【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs高知ユナイテッドSC【2025・明治安田J3リーグ第21節】● 1-2

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

今回お送りするテーマは

 

2025・J3リーグ第21節

カマタマーレ讃岐×高知ユナイテッドSC

 

讃岐高知

 

こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。

 

第20節・栃木SC戦は監督を解任し不退転の覚悟で挑んだ一戦で

早い時間帯でビハインドを背負う数々見てきた負けパターンの展開から

自発的なビルドアップと球際の激しさで得点への意欲が強調されたプレーを見せ

それが結果にも表れゴールラッシュで逆転劇を演じた讃岐。

 

 

チームのパワーバランスが変わったことによる効果が

まず幸先良い形になったことは喜ばしいですが

一過性の爆発で終わってしまっては価値が薄れてしまうので

好循環が生み出せるか否か、ここは大事な局面となります。

 

対する高知は秋田監督がパワハラの疑いで休養という

クラブ内の統制に不安が生じるている渦中で

神野ヘッドコーチが暫定指揮を取る前節は金沢を相手に

後半中盤過ぎまでリードされながらもしぶとく追いつきドローで決着。

 

 

ボールを保持せずロングボールやリスタートで出力を上げる

フィジカル重視のスタイルが洗練されているチームが

得点源の小林選手と先導してきた秋田監督という屋台骨を続け様に失い

正念場を迎えているなかでも自分たちの価値を示したいところです。

 

リーグ戦前期と天皇杯での対戦成績は1勝1敗と五分で対峙する

今季最後のダービーマッチ・土讃戦はどちらが制し

高らかな勝鬨を上げることになったのか…。

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

では参りましょう!!

 

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【試合前の所感】

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

讃岐は新監督就任後も継続して【3-4-2-1】をここでも採用。

 

メンバーも前節途中交代の河上選手と

出場停止明けの内田選手の入れ替えに留め

流れを汲んでパフォーマンスを維持したいところ。

 

控えには仙台からローン移籍で加入の西丸選手も名を連ねており

プロスペクトのリーグ戦デビューにも期待がかかります。

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

対する高知もシステムは据え置きの【3-1-4-2】でスタート。

 

このチームの鍵を握る重要なポジションとなる2トップは

序列上位と目される新谷・東家コンビをベンチに置き

内田・杉山の両選手を抜擢。

 

フレッシュなユニットによる新味に期待しつつ

選手交代でギアを上げる余力も備えて

タフな真夏の消耗戦を一丸となって挑みます。

 

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【試合回顧・前半】

 

引用元:Football LAB

 

試合は想定通り讃岐がボールを持つ時間帯が長く

序盤の入りは高知の守備対応がハイプレスでハメに来ていましたが

次第にペースを緩め自陣に引き込むローブロックへとシフトします。

 

これによって試合展開が硬直化し

双方なかなか攻め手がない状況が続きますが

讃岐はボランチ2枚がバランサーとしてビルドアップに加わり

藤井・附木の両選手がフリーランニングする左肩上がりの変則システムを実践。

 

 

岩本選手が降りることでビルドアップに加わり
附木選手・藤井選手が位置を上げることにより
擬似的な【3-1-4-2】のような形へと可変する讃岐。

 

前線にサイズのあるキャラクターが居ない布陣なので
このスライドによりギャップが生まれるマッチアップに変化。

 

川西選手・木許選手らアタッカー陣も間で受けに行く動きを見せ
高知の最終ラインをおびき寄せる前節上手く行ったパターンも
選択肢のひとつとして同時に狙っていく算段。

 

結果として遅攻は不発に終わるも

二の矢として狙っていたディフェンスラインの背後を

巧みなトラップで奪い切るストライカーの個人技でスコアが動きます!

 

 

フィジカル・スピード・スタミナといった

アスリート能力には流石に陰りが見える年齢になっても

錆びつかないテクニックでこうして唸らせてくれるから

川西翔太はやめられないと改めて惚れ直す一発でした^^

 

今季先制した試合は4勝2分と負け知らずであることに加え

ボールを保持しながらの戦いに不慣れな高知という図式は

データや状況的にかなりの優位を保つシチュエーションで

前半を終えることに成功した讃岐。

 

高まる機運をフイにすることなくしっかり掴みきれるかどうか…

火花散る隣県対決は雌雄を決する後半へと向かいます。

 

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【試合回顧・後半】

 

引用元:Football LAB

 

後半の立ち上がりは高知がポゼッションを握る

想定通りの展開でしたが

個人技を交えて出力を上げた攻撃に押され

ボックス手前でフリーキックを与える警戒すべきシーンが発生。

 

私の観戦位置からも右足で直接狙えるような壁の作りに見え

蹴る前から何となく嫌な予感はあったのですが

残念ながらそれが当たってしまうことになります。

 

 

中で動いてシュートコースを塞ぐイメージは描いていたのでしょうが

それをすり抜けてゴールへと吸い込まれていくキックが決まり

早いタイミングで讃岐はアドバンテージを失うことになりました。

 

 

これに気落ちした部分は少なからずあったはずの讃岐は

重心が自陣に寄ってしまいスローインやコーナーキックといった

高知の得意とするリスタートを与えてしまうシーンが増加。

 

一本キレイに裏返してゴールネットを揺らしましたが

オフサイドを取られぬか喜びに終わってしまい

皮肉にも引いてしまう流れに拍車をかける一因に…。

 

ここで風向きを変えたのが加入したばかりでありながら

早速ピッチに立った西丸選手のパフォーマンスで

前線で収めるキープ力とアジリティの高さでマークを剥がす突破力が

挨拶代わりには十分過ぎるインパクトを披露しチームを鼓舞します。

 

互いに縦へ早く運びインプレーで一連の流れから崩しを狙う讃岐と

リスタートから混戦を制そうとなだれ込む高知の熱い攻防で

勝負を決める一撃となったのはこのプレーでした。

 

 

終盤に勝ち越し頭一つ抜け出した高知は

【5-4-1】でリトリートして逃げ切りの構えを取り

讃岐も玉砕覚悟の前傾姿勢で攻め入りますが

渾身の一撃はポストに阻まれDOGSOで退場者も出すほろ苦い結末に。

 

力のあるチームなら勝ち切れる試合だったと思いますが

自分たちの未熟さはまだ拭いきれていないことを思い知らされる

痛恨の逆転負けとなってしまいました。

 

この経験を明日へのエネルギーに変えられるような

逞しいチームに育ってもらうためにも

悔しさを噛み締めて次へと気持ちを切り替えていきたいですね。

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第21節・vs高知ユナイテッドSC】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

同じ四国で戦うライバルに先輩としての威厳を見せたかったのですが

背景が描かれた勝ち負け以外の感情が乗る試合では

すこぶる勝負弱さを見せてしまうのが讃岐らしいというか…。

 

それもまた御愛嬌と笑って受け入れられるような

心の余裕を出していくためにも

居心地の悪い順位から早く脱したいですね…^^;

 

ここでの躓きをリカバリーしておきたい
次節に対するのは【FC大阪】

 

引用元:Lemino

 

フィジカルで押してくるパワフルなスタイルは

今節後塵を拝した高知をブラッシュアップしたようなイメージがあり

正直あまり相性が良いとは言えないチームです。

 

前期の対戦でもコーナーキックから2発を叩き込まれるなど

リスタートの対応を苦手としている讃岐にとってはかなりの難敵…。

 

 

ただ直近は失速傾向にあるのが懸念点で

相手のミスに付け込みたいタイプのチームだけに

勢いに陰りが見える状況は不安材料になるでしょう。

 

守備は球際への寄せが激しい一方で背後は空きやすいので
前線で相手を引き付けられるプレーヤーは配置しておきたいところ。

 

 

攻撃は鋭いカウンターを武器にしている反面で遅攻はもたつく感があるため
ボールロストしたあとのプレスバックは徹底し
速攻に対するケアは重点的に仕込んで戦いに備えて欲しいですね。

 

 

屋島での合戦で敗れた雪辱を果たして

気分良くサマーブレイクに突入できることに期待して

本稿を結ばせていただきます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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