【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs福島ユナイテッドFC【2025・明治安田J3リーグ第11節】● 1-2

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

 

今回お送りするテーマは

 

 

2025・J3リーグ第11節

カマタマーレ讃岐×福島ユナイテッドFC

 

讃岐福島

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

第10節・岐阜戦では不調に苦しむチーム同士の重苦しい展開で

再三ゴールに迫りながらもチャンスを逸していると

僅かな隙から失点を喫し試合の風向きが変わってしまい

ガッチリ組まれたローブロックを崩せぬまま敗れた讃岐。

 

 

 

 

これまでは一進一退で踏み止まっていたチームが連敗を重ねたことで

黒星先行の窮地に立たされてしまった現在の状況から

リバウンドメンタリティを発揮できるのか否か…

シーズン序盤の正念場でどのようなプレーを見せられるのでしょうか。

 

 

対する福島は昨季から指揮を執る寺田監督の攻撃に特化した方針は健在で

リーグトップクラスの得点力が変わらず脅威となっていますが

相手のプレスに捕まってしまうと守備に脆さが表れてしまい

失点も増えていく不安定な戦績が続き直近の試合もリードしながら追いつかれる結果に。

 

 

 

 

連敗の重苦しい雰囲気を変える特効薬が欲しい讃岐と

昨季シーズンダブルを許した相手へのリベンジに燃える福島の一戦は

どちらが勝利の喜びを味わうことになったのか…。

 

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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【試合前の所感】

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐は普段と変わらぬ【3-4-2-1】でスタート。

 

 

得点力不足に苦しむチームにとっては

待望の本職センターフォワードである大野選手が

開幕節以来のスタメン起用で課題解消に期待したい存在。

 

 

福島の素早いパスワークに対応すべく

アスリート能力の高い面々を揃えてきた印象ですが

それが機能するかどうかが序盤の鍵になりそうです。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

福島もシステムは据え置きの【4-1-2-3】を採用。

 

 

ミッドウィークに延期となっていた沼津戦を消化し

体力面の懸念は気がかりな状況でしたが

ほとんどメンバーを入れ替えることなく揃えてきたことは

讃岐に対するリベンジ意識が透けて見えるでしょうか。

 

 

タレント豊富な攻撃陣の躍動する試合展開を生み出し

直接対決の嫌なイメージをここで払拭しておきたいところです。

 

 

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【試合回顧・前半】

 

 

引用元:Football LAB

 

 

立ち上がりからボールが左右する激しい流れとなり

先制点を奪われるケースが続いている讃岐にとっては

初っ端から踏ん張りどころでしたが

これまであまりやられてこなかったセットプレーから被弾してしまいます。

 

 

 

 

ゾーンで守る讃岐の守備対応をニアからの擦らしで通過させて

フリーで待つ樋口選手が合わせるというデザイン通りの形を

実戦で表現できる福島の技術的な素養の高さが見事でした。

 

 

早めにスコアが動いたとはいえ福島のスタイルであれば

まだまだ攻めてくるだろうと踏んでいましたが

【4-4-2】のミドルブロックで讃岐の攻撃を受ける構えを見せ

予想に反して安全運転に切り替えペースを落としてきました。

 

 

 

早々にリードする展開へ持ち込んだ福島は
【4-4-2】の凸型に構えるミドルブロック(赤枠)を組み
讃岐のビルドアップに対して前線のプレスは控え
相手にボールを持たせる戦い方へシフト。

 

ブロックの外側(青枠)は楽にボールが回せるので
讃岐の選手は下がってボールを貰いに来ますが
守備側が嫌がる位置で触っているわけではないので
当然効果的な攻撃に繋がるケースは稀だった。

 

 

本来であれば積極的に攻めてくるチームのはずですが

ビルドアップに難のある讃岐の弱みを突いた

巧みな試合運びだったと思います。

 

 

有効な打開策が見つからず恐れて攻めあぐねる讃岐は

カウンターに対するリスクマネジメントの甲斐あって

流れの中でのピンチは少なかったのですが

先制点と同様にコーナーキックからの失点危機は幾度か訪れます。

 

 

止める・蹴るの基本技術に長ける福島のスタイルは

ポゼッションを捨てた守備的なアプローチでも持ち味を発揮し

讃岐側から見れば失点を許しても不思議ではなかった状況でしたが耐え続けると

最終盤には気迫の込もったシュートブロックも飛び出し会場が沸きました!

 

 

カウンター主体の讃岐がポゼッション主体の福島にボール保持率で上回り

本来のスタイルからすると想定外の逆転現象が起こった歪な前半でしたが

結局良さが出たのは讃岐の守備と福島の攻撃だったので

相手の強みを潰しに行ったものの、それを消しきれなかったという印象が残りました。

 

 

リードしている福島の優位は確かですが

このまま最小得点差を維持しながら試合を進めるのは

チームの特長を鑑みても容易ではないでしょう。

 

 

相手が2点目を欲しがってくるタイミングで

持ち味のカウンターアタックを発動できるかどうかが

勝負の分かれ目となってきそうな後半…

選手の奮闘と同様にベンチの勝負勘も問われることになりそうです。

 

 

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【試合回顧・後半】

 

 

引用元:Football LAB

 

 

ハーフタイムを終えて前川選手に代わり吉田選手を投入したことで

ポジションシャッフルが行われた讃岐。

 

 

どういう配置になるのかと思考しながら観察していましたが

内田選手を右センターバック・藤井選手を左ウイングバックに据える

新しいオプションが試行される興味深い一手が打たれていました。

 

 

福島のビルドアップに対して昨季から有効な手段として機能していた

オールコートマンツーマンでのプレッシングが

交代により強度が上がり相手の攻撃を阻害するシーンが増えていきます。

 

 

 

福島のリスタートから始まるビルドアップに対して
オールコートマンツーマンディフェンスで圧力を掛ける讃岐

 

前半から狙っていた形を交代策により運動量・守備強度を上げ
より相手が嫌がるクオリティにブラッシュアップしてきた。

 

自陣での繋ぎにリスクを感じる場面では無理をせず
前線(赤枠)にロングボールを蹴っていた福島だが
コンタクトプレーでは讃岐守備陣の方に分があり
後半もボールが持てない流れが変えられず苦戦していた。

 

 

守備の機能性が上がりゲームの主導権を握りつつ合った讃岐に向かって

リードを持ちながらも引くのではなく押していく戦いを選んだ福島は

寺田監督のもと積み重ねてきた習性とも呼べるアタッキングフットボールで

最善ではなくとも自分たちの美学を貫く姿に好感と敬意を抱きます。

 

 

讃岐のカウンターチャンスが増えていく流れで

一本はファールを取られて幻に終わってしまいましたが

試合を振り出しに戻す待ちに待ったストライカーの一撃が飛び出しました!

 

 

 

 

残り時間はまだ十分に残されている状況でタイスコアに戻り

自発的なパスワークで崩しに行く福島と

ボール奪取からのポジティブトランジションが鋭さを増す讃岐の

分かりやすい対立構造による打ち合いで試合は推移します。

 

 

両チーム揃ってシュート総数が20本を越える乱打戦も

ゴールネットが揺れるシーンには繋がらず

このままタイムアップかという考えが頭をよぎる最終盤に

最初にスコアが動いたシーンと類似した形で福島が勝ち越し点を挙げます。

 

 

 

 

修正が上手くいった後半にも前半と同じようなシチュエーションに

落とし穴が潜んでいるという痛恨の一発に沈み

相性の良い相手に喫したショックの大きな敗戦。

 

 

内容は決して劣っていなかっただけに

負けたとはいえ悲観するものではないのですが

リーグ戦3連敗という結果は重く…

ここから次戦まで中2日という僅かな時間での切り替えが求められます。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第11節・vs福島ユナイテッドFC】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

見ごたえのある攻防に盛り上がれた面白い試合だったので

選手個々を見てもポジティブに振り返れる収穫も多かった一戦となり

内田選手が攻撃参加も求められるセンターバック争いに

食い込めるだけの可能性を感じさせてくれたことは明確なプラス要素でしょう。

 

 

この試合ではゲームキャプテンも任されていたので

チームから向けられる期待に応えて存在感を放ってもらいたいです^^

 

 

そしてゴールデンウィーク最終日に行われ

久しぶりに勝利の喜びに沸いた高知との新しいダービーマッチは

次週の記事で詳しく振り返っていく予定ですので

しばしお待ち下さい!

 

 

 

 

これでリーグ戦は中休みを挟むことになり

今週末には天皇杯県予選の決勝戦が行われます。

 

 

相手の多度津FCは一昨年の対戦で大勝していますが

その時の経験を踏まえると相手はまず試合を壊さないよう

ガチガチのローブロックを組んでくることが予想されます。

 

 

讃岐で長期政権を築いた実績を持つ北野誠氏が

テクニカルアドバイザーを務めるということで

この試合に賭ける並々ならぬ熱意を持って

血眼になりながら弱点を洗い出してくることでしょう(笑)

 

 

ボールを持つ時間は必然的に長くなるでしょうし

球際は激しく当たってくると想定されるので

攻め急いで変な失い方をしないことは意識すべき点かと思います。

 

 

試合間隔的にはターンオーバーの必要は無さそうですが

飯田選手や附木選手ら計算できるレギュラークラスは休養させて

少しメンバーレベルを落としてくることが予想されますので

ここで出場機会を得る選手はレギュラーシーズンへの足掛かりにしてもらいたいですね!

 

 

できればここは難なく突破して

天皇杯本戦で経験する機会を手に入れてくれるというシナリオを描いて

本稿の締めとさせていただきます。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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