皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回は私の敬愛するアニメクリエイターさんから
岸誠二監督の作品をご紹介させていただきます。
引用元:ORICON NEWS様
第3回目となる今回ピックアップさせていただきたいのは
神様ドォルズ
引用元:Amazon PrimeVideo様
岸監督のキャリアから考えると比較的初期にあたる本作は
2011年に全13話で放送されたTVアニメ。
原作はやまむらはじめ先生による連載漫画で
こちらは単行本全12巻が発売されています。
引用元:小学館eコミックストア様
では簡単な説明が済んだところで
これより作品の概要や注目ポイントをまとめて参りますので
最後までお楽しみいただければと思います^^
作品概要・あらすじ
『神様ドォルズ』のジャンルは和風ダークファンタジー。
日本神話をモチーフに名付けられた『案山子』というからくり人形を
『隻』と呼ばれる一族の世襲により能力を授かった人間が操ることが習わしとなっている
『空守村(からかみむら)』という架空の村を中心に物語が進行します。
引用元:アキバ総研様
主人公・枸雅匡平はかつて役目を引き継ぎ隻を務めていたが
独自の風習による閉鎖的な空気が蔓延する空守村を嫌い故郷を去る。
時は過ぎ、東京で一人暮らしをする匡平の元に
自身から隻の役目を継いだ妹・詩緒が訪れ、
村に幽閉されていた幼馴染・阿幾の脱走を告げられる。
それからまもなく逃亡中の阿幾が匡平の元に姿を表し
かつての因縁が再び相まみえる…。
引用元:アキバ総研様
といったあらすじで物語は始まっていきます。
ノスタルジックな雰囲気に交差する様々な思惑…
非常に先の展開が気になる没入感の高い作品になっています。
アーティスト・石川智晶との融和
ソロによる音楽活動を始め
音楽グループ『See-Saw』のボーカルとしても名を馳せる
石川智晶さんが本作で主題歌や劇伴を担当。
引用元:ビーフカレーは飲み物です。様
その独特の世界観が本作と見事な融和を果たしているのは
オススメポイントの一つに挙げられます。
オープニングテーマの『不完全燃焼』は
キャラクターたちが抱える悩みや葛藤を感じさせる一曲。
不思議な印象を抱かせつつも妙に納得感もある
石川さんならではと思わせてくれる仕上がりになっています。
さらに驚きを与えてくれたのが
『案山子』の起動音を石川さんが曲と声によって表現されている点です!
岸監督の発案で実現した演出だそうで、
発想が突飛すぎてどうかしてるように思えるのですが
これが何と違和感がないんです…!
岸監督の常人ならざる感性がもたらしたアイディアと
それを表現してしまえる石川さんの音楽センスは
それだけでも作品を見るに値すると言っても良いのではないでしょうか^^
果たされぬ完結…まさに『不完全燃焼』
TVアニメ制作時には原作は連載中であったこと、
企画段階で13話では完結まで描ききれないと判断されていたことから
敢えて続編を想定した構成になっている本作。
過去に起こった悲劇から現在まで続く因縁を
丁寧に描いた先の最終話で訪れた結末はなく
後に2期を制作させてくれと訴えるような終わり方になりました。
引用元:アニメは別腹!様
その願いは原作完結以降も(2022年現在まで)果たされることはなく
結果的に投げっぱなしのままとなっている状況は
まさに『不完全燃焼』…。
個人的には完結まで映像化されて欲しいと思いますが
主題歌と作品が計らずも解釈一致となってしまっている現状も
これはこれで印象的で本作らしいのかもしれません…^^;
さて今回は私の敬愛する岸誠二監督の手掛けた作品から
『神様ドォルズ』をご紹介させていただきました!
引用元:Twitter様
音楽が作品に与える影響力の大きさを
大いに味わわせてくれる本作。
内容は少し陰鬱とした展開も続くので
万人に受けるものではないかもしれませんが
芸術性は高く是非ご視聴頂きたい一本になっています。
皆さんに作品の魅力が伝わっていれば幸いです^^
本稿も最後までお読み下さいましてありがとうございました!
それではまた次回お会いしましょう。
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