるパスを出せるのが強み。
相手からプレスを受けてもブロックを組まれても
崩せるだけの技術と発想を持ち合わせている
巧みなビルドアップを遺憾無く発揮し
チャンスメイクの本数を積み重ねてゲームを支配できるか。
讃岐のプレスvs奈良のポゼッションの構図が予想される一戦で
ストロングポイントをより強調できるのはどちらになるでしょう。
【試合回顧・前半】

画像引用元:Football LAB様
開始早々ヨーイドンのタイミングは讃岐のプレスが効き
高い位置で奪ってフィニッシュまでというシーンが
僅かに続いたものの以降はボールが奪えなくなり
奈良が攻撃を組み立てていく流れを形成。
サイドバックが内に絞ってビルドアップに参加する
【2-1-4-3】の形に可変する偽サイドバック化や
トップ下に入った川西選手が敢えてバイタルエリアを放棄する
偽10番化を併用する複雑な動きで相手守備の混乱を誘います。
【奈良ポゼッション時のフォーメーション①】

奈良の両サイドバックが内に絞って(白矢印)ボランチのようなポジションに入ることによって讃岐のシャドー・ボランチは背後を取られた状態(赤枠)になりプレスに行けず釘付けにされてしまう。
アンカーをフリーにしてしまう形(青枠)も作られてしまったし佐野選手が早めにリタイアしてしまうアクシデントも重なって狙っていたはずの前からボールを奪うようなシーンは次第に影を潜めてしまった。 |
リスクを嫌って全体が下がってしまうようになると
奈良にとってはおあつらえ向きのシチュエーションで
中は細かいパス交換での切り崩しを狙い
外からは1対1を仕掛けて潜り込んでくる多彩な攻めの形を披露。
70%-80%台のポゼッションを握られる
手も足も出ない状況が続いていくなか
どうにか現状を打破しようと前掛かりに押し上げるも
ルーズボールを拾われて裏のスペースを強襲されます。
川西選手が放った絶妙なフィードに反応した安藤選手は
ディフェンスが寄せてきていた中でも
思い切り良くニアサイドへ蹴り込み
ゴールネットを揺らしました。
【40分 奈良・安藤 陸登】
奈良の非常に訓練されたビルドアップに対処し切れず
全体を通して奪い取る守備が出来なかったことに加え
トランジションの部分でも後手を踏んで
マイボールの時間帯がまともに作れなかった前半。

画像引用元:Jリーグ公式サイト様
これだけ上手く行かないゲーム展開でも
ゴール前で破綻するようなシーンは少なく
僅少差に粘ったと好意的に捉えることもできるが
それも後半で巻き返しが見せられるか次第…。
このまま流れを変えられなければマズいことは
チームも感じているはずなので
後半はガラリと一変した姿に期待したいところです。
【試合回顧・後半】

画像引用元:Football LAB様
前半でトータル76%ものボール保持を許した讃岐は
後半に入って腹を括ったマンツーマンディフェンスを敢行。
これを見た奈良がマークを自陣に引き込んだことによって
裏のスペースを大きく空けるリスキーな陣形が生まれ
一か八かの綱渡りが始まりました。
【奈良ポゼッション時のフォーメーション②】

奈良のビルドアップを封じるためハイリスク覚悟のマンツーマン守備(赤枠)を敷く讃岐。
ディフェンスラインの背後を大きく空ける(青枠)危険と隣り合わせの強攻策によって前から奪って速攻という形も出来始めていた。 |
得点に近づいている感覚も漂い始めた一方
失点の可能性も高くなっている応酬が続き
どちらが先に仕留められるかという展開。
中盤に差し掛かった時間でついに裏抜けを成功させた奈良が
ビッグチャンスを迎えたところを
イギサン選手が身を投げ出して一旦はストップさせたものの
プレーを切らずに続けてしまうと二次攻撃を浴びます。
ボックス内の密集から勢いよく振り抜かれたシュートが
ゴールネットに突き刺さり
讃岐にとっては攻めの姿勢が仇となる
ショックの大きな追加点を許しました…。
【66分 奈良・佐藤 諒】
直前のプレーで痛めた素振りを見せていた
イギサン選手もここでリタイアとなり
70分で交代カードを全て使い切る誤算も重なる
まさに泣きっ面に蜂という状況。
それでも前に出るしか選択肢のない讃岐を
奈良は守備を固めてカウンターを打つという
バランスを取った戦術に切り替え迎え撃つ形に移行します。
後半を通してプレーエリアは相手ゴールに近づきながらも
チャンスを決めきれずリードを広げられてしまい
終盤にシュートを多く放っても枠は捉えられずに
ノーゴールでタイムアップを迎え敗れた讃岐。

画像引用元:Jリーグ公式サイト様
持てる力は出せたように思うのですが
それでいて相手を苦しめられなかった現実は重く
無力感に苛まれる選手たちの姿が痛々しく映った
見ている側にとってもつらい一戦でした…。
【26/27 J3第14節・讃岐×奈良 ハイライト】
さて今回は
【独自目線で読み解く試合回顧】
2026/27・明治安田J3リーグ第14節
カマタマーレ讃岐×奈良クラブ
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
過去の成績が振るわず鬼門とされている屋島での試合だけに
気合いを込めて戦っていることは伝わってきましたが
この試合では奈良のクオリティが非常に高く
相手に恵まれなかった面もあったと思います。
ミッドウィークに同じ舞台で松本と対戦しましたが
こちらではシステムを動かしバイタルを締めて守備を強化すると
虎の子の1点を奪い切り完封で競り勝って見せました!
【26/27 J3第15節・讃岐×松本 ハイライト】
中に絞ってフィニッシュまでの経路を塞ぐ
相手の嫌がる仕組みを準備できたスカウティングも活き
能力の高いストライカーを途中から投入されても
対処しきった集中力も評価に値したナイスゲームでした^^
これでひとつ呪縛から解き放たれて
少しは肩の荷が下りたかと思いますので
ここから浮上していきたいですね!
次節もそれほど間隔は空かず
中4日でやってくるタイトなスケジュールで
敵地に乗り込んでAC長野パルセイロと対峙します。

画像引用元:フットボールチャンネル様
あまりボールは保持せず
ベーシックな【4-4-2】のブロックを構えて
ビルドアップに対し強烈に寄せて奪いに来る
守から攻へ向かう圧力が鍛えられているチームという印象。

画像引用元:Jリーグ公式サイト様
デュエル・空中戦といったコンタクトプレーは
かなり磨いてきているストロングポイントに思えるので
攻撃面では出し手のスペースへと配球する意識と
受け手のスプリント能力が発揮できるかに注目したいところ。
単純にロングボールを入れて競り勝つか
セカンドボールを狙って収めるというパターンだけでは
なかなかゴールへと近づけないはずなので
ブロックを動かしながらのアプローチも織り交ぜていきたいですね。
とはいえ先制点を与えると攻略難度がグッと上がってしまう相手なので
まず優先すべきは失点しないことになるでしょう。
松本戦同様しっかりとゴールに鍵をかけておき
集中した守りからチャンスが来るのを待って
最後に頭一つ抜け出していければ理想的です^^
今季初の連勝を飾ってきてくれることを祈念して
これにて本稿を締めさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
また別の記事にてお会いしましょう。
⇩前回記事⇩
