【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs松本山雅FC【2025・明治安田J3リーグ第9節】● 0-2

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

 

今回お送りするテーマは

 

 

2025・J3リーグ第9節

カマタマーレ讃岐×松本山雅FC

 

讃岐松本

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

第8節・沼津戦ではヨーイドンで予想外の失策からビハインドを負い

ボールを持たされプレスを受ける難しい試合展開になりながらも

セットプレーの流れから気持ちの込もった恩返し弾で追い付き

その後は膠着した凌ぎ合いの末に引き分けた讃岐。

 

 

 

 

アウェイの連戦を共に引き分けで終えた結果は幸か不幸か…

それを確かめるためにも重要な位置づけになる

クラブにとっての天敵を迎える試合に向かいます。

 

 

讃岐にとって苦手意識の強い相手・松本ですが

今季は開幕週に試合が無く降雪の影響による中止も経験し

日程面のストレスも負担となっているのか調子が上がらず

前節の高知戦では0-5というセンセーショナルなスコアで大敗を喫しています。

 

 

 

 

傍目から見ても明らかに歯車が噛み合わず苦しんでいる様子が伺えますが

ここでカモにしている相手を叩いて自信を取り戻したいと

なりふり構わずに目先の勝利を掴みに来るでしょう。

 

 

停滞感を打ち払う価値ある一勝を手にするのはどちらのチームだったのか…

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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【試合前の所感】

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐は普段と変わらない【3-4-2-1】でスタート。

 

 

開幕から出場機会が得られていなかった岩岸選手と

ルヴァンカップ以後徐々に存在感を放っていた河上選手が

ここでようやく今季リーグ戦初スタメンの座を掴みました。

 

 

これまで重用されてきた面々と遜色ないパフォーマンスが見られれば

チームとしても選択肢が広がるだけに躍動する姿を期待したいですが

どこまでのものを示してくれるでしょうか。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

今季3バックと4バックを併用する松本は【3-4-2-1】を採用し

ミラーゲームマッチに。

 

 

週中にルヴァンカップも消化している状況も影響しての判断か

こちらは今季リーグ戦初スタメンを4名(二ノ宮・松村・大橋・田中※敬称略)抜擢し

新たな化学反応を模索している様子が伺えます。

 

 

特に中心的な存在が確立されていないディフェンス面に

ニュースターが出てくるのか否かは

今後の行く末も左右する注目ポイントでしょう。

 

 

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【試合回顧・前半】

 

 

引用元:Football LAB

 

 

試合開始からしばらくはシュートチャンスが讃岐側に訪れ

松本のセンターバック両脇が空く守備組織の穴が

この試合でも弱みとして見えており実際にそこを狙ったパスも出ていたので

試合の主導権は取れるかと思っていましたが状況は突然暗転することに…。

 

 

 

 

田中選手のフィニッシュはディフレクトしてコースが変わる

狙った形ではないはずの事故的なものでしたが

苦しむ松本にとっては大きな意味を持つ

恵みの雨と呼ぶに値する効果抜群の一撃が生まれました。

 

 

リードを奪った松本はウイングバックのポジショニングを下げて

ブロックの形を【3-4-3】から【5-2-3】気味にシフトし

守備の安定化を図って試合を進めていきます。

 

 

それに対面する讃岐のウイングバックが相手と近いポジションが取れれば

攻守が入れ替わった際に有効な駒となり得るのですが

守備時にポジショナルプレーの意識が強く下がってしまうので

なかなかカウンターに絡む役目が果たせていませんでした。

 

 

 

相手にボールを持たれているターンでは
対面のマッチアップを捨てて帰陣し
後方は【5-2】のブロックへとポジションセットする讃岐。

 

松本のキープレイヤーである菊井選手を
2対1のダブルチームでチェックする意図(赤枠)もあったのでしょうが
いざこの状況で攻守が入れ替わっても前線に人数が居ないため
速攻に移れる局面は作れず攻撃は鈍化したまま過ぎていった。

 

 

失点後も押し返すエネルギーが生み出せない讃岐は

自分たちに流れが向くまで耐え抜きたいところでしたが

セットプレーの混戦からまたしても田中選手の下に絶好機が訪れ

こぼれ球に詰められる形でダメージが広がります。

 

 

 

 

『ラッキーといえばラッキーだがいるべき場所にいられた結果』(田中選手のコメントより要約)

と語る強運を発揮し見事起用に応えた生え抜きのストライカーは

守備面でも身体を投げ出さんばかりの迫力あるプレッシングを見せ

攻守に渡りチームを鼓舞する起爆剤として機能していました。

 

 

純粋に2点を追うという相当難しいシチュエーションに陥った上に

元々ポテンシャルの高いチームがラッキーボーイの活躍で息を吹き返し

尚更ここから巻き返せるビジョンが見えてこないという

重苦しい雰囲気で前半を終える運びとなった讃岐。

 

 

現実的には長期的な視点で判断してこれ以上の無用な失点を避ける

『ダメージコントロール』に徹するべきだろうというドライな見方をしつつも

奇跡的な大逆転シナリオも心の片隅で期待する諦めの悪さも残しながら

選手たちの奮起を祈るような気持ちでピッチへ向けて思いを馳せます。

 

 

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【試合回顧・後半】

 

 

引用元:Football LAB

 

 

トップを岩岸選手から川西選手に入れ替え

自分たちが主導する形で試合を進めたかった讃岐でしたが

バックパスに食いついたところをロングボール一本で菊井選手に抜けられ

アフター気味に手で止めに入った左合選手がイエローを貰い出鼻を挫かれます。

 

 

直後にリスタートを妨害された飯田選手がエキサイトして

追加でイエローを貰い守備陣にカードトラブルのリスクが増したことで

攻めたくても迂闊に前に出られない状況に陥ってしまいました。

 

 

負けている立場でありながら自陣にバランスを寄せる讃岐に対し

ウイングバックが高い位置を取り押し込んでいた松本の裏に通し

森川選手が個人で決定的なチャンスに繋げましたが

これも枠を捉えられず試合を動かせません…。

 

 

 

松本の攻撃を阻止しキーパーから素早いトランジションで
ロングカウンターを発動させた讃岐。

 

リードする松本は基本的にブロックを低く設定していたため
狙っていながらもなかなか空くことがなかった
ウイングバック裏のスペース(赤枠)にようやく繋がったことで
千載一遇のチャンスを迎えますがフィニッシュは決まらず。

 

 

肝を冷やした松本でしたがここからはしっかりと

【5-4-1】のブロックを構築し失点リスクを減らす手堅い戦いに加え

オーバーリアクションやコーナーフラッグ付近でのボールキープなど

狡猾な時間の使い方も駆使し確実に勝ちへと近づいていきます。

 

 

こうなってしまうと対抗手段はほぼ無く

何かが起こってくれることを期待するだけでしたが

ラストプレーも無情に枠外へと逸れていくボールを見つめ

タイムアップの瞬間を迎え明暗が分かれました。

 

 

自分たちが相手に通用している感覚があった出だしに

事故的な失点が立て続いた現実を消化し切れず

精神的な曇りが晴れぬまま敗れたショックは大きいものでしたが

どうか次に持ち越すことが無いようにと願うばかりです。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第9節・vs松本山雅FC】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

これまでの対戦で散々後塵を拝してきた相手に

ようやく一矢を報いるときが来たかという昂ぶる気持ちが

思わぬ形での失点で一気に沈められてしまい

失意の敗戦となってしまった讃岐。

 

 

なかなかポジティブな要素が浮かんでこない試合でしたが

個人的には河上選手のパフォーマンスを高く評価しており

元はクロスが得意なスマートなプレースタイルという印象でしたが

守備意識の高さや球際の激しさも見られ良い意味で見方が変わりました!

 

 

アップダウンする運動量に良化の余地があれば

さらに輝ける存在だと思うので

これからも期待を寄せていきたいですね^^

 

 

そして勝てない焦りから早く開放されたい状況で
次節に対戦するのは【FC岐阜】

 

引用元:football-emblem

 

 

上位陣と比べても遜色ないポテンシャルを持ちながらも

現在19位と想定外の位置に沈んでいるチーム。

 

 

ただ試合の中身を見てみると

前線に出てくる推進力に優れ攻撃力は高いものがあり

その分守備陣の量的なパワーは下がるので失点が嵩んでいますが

ここに関しても理論値よりも下振れているためツキに見放されている印象があります。

 

 

システム的にはウイングストライカーを置く布陣なので

左右のセンターバックがマンツーマンで対応する可能性もありますが

個人的にはウイングバックにマッチアップさせて

量的に安定した守備組織を構築したいという考え。

 

 

攻守の裏を返した視点で見ると

相手はサイドバックとウイングの間にスペースが空くので

讃岐は二列目の選手がそこに入ってフィニッシュまでの導線を作りたいところ。

 

 

【5-4-1】のブロックを低めに設定してカウンター狙いという

讃岐にとって得意な形が効果的なアプローチだと思うので

そういった戦い方で試合を進めるためにも先に失点する展開はご法度。

 

 

佐々木選手・ドゥドゥ選手と豊富なタレントを揃えながらも

フィニッシュワークに苦しんでポテンシャルを発揮しきれていない

岐阜のストライカー陣を起こしてしまうと厄介極まりないので

ここでも沈黙させておかないと痛い目に合うでしょう。

 

 

自分たちの強みをしっかりと見つめ直して

背伸びをせず身の丈に合った選択肢のなかで最善策を準備し

難しい一戦を乗り越えてきてもらいたいです。

 

 

松本戦では見放されてしまった細部に宿る運の部分が

次はこちらの味方をしてくれることを願って

本稿を結ばせていただきます。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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