皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回のテーマはこちら。
カマタマーレ讃岐試合回顧・2023
第10節・vsFC岐阜
vs
こちらをお送りさせていただきます。
前節の福島戦はゴールデンウィークの過密日程のなか
出場メンバーやシステムのテコ入れが功を奏し
試合の流れを支配するも悔しいドローに終わった讃岐。
リーグ戦の合間に行われた天皇杯の県予選も危なげなく突破し
上昇傾向に映るチームに期待が膨らむ一戦に臨みます。
掴みそこねた勝利を目指しホームに迎えるは
リーグ戦直近4連敗中と波に乗れない岐阜。
表面上の成績は今ひとつ振るわないものの
個の能力や経験値はリーグ屈指の陣容を誇る難敵。
無理矢理感の強い【『岐』が被ってるぞダービー】の
火花散る(?)戦いの結果はどうなったのか?
試合を振り返って考察していきますので
是非最後までお楽しみ下さい。
では参りましょう!
受け身に回る消極的姿勢で相手に萎縮するチーム
両チームのメンバーはこちら。
引用元:SPORTERIA様
引用元:SPORTERIA様
讃岐は好パフォーマンスを見せた福島戦に手応えを得てか
GKを高橋選手に戻したのみでフィールドプレイヤーは据え置き。
長谷川選手がアクシデントにより早々に交代を余儀なくされたとはいえ
代わった鯰田選手は天皇杯予選から好調な様子だったので
そこまで大きな影響はなかったと思いますが序盤から後手を踏む展開に…。
岐阜は右サイドバックの三國選手に高い位置を取らせて
讃岐の手薄なアウトサイドへ攻勢を強める流動的な戦術で
試合の主導権を握ります。
専門的な言い方で表すと
『右肩上がりの可変システム』を採用し
讃岐のゴールに迫っていくアプローチ。
サイドハーフと同等な位置を取ることで
本来のポジションに居る窪田選手が中へ絞ることもできるため
ゴール前の圧力も増して讃岐の守備陣は苦戦…。
対応に手を焼く状況で僅かながらも反撃に出るなかで
茂木選手のファンブルに詰めた森選手が危険なプレーに及ぶなど
チーム全体が空回りしている状況が続きます。
(※おそらく故意ではないと判断されたため警告で済みましたが
接触の際に足を振っているので退場にされてもおかしくないシーンでした…)
閉塞感が漂っていた前半の課題を修正したかった讃岐ですが
後半の早い時間帯に捕まえきれていなかった
三國選手を経由した攻撃に崩され失点。
引用元:Yahoo!ニュース様
米山監督の試合後コメントにあった
ある程度相手に狙われるであろう場所をこちらで感じている中で、
そこに手を打てなかった自分の責任が大きいと感じています。
引用元:カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト様
という部分はまさにこのシーンを語っているように思います。
選手に対して自分の指示によって役割を課している以上、
厳しい言い方をすればこの失点は監督が招いた失策。
この苦い経験を真摯に受け止めて今後に活かしてもらいたいですね。
1点目のダメージを消化しきれぬまま許した追加点はコーナーキックから。
岐阜は前半からキッカーを入れ替え(右足なら庄司選手・左足なら生地選手)
ロビング(※高くフワッとしたパス)で執拗にファーサイドを狙っていましたが
このタイミングではニアサイドから頭で擦らして入れてくる形で意表を突きます。
裏を掻かれた讃岐のブロックは成す術なくボールを眺めるだけでした…。
打てば当たる押せ押せ状態になっていた岐阜は
リスクマネジメントで警告をもらった選手を下げて
庄司選手をビルドアップに回す立ち位置に移行。
ポゼッションを高めてスコアを堅持するなかで
遅延行為(藤谷選手に警告)や執拗な抗議(宇賀神選手に警告)など
あらゆる手段で時計の針を進めてくる狡猾さも見せ
この試合での勝利に執念を燃やしていました。
(ただ、4連敗中という状況でなければ流石にここまではしなかったように思います)
そんな迫力に気圧されたのか最後までゴールを脅かせなかった讃岐。
福井選手が仕掛ける場面もありましたが
負けている状況にありながら攻撃に関わる枚数が少ないシステムのまま。
攻撃時にサイドバックもボランチもハーフウェーラインより
自陣側へ引き気味のポジションを取っていては
セカンドボールが拾えず単発に終わるので
雑に弾き返せば良いだけの守る側は楽ですよね。
5人目、6人目の攻撃関与は今季ずっと抱え続けている大きな問題。
意識面で改善するのか、システムで工夫していくのか…
いずれにしても手を打たなければ得点力不足は付き纏い続けるでしょう。
勝った負けたは結果論なので逐一問うことはないですが
代わり映えしない負け方だったことは残念に思った試合でした。
さて今回は
『カマタマーレ讃岐試合回顧2023第10節・vsFC岐阜』
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
結果に恵まれない状況が続いている間に
内容まで振るわなくなる悪循環に陥りつつある讃岐。
この現状を打破する起爆剤になる存在は現れるのか?
監督の起用も含めて失敗を恐れず
開き直った姿勢を見てみたいですね!
天皇杯という負けの許される(※但し欲を言えば勝ちたい^^;)実戦を踏まえて
チームに勢いをもたらす選手選考で次戦に挑んでもらいたいです!
その相手となるのが奈良クラブ。
引用元:football-emblem様
10戦で7失点とリーグ最少失点を誇る堅守が武器で
PKによるものを除けば4点しか失っていないのは驚異的な数字。
伊勢選手・鈴木選手のセンターバックコンビは
リーグ最上位のパフォーマンスを見せている
と言っても差し支えないでしょう。
真ん中が強固なのでそこを分断するために
チャンネル(センターバックとサイドバックの間)を狙えそうな
パス技術の高い下川選手辺りが起用されれば良い味を出しそうです。
攻撃は縦に鋭く前線に構えるフォワードへ運ぶ
スペイン人監督らしいアプローチを展開してくることが予想されます。
スピードある流れに対応できる走力のあるタイプを
ボランチとサイドバックに置きたいので
川﨑選手のサイドバック起用とか面白いかもしれませんね!
柔軟な発想でチームの未知な魅力を引き出す采配に期待して
今回は締めくくらせていただきます。
本稿も最後までご覧いただきありがとうございました!
それではまた別の記事にてお会いしましょう。
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