【ハナヤマタ】運営者激推し! アニメーション監督・いしづかあつこさんが手掛けた作品(2)【クリエーター】

皆さんこんにちは､懲りないトモです｡

今回は私が敬愛するアニメーターさんのひとり､

見るものの琴線に触れる繊細な描写を表現する能力を備える

アニメーション監督として活躍中の

いしづかあつこさん

が手掛けた作品をご紹介をさせていただきます｡

現在公開中の『グッバイ､ドン・グリーズ!』も

世に放ったばかりのいしづか監督｡

そんないしづか監督作品のおすすめとして

今回取り上げていくのは

ハナヤマタ

5人の女子中学生のよさこいを通した青春を描いた本作も

降りかかる苦難や葛藤に立ち向かう姿が心動かす作品に仕上げられています｡

これより少し深堀りしながらご紹介させていただきますので

最後までお付き合いいただければ幸いです^^

では参りましょう!

共に目標へと向かっていくことの尊さ

物語の始まりは運命の出会い｡

普通を自負しながらも変わりたいという思いを抱く女の子・関谷なる｡

おとぎ話に出てくるヒロインに憧れながら

自分の変わるキッカケを待つ消極的な日常を変えたのが

妖精と見紛うほどの雰囲気を纏った少女・ハナ｡

劇的な出会いを果たし､『一緒によさこいしませんか?』と誘われたものの

当初は物怖じしていたなる｡

しかし一生懸命なハナと関わりを深めていくうちに

次第に前向きによさこいと向き合うようになります｡

真っ直ぐな思いは更に伝播していき､

最後には『ハナヤマタ』の5人がチームになっていきますが

その過程を見進めていくと

『仲間と共に同じ目標を目指すこと』

その尊さを感じられるストーリーに浸れることでしょう｡

変わることの恐怖と葛藤

ハナの出現で今までの日常が変わっていくなる｡

その変化に一番戸惑う人物はなるの友達である少女・笹目ヤヤ｡

今までは一番近くにいた存在が

自分の知らない遠くに行ってしまうことに

焦燥感を抱いたヤヤは素直に応援することができずにいた｡

変わることを望むなると変わることを拒むヤヤは

互いを思い合いながらも衝突してしまう…｡

この話の結末はここでは伏せておきますが

作品全体を通して現状から脱却するための

変化と挑戦に対しての恐怖や葛藤を描いたシーンが

多く盛り込まれています｡

人間は心理学における『損失回避性』と呼ばれる

現状維持バイアスという性質を持っているので

変化を嫌う行動は素直な反応と言えるでしょう｡

ただ挑戦はその成否に関わらず

経験という貴重な財産をもたらしてくれます｡

そういった経験を得ることの重要性を訴える

メッセージも込められているように感じますね｡

すれ違っても互いを思いやる心

挑戦することの大切さを説いている作品ですが

その先に待っているのは栄光ばかりではありません｡

ヤヤは自身が所属する音楽バンドが解散するという

結末を迎えてしまいます｡

よさこいという打ち込むものに出会ったなる｡

打ち込んでいた音楽を失ったヤヤ｡

対象的な立場となってしまった二人は

次第にすれ違っていくことに…｡

衝突し距離が生まれてしまった二人…｡

しかし心は互いを思い合って近くに寄り添っていた｡

塞ぎ込んでやさぐれていたいたヤヤも

なるたちよさこい部のメンバーとの交流で

少しずつ心の傷を癒やすことができました｡

友達に救われたヤヤのその後は

作品を見てお楽しみいただければと思います^^

といったところで今回はいしづか監督の携わった作品から

『ハナヤマタ』をご紹介させていただきました｡

本記事で触れていないところでも

心動かされるシーンが多数用意されているので

是非とも本作をご覧いただければ幸いです^^

そして現在公開中の映画､

『グッバイ､ドン・グリーズ!』も

合わせてチェックしていただけると嬉しいです｡

私も見てきましたが綺麗な作品に仕上がっていて

いしづか監督の色が惜しみなく出ていましたので

是非劇場でお楽しみください^^