【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsヴァンラーレ八戸【2025・明治安田J3リーグ第13節】◯ 2-1

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

 

今回お送りするテーマは

 

 

2025・J3リーグ第13節

カマタマーレ讃岐×ヴァンラーレ八戸

 

讃岐八戸

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

第12節・高知戦ではボールが頻繁にタッチラインを割り

プレーが途切れるぶつ切りの展開で膠着状態が続くも

先に仕掛けた相手の攻勢を交わし逆に裏返すスルーパスが決まり

結果的に2ゴールを奪っての快勝となった讃岐。

 

 

 

 

中2日の過密日程と3連敗中という心理的なプレッシャーで

少なからず動きが重くなっていた部分はあったはずですが

初対戦に湧いた土讃戦で逆境を乗り越える白星を手にして

ここから再起を目指していきたいところです!

 

 

対する八戸は持ち前の走力を武器に堅実なスタイルは維持しながら

新戦力も早々にフィットさせた石﨑監督の手腕が光り

開幕からここまで常に接戦を演じ勝ち点を重ね

前節も旋風を巻き起こしている栃木Cを相手に一歩も引かぬドロー決着。

 

 

 

 

直近は4戦連続無失点と充実している守備力を軸に

ここでも結果を残し上位の座を守りたいと意気込んでくるはずです。

 

 

堅守と献身性が持ち味の両軍が繰り広げるハードワーク対決は

どちらが制することになったのか…。

 

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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【試合前の所感】

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐はこれまでのベースを継続する【3-4-2-1】でスタート。

 

 

最終ラインは前節の高知戦のメンバーを維持したことで

左合選手を今季初めて左ウイングバックに置く布陣で挑みますが

これまでと異なる役割をこなせるかどうか注目。

 

 

前線にはホットラインを築きつつある大野・森川コンビに

最近再び出場時間を伸ばしている後藤選手を組み合わせることで

どういった化学反応が起こるのか期待して見たいユニットです。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

一方の八戸も今季不動の【3-1-4-2】をここでも採用。

 

 

出場メンバーもほぼ固定化されているレギュラー組が揃い

連携面の不安は心配する必要がなさそうです。

 

 

裏を返せば手の内が明らかになっていて新味に欠ける布陣と言えるので

叩き込まれた完成度を武器に相手をねじ伏せたいところです。

 

 

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【試合回顧・前半】

 

 

引用元:Football LAB

 

 

試合序盤はボールを保持する讃岐に対して

全体が連動するプレスで圧縮して奪いに来る八戸の構図。

 

 

ボールホルダーに対して激しく寄せてくるプレスを

極力自陣まで引き込んでディフェンスラインの裏を狙うことで

オフサイドラインを巡る攻防も見られていました。

 

 

 

ボールホルダーに対してダブルチームでプレスに行けるほどまで
距離を詰めて圧縮したオーバーロードを生み出す八戸の守備。

 

讃岐は狭いエリアでキープすることによって相手をおびき寄せ
スペースになっている逆サイド(青枠)
ディフェンスラインの裏(赤枠)への展開を狙い
互いにリスクを負う緊迫の鍔迫り合いに。

 

 

オフサイドを取られたりキーパーに処理されたりと

上手くいかないシーンもありながらトライを続ける讃岐は

大野選手が抜け出したことで得たコーナーフラッグ付近のフリーキックから

ゴール前の混戦で放たれた咄嗟のバイシクルシュートで先制に成功します!

 

 

 

 

充分な実績を引っ提げて加入しながらここまで不発が続いていた

後藤選手の独創的な感性が表現された待望の今季初ゴールが飛び出し

讃岐が先手を奪い試合を進めることになります。

 

 

スコアの変動により今度は八戸がポゼッションしながら

攻撃を組み立てる形に流れが変化していきます。

 

 

セカンドトップに入っていた中野選手が下がってビルドアップに加わり

讃岐のウイングバック裏(センターバック脇)を狙うロングカウンターを打つと

ボックス内へ上げられたアーリークロスのクリアが甘くなったところを詰められ

僅か8分ほどでリードは無くなりタイスコアに戻ってしまうことに。

 

 

 

 

今季初のウイングバック起用となった左合選手にとっては

いつもと違うタスクに対応しきれず

悔しさの残る失点になったかもしれません。

 

 

こうなると勢いに乗る八戸にチャンスが続きますが

勝ち越しは許さず反撃の機会を伺う讃岐が

38分頃に自陣からのリスタートを機にポジションチェンジ(※)を行い

それが即座に活きてPKのビッグチャンスを掴みます!

 

※【左合/左WB→右CB】・【内田/右CB→右WB】・【河上/右WB→左WB】にスイッチ。(敬称略)

 

 

ポジションを移した内田選手のオーバーラップから放たれた

グラウンダーのクロスに反応した大野選手が倒され得たPKで

自らキッカーに名乗り出ましたが

この千載一遇の決定機を八戸の守護神・大西選手がストップ。

 

 

これで八戸が再び勢いづく燃料を手にしたかに思われましたが

その流れで得たコーナーキックの二次攻撃で

誰も(恐らく打った本人も^^;)予想していない附木選手のミラクルボレーが突き刺さり

讃岐がまさかのタイミングで勝ち越しに成功します!

 

 

 

 

八戸の積極的なプレッシングを分析し

攻撃に繋げる引き出しを多く用意してきたことが功を奏し

前半をリードする形で折り返した讃岐。

 

 

まだまだ予断を許さない接戦をどう乗り切っていくのか

互いに交代カードで戦況を変える機会は残されているだけに

ここからのゲームプランにも注目です。

 

 

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【試合回顧・後半】

 

 

 

引用元:Football LAB

 

 

ハーフタイムの交代で左合選手に代わり藤井選手を入れたことで

ポジションを入れ替えていた内田・河上の両選手を

試合開始時の位置に戻して始まった後半。

 

 

讃岐がプレスを控え【5-2-3】のミドルブロックを構えることで

八戸がボールを握りながら試合を運ぶ流れで推移していきます。

 

 

八戸は3枚替えを行うことで中盤の並びに変化を加え

讃岐の守備に対しミラーゲームの構えを取り

マンツーマンの形からボランチがフォローに動いて

サイドで数的優位を作りだしていきます。

 

 

 

中盤の底を2枚に増やすシステム変更によってミラーゲーム化させた八戸。

 

サイドで対峙した際にボランチが加勢することで
2対1の局面を作り崩して進んでいき
ボックス内に多数のフィニッシャーが待ち構える(青枠)といった
局面も出てくるなどチャンスの形は作れていた。

 

 

ただ左サイドからの迂回ルートは

ウイングバックに渡った時にマッチアップする高橋選手が

素早いチャージで芽を摘んでいたのが印象的で

良い意味でこれまでのイメージが覆されました^^

 

 

最終盤はより顕著に讃岐が閉じ籠もり

パワープレーを受ける格好になったため

見ている側としてはヒヤヒヤしていましたが

最後まで我慢し続けリードを守りきってタイムアップ。

 

 

シチュエーションに沿ったゲームメイクをチーム一丸で遂行し

難敵に競り勝ち今季初の連勝を飾った会心の一戦でした!

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第13節・vsヴァンラーレ八戸】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

守備の組織構築が優れているチーム同士の戦いだったので

やはりリードしているほうが強みを発揮できる展開になったゲームでした。

 

 

僅差の一戦で勝敗を分けた要因のひとつは

讃岐の選手がより監督のオーダーに応えたという点でしょうか。

 

 

攻撃面で特徴を出せるタイプであるはずの内田・河上・高橋(※敬称略)らが

一定水準のディフェンス能力を兼ね備えて試合に出てくるようになったのは

米山カラーに染まってきた証拠かもしれません(笑)

 

 

この後に行われる天皇杯1回戦でも各自のアピール合戦が続いて

チームの戦力が厚くなってくれれば嬉しいですし

欲を言えば勝ち進んでJ1クラブとやりたいですね^^

 

 

天皇杯を挟んで次節に対戦するのが【栃木SC】

 

引用元:football-emblem

 

 

昨季はJ2で戦いながらも降格の憂き目に遭い

2017年以来のJ3参戦となったチームは

ここまで守備に比重を置いたスタイルで讃岐と勝ち点は同数。

 

 

システムも【3-4-2-1】を採用しておりミラーゲームが予想される相手は

前からプレスでハメに来るのではなくブロックを固めてじっくり守り

ピンチを未然に防ぐ辛抱強さが指標にも表れています。

 

 

その一方リーグワーストの8得点(約0.6得点/試合)と攻撃は手薄なイメージですが

ウイングバックに突破力のある選手がいるので

ドリブルやスプリントなど仕掛けられた時に置いていかれないよう

しっかりと捕まえておきたいところ。

 

 

お互いが相手に攻めてきて欲しいタイプのチームなので

スコアが動くまでは睨み合うテンポの遅い流れになりそうですが

焦れてバランスを崩すと失点の危険性が高まってしまうため

仕掛けどころは終盤まで我慢するのが無難な判断でしょう。

 

 

もしかするとまたミラクルゴラッソが飛び出す可能性もゼロではないので

セットプレーのチャンスではノッている選手をゴール前に集めたいですね^^

 

 

勝ち点で並ぶ相手とのシックスポイントマッチを制して

トップハーフに順位を上げる姿を想像しながら

本稿を結ばせていただきます。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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