【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsFC琉球【2025・明治安田J3リーグ第24節】△ 1-1

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

今回お送りするテーマは…

 

2025・J3リーグ第24節

FC琉球×カマタマーレ讃岐

 

琉球讃岐

 

こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。

 

第23節・岐阜戦は4バックにシステム変更を実行し

得点を奪うという意思をチームに根付かせる改革に着手したが

反作用で緩んでしまう守備面の課題が目立ち苦戦する流れが続くも

気持ちの入った泥臭いプレーで負けを回避した讃岐。

 

 

シーズンも半ばを過ぎ他のチームは完成度が上がっているなかで

再度作り直す判断は覚悟が必要な大博打となりますが

不慣れでおぼつかない動きが見られながらも

難題へと挑戦することが選手のやる気に寄与しているように感じられました。

 

J3残留を至上命題として託された金監督のマネジメントは

今後継続的にチームの士気を上げていけるのかどうか

その過程には非常に興味を惹かれます。

 

対する琉球は一時最下位を経験するなど序盤に躓いてしまうも

苦しみを味わいながらも積み上げてきたポゼッションサッカーが根付き

上昇気流に乗った印象を持たせる結果を残し

前節も松本を相手に1万人の観衆を集めたアウェイ戦で勝ち点を獲得。

 

 

苦難を乗り越え作り上げた攻撃的なサッカーを

昨季チームを率いた金監督の前で見せつけて

この勢いをさらに加速させたいところでしょう。

 

立て直しを図り基礎工事に着工中の讃岐と

建て増しで完成度を上げたい琉球…

異なる事情を抱えながらも互いに必要な

勝利という資材を手に入れたのはどちらだったのか。

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

では参りましょう!!

 

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【試合前の所感】

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

讃岐は前節から採用する【4-4-2】を継続。

 

1トップ2シャドーが想定される相手に対し

センターバック2枚でどう封じていくプランなのか

経過を見ながら探っていきたいポイントです。

 

前節に脳震盪の疑いで退いた後藤選手が外れ入れ替えとなった最前線の顔ぶれや

内側に絞ってのプレーも要求されるようになったサイドハーフも

適任者を求めて発掘作業が続いている様子で

我こそはと名乗りを上げる存在の出現が待たれます。

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

一方の琉球は確立された現状の最適解とされる【3-4-2-1】を採用。

 

センターバックやウイングバックに攻撃参加を促す

左肩上がりの特徴的なビルドアップで相手を翻弄し

ボールを主体的に握りながら主導権を奪い切りたいところ。

 

直近5試合で4得点の高木選手や3得点の富所選手など

結果を残すフィニッシャーへ繋ぐ導線を切り拓いてくるはずです。

 

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【試合回顧・前半】

 

引用元:Football LAB

 

立ち上がりからボールを持ちながら

攻撃ルートを探る琉球に対し

讃岐は序盤サイドハーフが前プレに加わり

ビルドアップを阻害していく構図。

 

ハイラインハイプレスの積極的守備に押され

なかなか自陣からボールを出せない琉球は攻めあぐね

リズムを生み出せない時間帯が続きますが

讃岐もこの機を活かし切るには至らず。

 

少しずつ讃岐のプレッシャーの効果が薄くなっていくと

琉球は曽田選手が落ちることで数的不利を解消し

ボールを円滑に回しながら試合を進めていけるようになると

前進守備シフトを敷いていた上野選手の裏を狙われピンチに。

 

 

曽田選手が降りる動きに近くにいた上野選手が
マークしつつポジショニングを前に移すとスペース(赤枠)が空き
岩本翔選手が反応し抜け出すと高木選手のフィニッシュへと繋がる。

 

附木選手がカバーリングしたことで高木選手はマークが外れ
フリーでシュートチャンスを迎えるがミスショットとなり
讃岐としては事なきを得るが完璧に崩された危険なシーンだった。

 

琉球の流動的なポジショニングが捕まえきれず

ボール奪取のままならない讃岐はポゼッションを握られ

組織としては自陣に下がっての苦しい対応になってしまいましたが

個人では上野選手が突破して決定的なラストパスを送るシーンを創出。

 

中で待つ牧山選手が合わせきれずこの頑張りが

ゴールという成果に結びつかなかったことは痛恨でしたが

スコアの上ではイーブンの状態で勝負は後半に持ち越されます。

 

内容面では次第に受け身に回ってしまい

苦しんでしまった問題点をどう修正していくのか…

ここから勝利するために講じるベンチの策はいかに。

 

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【試合回顧・後半】

 

引用元:Football LAB

 

前半にポゼッションで圧倒された讃岐は

川西選手が降りてリンクマンの役割を担い

攻撃を組み立てていく形を増やしていきます。

 

 

川西選手がポジショニングを下げてゲームメイクする際に
サイドバックが高い位置を取りサイドハーフが内に絞る
【2-3-4-1(2-1-4-3)】の形へ可変し敵陣へ人数を送り込む讃岐。

 

攻撃に枚数を割くため厚みは出る一方で
トランジションが起きた時には全力のプレスバックが求められる戦術。

 

攻撃面のテコ入れを図った讃岐でしたが

苦手としているセットプレーの守備に回ったシーンで

僅かな隙間を縫うミドルシュートを突き刺されビハインドを背負います。

 

 

スコアが動いたことにより

琉球はペースを落とし【5-4-1】のローブロックを軸に

ガードを固めてロングカウンター狙いにシフト。

 

ゴール前のスペースは埋められている状況が続いたなかで

讃岐は少し遠目のバイタルエリアから西丸選手らが打っていくことで

ネットを揺らそうと試みますが及ばずに時間が経過していきます。

 

このままゲームセットかという雰囲気も漂い始める局面でしたが

琉球は最終盤に石浦・浅川といった新加入の攻撃的な選手を送り込み

トドメの一刺しを狙うような意図が感じられるベンチワークを見せます。

 

追加点を取りに行く構えでハイプレスを仕掛けた琉球でしたが

ボールを奪いきれずに手薄になった最終ラインへボールを運ばれると

反応速度で勝る讃岐の走力に飲み込まれて上野選手の一振りに陥落。

 

 

状況を考えると琉球のアプローチは不用意に思えましたが

この試合単体ではなくプレーオフ進出を見越してということであれば

必要なチャレンジと評することもできますし

外野からは測れない判断材料があってのことでしょう。

 

反対に讃岐はチャンスが転がり込んできたとはいえ

直前にオフサイドで取り消された幻の同点弾を精神的に引きずることなく

土壇場でゴールを奪えたことはまさに値千金で

最後まで走り切った頑張りには頭が下がります^^

 

新しいスタイルを構築し始めて日が浅く

全体を見れば不安定さが露呈するシーンは散見されますが

慣れが無くなったことで刺激を受け伸びている側面もあり

期待感は高まっているように思います。

 

この感覚が間違いではないと証明してくれる戦いを

今後も見せてくれると信じたいですね!

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第24節・vsFC琉球】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

4バックはオプションのひとつとして

慣れ親しんだ3バックと併用していくのかとも考えられましたが

相手に拘らず使っていくのが今後の方針になりそうです。

 

ここ2試合は続けてビハインドの展開になってしまっているので

リードを持っている際にどういった挙動になるのかは読めないですが

少なくとも点を取りに行くという目的においては現状の最適解に思えます。

 

今までであれば両方とも落としていたであろうゲームを

結果として引き分けに持ち込めている事実があるので

チームは自信を深めて次へとマネジメントして欲しいですね!

 

このタイミングで対戦相手に待ち構えるのは【ザスパ群馬】

 

引用元:Lemino

 

リーグの中でも突出したポゼッションへのこだわりを見せるチームで

平均でも60%に迫る数字を記録しており

セーフティーリードを奪って守備固めで逃げ切りを狙うような展開以外では

より長くボールを握るのは群馬になるだろうと予想されます。

 

琉球相手には前からのプレッシングを強めていましたが

それを剥がすパスワークの精度は群馬のほうが高そうなので

ミドルブロックを敷き中盤から自陣にかけてのエリアを固めて

裏返していくカウンター狙いが無難な選択かと思います。

 

ボールを持たれる展開に焦って乱れてしまうようなことは避け

辛抱強く勝ち点を手に入れてくれることを信じて

本稿を結ばせていただきます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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