【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsSC相模原【2024・明治安田J3リーグ第7節】● 1-2

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皆さんこんにちは、懲りないトモです。

 

 

今回のテーマはこちら。

 

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2024

第7節・vsSC相模原

 

相模原讃岐

 

こちらをお送りさせて頂きます。

 

 

前節の奈良戦ではサイドから内へ絞る厚みある前進姿勢で良い入りをするも

守備時には逆に空いてしまったところを崩され被弾…

相手の試合運びに屈したと思われた最終盤に強攻策が実り何とか引き分けた讃岐。

 

 

 

 

リスクを負った多彩な攻撃スタイルに挑戦しようという意図は感じられるが
結果が得られていない現状を精神的に耐え続けられるのか
理想を求める上で難しいフェーズが続きます。

 

 

対する相模原は開幕2連勝の好発進に成功するも以降は停滞気味の戦績で

前節は金沢相手に黒星を喫しホームで出直しを図ります。

 

 

 

 

得点数が増えず質の面で不足しているシーンが散見されていますが
戸田監督の卓越した戦術論で様々な引き出しを開けてくるので
一筋縄ではいかない難敵として立ち塞がります。

 

 

共に昨季低迷しながら植え付けてきた哲学が一定に評価され

2年目の指揮権を得た者同士がぶつかり合ったこの試合は

どちらが勝ち名乗りを上げることができたのか…。

 

 

振り返って考察していきますので

最後までお付き合いください^^

 

 

では参りましょう!!

 

 

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両チームのスタメンは以下ようになりました。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐は【4-4-2】でブロックを敷き攻撃時に可変するシステム。

 

 

表面上の並びは変わらなかったものの川西選手が偽9番的役割を担い
冨永選手はセカンドトップとして二列目にポジショニングを取るので
最前線を低く設定した【4-2-4-0】で技術力を武器に密集から崩したい狙いでしょうか。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

相模原も従来通りの【3-4-2-1】を採用してきたのですが

センターバックの中央に展開力のある金城選手ではなく

守備力に特化したタイプの田代選手を起用しアプローチが変わっています。

 

 

二列目にもバイアーノ選手・福井選手と推進力のあるキャラクターを揃え
繋ぎで崩すのではなく縦に早い速攻を基本とする戦法
積極的にゴールを狙いにいきます。

 

 

序盤は立ち会いを変化させてきた相模原が上手く行かず

イージーなミスが続く不安定な状況に陥っていたところ

コーナーキックからロングカウンターが発動し競走を制した吉田選手がPKを獲得。

 

 

これが決まっていれば作戦が裏目に出た事実が鮮明に示されてしまい

相模原としては挽回が難しい試合になっていたところでしたが

これを失敗してしまいダメージが与えられず推移していくことに…。

(逆に讃岐側が心理的に萎んでしまった部分もあったでしょう)

 

 

相模原の繋ぐスタイルが情報として頭の片隅に残っているはずの讃岐は

キーパーからのリスタート時に前プレで嵌めようと狙いますが

ロングボールを蹴られてピンチになる場面を何度か作られてしまいます。

 

 

 

プレッシングを狙い中盤が前掛かりに構える讃岐。

 

そこを越してゴール前に3対4の局面で押し込むシーンを作り
馬力のある両外国人選手に任せるという個の力頼みの
単純でありながら脅威になる策で相模原は圧力をかける。

 

 

敵陣へ押し込む流れを生み出した相模原はブロックでも

両外国人選手を2トップのように並べた【3-1-4-2】のような形で

プレッシングを仕掛けてはシュートチャンスに結びつけます。

 

 

 

讃岐のビルドアップに対してマンツーマンでプレスに行ける相模原の陣形。

 

ボールホルダーは素早く寄せられると前に向く動きが取りづらく
結果としてパスワークが停滞して前にボールが運べない状況に…。

 

 

攻守に優位性を生み出した相模原は

ゴールを決めておきたいここぞの時間帯を逃さず

セットプレーからの二次攻撃でゴールネットを揺らします。

 

 

 

 

立ち上がりは不慣れな戦術にバタついた相模原が

PKを与えるも難を逃れ次第にペースを掴んでは

首尾よく先制して主導権を奪った前半。

 

 

襲い来る圧力に押されてしまった讃岐は

この難局を打開することができるのでしょうか…。

 

 

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ハーフタイムに選手交代で3バックに変更した讃岐。

 

 

攻撃への意思表示は感じられましたが

相模原がブロックと前プレを両立させる【5-2-3】に映る守備で構え

経路は塞がれてしまいチャンスが生まれません。

 

 

 

讃岐は立ち方を【3-4-2-1】から【3-2-4-1】に変えるも
相模原がそれに合わせてマンツーマンに付く形は同じ。

 

見た目には変化を加えても本質的な部分は維持されているので
攻撃が停滞している状況は続くことに。

 

 

正直このまま時間が過ぎて行くだけだろうと

悲観的な予測がよぎる展開でしたが

江口選手のコーナーキックが意外な軌道で吸い込まれ同点に…!

 

 

映像を見返すとストーンの位置にいた瀬沼選手の股下を

ボールがディフレクトして抜けていった偶発的なゴールで

双方予想だにしない形でゲームは振り出しに戻ります。

 

 

日差しも強く急な気温上昇に見舞われたタフな試合は
決着が精神力に委ねられるような混戦になりましたが
そこで最後の一押しに成功したのは相模原でした。

 

 

 

 

ボールを持つ高野選手とマークに付く小山選手以外は

ゴール前のプレーにも関わらず両軍歩いてしまっているような状況で

一人だけ出足の鋭いスプリントを繰り出したのは瀬沼選手。

 

 

不運にもオウンゴールに絡んでしまい

挽回の機を伺っていたベテラン渾身の一撃に沈み

慣れ親しんだ引き分けすらも手からこぼれ落ちた讃岐。

 

 

普段のポゼッションスタイルではなく
非保持で仕掛けるプレッシング戦術を用意してきた相模原に
最後まで有効な対応ができなかった時点で負けて然るべき内容だったので
この結果は重々受け止めなければいけません…。

 

 

勝つために必要なことを突き詰める姿勢を

この試合で相手から感じ取ってくれることで

手痛い敗戦が無駄にならない未来があって欲しいと願います。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2024

【第7節・vsSC相模原】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

相模原は自分たちが練り上げた対策が機能する現象を生み

大半の時間帯で上手く行っていたという感覚が

予期せぬ失点を跳ね返す精神的な後押しになったように思います。

 

 

対する讃岐は普段のスタイルに終始し

変化を恐れているような節が見て取れました。

 

 

ここまで7戦未勝利が続く苦境を脱するためには

今のまま進むのが果たして最適解であるのか…

舵を取る米山監督はどういう答えにたどり着くのでしょうか。

 

 

次節の対戦相手となるYS横浜も開幕以降未勝利が続いていましたが

前節待望の初勝利を挙げ一足早く初日を迎えました。

 

 

 

 

但しビルドアップの質に関しては決して高いとは言えず

この試合でもセットプレーで得た虎の子の一点を

チーム一丸で守り切ったという試合内容でした。

 

 

【3-1-4-2】を基本とするチームはプレッシングでガツガツ来るのではなく

【5-3-2】のブロックを組んで跳ね返しつつ

良い局面が生まれた時には一気呵成のカウンター狙い

といった青写真を描いてくるのではと想定します。

 

 

讃岐としては自陣でビルドアップしながら

前線に5枚並ぶ形に移行しやすい【3-2-4-1】とか

相手が嫌がりそうな気はしますが果たして…。

 

 

 

左右のCBがワイドに広がりボランチが1枚降りてビルドアップ。

 

サイドハーフは前進して【2-3-5】の形に可変して
二列目を突破すればチャンスが生まれるし
引っ掛かっても最終ラインは4枚残った状態で守備対応できる。

 

 

もちろん相模原のようにアプローチを変えてくる可能性もありますが

YS横浜の選手層でそこまで多彩な立ち回りができるのかという疑問はあるので

こちらとしては仕掛けやすい相手かなという印象はあります。

(前プレで嵌めようとしてくるならロングボール蹴れば往なせそうですし)

 

 

相手の出方や試合展開を見極めて適切な対応を取ることで
自分たちの時間帯は増やせるはずなので
固執することなく柔軟にチームを導いてもらいたいですね!

 

 

2点、3点を奪い取るくらいの気概を見せてくれると信じて

今回はこれにて本稿を締めくくらせていただきます。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました^^

 

 

また別の記事にてお会いしましょう!

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

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