【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs福島ユナイテッドFC【2025・明治安田J3リーグ第27節】● 2-4

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

今回お送りするテーマは…

 

2025・J3リーグ第27節

福島ユナイテッドFC×カマタマーレ讃岐

 

福島讃岐

 

こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。

 

第26節・奈良戦では立ち上がりからボールを握り

敵陣に押し込みながら先制する理想的な試合運びを見せるも

選手交代でギアを上げた相手に逆転を許すと

その後も軽率な失点を重ね追い上げも及ばず敗れた讃岐。

 

 

得点力の向上は結果に現れているものの

ミスが絡んでいる失点の取られ方には問題があり

特に勝負どころの後半にバランスを崩す傾向は

あまり良い印象が持てず疑念が残るポイントです。

 

勝敗を左右する終盤のリスク管理という課題に対し

このままの丁半博打を続けるのか

傷口を広げないために妥協を許容するのか…

ベンチの思惑は如何に。

 

対する福島は昨季から継続する細かいパスワークを武器とする

アタッキングフットボールを一貫しているなかで

今季は失点が先行し得失点の見栄えは悪いものの勝ち点は伸ばし

トップハーフに位置づけて前節も鳥取相手に劇的ゴールで競り勝っています。

 

 

プレーオフ進出、更に上の自動昇格圏を射程に入れるためにも

大事な終盤戦で下位チームを相手に取りこぼしは禁物で

ホームの歓声を背にここで躓くわけにはいかないでしょう。

 

残留を目標にチームの立て直しを図る讃岐と

昇格を視野にラストスパートを仕掛ける福島の

それぞれに譲れない思いが交錯する一戦は

どのようなラストが待っていたのか…。

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

では参りましょう!!

 

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【試合前の所感】

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

讃岐は金監督体制で構築している【4-4-2】をここでも継続。

 

前節で失点シーンに関与し交代していた井林選手を始め

固定化されていたメンバーに調整が入り

最近出番に陰りが見えていた林田・岩本・森の各選手が

久しぶりにスタートから出場となっています。

 

チームの方針に大きな変化はないように思われるので

純粋に求められる役割を果たし

自身をアピールし序列を上げていってもらいたいところ。

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

一方の福島は開幕から不動の【4-1-2-3】を採用。

 

センターレーンにゲームメイク能力の高い選手を置き

細かいパスワークで中央を切り崩すパターンを主軸に

個人技で勝負できる両ウイングの持ち味も活かす

攻撃に特化した戦術は相手にとって脅威。

 

その特徴をフルで発揮するためにも

自分たちでボールを保持する展開を作り出し

自慢の攻撃力でピッチを制圧したいはずです。

 

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【試合回顧・前半】

 

引用元:Football LAB

 

立ち上がりにペースを掴んだのは讃岐で

後方からのビルドアップで福島の前プレを飛び越すような

ミドルパスを多用し相手陣内に供給すると

4バックで埋めきれない幅を使って横展開からチャンスを創出。

 

 

前からのプレスに人数を掛けやすい福島のシステムに対し
自陣での繋ぎを飛ばしてミドルサードへ送るパスを多用し
中盤(赤線間)で納める狙いの讃岐。

 

ここで溜めを作る間に攻撃の陣形へと可変し
4バックの脇に空くスペースに入ってくるサイドバックを使いながら
チャンスシーンをクリエイトしていくが
ゴールネットを揺らしたシーンではオフサイドの判定に泣く。

 

得点には結びつかないものの

攻撃が機能しポゼッションを握って健闘していた讃岐でしたが

序盤では捕まえられていた福島の細かいパスが繋がり始めると

内側に絞ってベタ引きする守りの時間が増えていきます。

 

カウンターが打てるような奪い方にはならずとも

フィニッシュまで作らせず跳ね返す粘りの守備を見せていましたが

この試合で初めてと言っていいサイドを経由したアタックに

ディフレクトしたボールの処理を誤りオウンゴールを献上…。

 

 

アンラッキーな部分があったとはいえ

またしてもミスが失点に直結してしまい

福島を枠内シュート0に封じながらビハインドを負う理不尽な現実に

重苦しい雰囲気でハーフタイムへ向かう讃岐イレブン。

 

スタッツ

引用元:スポーツナビ

 

後半の戦い方に課題を抱えている今の状況を覆して

逆転に結びつける方策は残されているのでしょうか。

 

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【試合回顧・後半】

 

引用元:Football LAB

 

前半終盤の流れを引き継いだような

福島がじっくりボールを握る展開で始まった後半ですが

讃岐はこの試合で狙っていた自陣からのミドルパスで好機を呼び込むと

川西選手のタイミングとコースに技術を感じるショットでタイスコアに戻します!

 

 

あまりゴールを期待できるようなシーンにはなっていませんでしたが

これを決めてくるあたり千両役者だなと思わせてくれます(笑)

 

ただこれを活かしきれないのが下位に沈むチームの性か

今季苦手としているコーナーキックの守備で

無警戒だったショートコーナーを使われボックス内の陣形を乱されると

クロスボールにフリーの状態で合わされキーパーはノーチャンスの失点。

 

 

ほんの5分ほどで反撃ムードを潰され

その後も攻められ続ける流れが続きますが

ここは飯田選手が3本ほど持ち味のシュートストップで凌ぎ

スコアは僅少差のまま何とか耐えます。

 

するとサイドバック脇のオープンスペースを経由した攻撃で

内田選手が入れたグラウンダーのクロスに後藤選手が合わせたボールが

ディフェンダーに当たると悪戯な軌道でゴールに吸い込まれ

讃岐にとってはラッキーな同点弾がまたも決まりました。

 

 

これで運を味方に付けたように映る讃岐はラストピースに

サイズのあるサイドバック・宮市選手を投入し

そこをターゲットにしながら逆転へのシナリオを描きますが

激動の最終盤を制すことになったのは福島でした。

 

押し込んでいる状況で攻守が反転するとスルーパスを差し込まれ

センターバック2枚しか残っていない讃岐陣内に突撃してきた

福島の3トップへの対抗手段は残されておらず

森選手にフィニッシュを撃ち抜かれ万事休すの決勝点を被弾。

 

 

終いには物議を醸す微妙な判定が絡んだ

絶望的なダメ押し点も許し痛すぎるしっぺ返しを食らい

そのまま試合は幕を閉じました。

 

※リスタート時の壁に関しては異論もありますが

讃岐のクイックスタートと判断されてプレーオンになったのであれば

それなりに説得力のある理由なので明らかな誤審にはあたらないでしょうし

軽率な選択をしてしまった自分たちを律するべきかなというのが個人的な見解です。

 

 

 

スタッツ

引用元:スポーツナビ

 

スコアの推移を見れば勝てた可能性もある惜敗という印象ですが

フルタイムを見返すとやはり反省点のほうが多く

シーズンの佳境を戦っていくには心許ない内容に感じました。

 

危機感や焦燥感は拭えないまま苦しい状況が続くと思いますが

どうにかこの難局を乗り越えて欲しいと願います。

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第27節・vs福島ユナイテッドFC】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

相手のストロングを消しに行く守備面のアプローチが機能していただけに

先行される展開になったのは痛かったですし

プランを捨てて反撃に出て形はどうあれ2点返したことをプラスに捉えたいですが

どうしても失点の内容の悪さに不安が残ります…。

 

ですが金監督はおそらく失点上等と覚悟を決めてチームを作っているはずなので

同じビジョンを共有するためにも

私自身もう少し寛容な姿勢を身に着けねばなと自戒します^^;

 

連敗を喫しビハインドメンタリティの発揮が求められる状況で
対戦相手に迎えるのが【SC相模原】

 

引用元:Lemino

 

基本的には5バックに可変するブロックを築き

ロースコアで粘り強く戦うチーム。

 

攻撃は両サイドを使いながらクロスボールを配球し

ゴール前へ詰め寄るパターンを軸とし

守から攻へのトランジションを素早く行う

ファストブレイクも機を見て繰り出してきます。

 

前節は岐阜を相手に0-5とらしくない大敗を喫していますが

そういったスコアを欲張れる相手ではないので

勘違いせずに万全の準備を整えておきたいところ。

 

(シュタルフ監督曰く大敗に至った理由は

複合的な要因が絡み合った結果という至極真っ当な分析でしたが

ジャッジに対してはヒートアップし『見えないんだったら裁くな』と吐き捨てる一幕は

共感する部分がありながらもあまりに暴論すぎて笑ってしまいました^^;)

 

 

こういった目に見えて失敗を犯した試合の後は

より一層気を引き締め直して来ることが予想されるので

やりづらさはありますが呑まれることなく

むしろ触発されるくらいに高ぶってもらいたいですね!

 

精神論でまとめるのは私自身あまり好きではありませんが

ここはもう気持ちひとつで勝ち負けが変わるんだくらいの意気込みで

熱くプレーする姿を見せてくれることに期待を寄せて

本稿を結ばせていただきます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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