【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsアスルクラロ沼津【2025・明治安田J3リーグ第8節】△ 1-1

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

 

今回お送りするテーマは

 

 

2025・J3リーグ第8節

アスルクラロ沼津×カマタマーレ讃岐

 

沼津讃岐

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

第7節・相模原戦では早い時間帯に先制点が取れる幸先良いスタートながら

スカウティングの裏をかくロングボール主体の攻めに守備対応が遅れ

同点弾を許した後も押し込まれる苦しい時間帯が長く続いたものの

最終盤には逆襲する場面も見せて勝ち点1を分け合った讃岐。

 

 

 

 

立ち会いで後手を踏む難しい試合になりましたが

不利な状況でも諦めない精神的な逞しさは示し

この結果をポジティブに受け止めるためにも

大事になる次に待つ一戦に挑みます。

 

 

ここで対する沼津は前節のF大阪戦で

前半に強襲を掛けながら無得点で折り返すと

後半は立ち上がりに喫した失点から崩れての敗戦で

リーグ戦5試合勝ち星から遠ざかる厳しい近況…。

 

 

 

 

昨季までの主力選手が多く引き抜かれた影響は大きそうですが

中山体制で過去4戦4敗と相性最悪の讃岐への苦手意識を結果で払拭し

ここから一気に失地回復を図りたいところ。

 

 

勝ちきれない試合が続く両チームの争いは

どちらがこの現状から抜け出す白星を手に入れることになったのか。

 

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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両チームのスタメンは以下ようになりました。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐は開幕から不動の【3-4-2-1】でこのゲームもスタート。

 

 

チーム方針としてハイプレスに対するこだわりを見せてきましたが

個人の適性を考えるとスタイルが合致しているとは言えない

川西・前川の両選手が相模原戦に続き頭から起用されたことは

離脱者が多い現状のなかで最善を探る苦悩も滲んでいるチョイスでしょうか。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

対する沼津もベースの【4-1-2-3】を継続。

 

 

ただ選手の配置に関しては様々なプランを試行しているようで

この試合でもインサイドでの起用が主だった柳町選手がウイングに入るなど

微調整を加えてキックオフに備えます。

 

 

試合は流れの定まらない立ち上がりに動きを見せ

宮脇選手のミドルシュートが飯田選手のファンブルを誘い

思わぬ形で沼津が先行する展開になります。

 

 

引用元:X(旧Twitter)

 

 

個人のミスによってチームが大きな負担を抱えてしまったわけですが

飯田選手はこれまでの貢献を考えるとこのプレーを加味したとしても

十分なプラスをもたらしてくれているので

ここはフィールドプレーヤーに挽回する気概を見せてもらいたいところ。

 

 

スコアの均衡が崩れたことも影響してか

讃岐がボールを保持しながら試合を進め

沼津がハイプレスで圧力を掛けカウンターアタックを狙うという

チームスタイルの逆転現象が起こりながら推移していきます。

 

 

守備時には【4-1-4-1】のラインを構築し

後方のビルドアップに対して5枚から6枚で奪いに行く

沼津の果敢なプレスを剥がすべく

讃岐はセンターとサイドのバランスを変えて攻め筋を探ります。

 

 

 

自陣からショートパスで繋ぐ讃岐のビルドに対して
5-6枚の人数を投じて前線で数的優位な局面(赤枠)を作り
プレッシングを強める沼津。

 

讃岐は本来はポイントゲッターのポジションを務める
川西選手や前川選手がハイプレスを突破すべくフォローに入り
逆にスペースが空くアウトサイドは左右のセンターバックを上げて
攻撃参加を促す変則的なフォーメーションに可変し対応していた。

 

 

ストライカー不足のチーム事情で練り上げた戦術は

【ゼロトップ】と【疑似サイドバック化】の複合型と称すればいいのでしょうか…

なかなか真似できない難易度の高いスタイルだと思います^^;

 

 

当然攻撃が完結する前に奪われカウンターを浴びるケースもあり

シュート本数的には沼津が伸ばしつつもボールが右往左往する展開のなかで

讃岐はセットプレーから光明が射し込んできます。

 

 

この試合では藤井選手が左足のインスイングでコーナーキックを任されていましたが

これもセオリー(※)から逸脱したかなり特殊なアプローチで

個人的には興味を持って視線を注いでいました。

 

※基本的には身長のある選手はボックス内に置くことが定石ですし

仮に外すとしても守備力の計算できる選手であれば

カウンターを防ぐためカバーエリアに控えさせる選択肢もある。

 

 

キックの質は十分に通用するレベルに思えたので

数あるプランの一つとしては面白かったのですが

キッカー以外のスキルも高い選手なので

常時任せるというのは勿体ない使い方かな、と感じました^^;

 

 

その藤井選手が任されていたサイドから

逆側に移ったコーナーキックの二次攻撃で

攻め残っていた附木選手が喜びを爆発させる恩返し弾を叩き込み

ゲームは振り出しに戻ることになります!

 

 

 

 

その後もそれぞれがチャンスを迎えながらゴールは生まれず

合わせて18本のシュートが飛び交う乱打戦は

タイスコアで後半へと進んでいきます。

 

 

引用元:Football LAB

 

 

戦前に描いていたイメージとは異なり

運動量を消費するハイペースな展開となった試合は

ハーフタイムを経てどのように変化していくのか

先の読めない後半へと続きます。

 

 

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動きの激しかった前半に変わって

互いにシュートチャンスが生み出せない

膠着状態で流れることになっていった後半。

 

 

足が止まり貢献度の落ちてきた前川選手を早めに下げるなど

交代策で活性化を狙うもなかなか効果が表れず

讃岐はブロックを構えてのロングカウンターに終始します。

 

 

 

ディフェンシブサード(青枠)に守備者が集まり
自陣に比重のかかる立ち位置が増えた讃岐。

 

ミドルサードの両脇(赤枠)が穴になっていたので
沼津のサイドバックは高めのポジションを取り攻撃参加し
フリーでゴール前に顔を出すシーンも見られた。

 

讃岐の反撃はアバウトに裏へ蹴り出し
岩岸選手に競り勝ってもらおうという個人依存の戦術だったが
相手を慌てさせる突進力で守備重視のアプローチでも
ゴールの可能性は時折感じさせた。

 

 

その後も交代カードを切って現状を打開しようと画策しますが

両チームとも出力を上げられる切り札は有しておらず

讃岐は最終盤にドゥンガ選手・宮市選手を投入しますが

前線に留まらず自陣に降りてきてしまうのでターゲットにすらならず…。

 

※これに関してはベンチの伝え方が悪いのか

各個人の戦術理解の問題なのかは分かりかねますが

いずれにしても修正しないとマズイ…。

 

 

セットプレー以外に攻撃の形が作れないままタイムアップを迎え

尻すぼみな流れで勝ち点1を分け合った両軍。

 

 

結果はともかく勢いの付かない試合内容で

今後に向けて心配の種を残すような印象を抱かせた

少し消化不良の一戦でした。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第8節・vsアスルクラロ沼津】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

讃岐としては相性の良いお得意様相手に引き分けたことは

このあとに続く対戦カードを考えてもポジティブに受け止めるのは難しく

正直に言うと厳しい結果になってしまったな、という思いがあります。

 

 

勝敗を左右する大きなミスや

選手の入れ替えによる効果的な作戦の打てなかったベンチワークの拙さが

(比較的に)勝算の高い試合で出てしまうあたり

自分たちはまだまだ未熟なチームなのだと感じました。

 

 

全体的にはうまくいかなかった厳しい試合にあって

古巣対戦で特別な感情に心を燃やしていたであろう

附木選手が見せた獅子奮迅の活躍は価値が高く

この試合のパフォーマンスが周囲の士気を上げてくれれば良いなと思います^^

 

 

そして次節の対戦するのが好相性だった沼津とは反対に
長年に渡り苦手意識を抱える難敵【松本山雅FC】

 

引用元:football-emblem

 

 

開幕前は昇格候補の筆頭と目されていながらも

ここまでは2試合未消化ではありながら18位と

想定外の低空飛行を続けているチーム。

 

 

前節は今季からJ3初参戦の高知を相手に前半だけで5失点と崩壊し

センセーショナルな大敗を喫した影響が

どこまで払拭された状態で乗り込んでくるかも注目ポイントです。

 

 

これまでの試合を見てみると個の能力を活かすためか

選手同士の距離感が広く設定されている印象があり

連動したコンビネーションよりも独力を重視した強気のスタイルで

ドリブルやミドルパスを中心にゴールへ向かうスピードは脅威。

 

 

ただ守備に関しては同一リーグ内でも能力差のアドバンテージは無く

ゴールキーパーの奮闘で誤魔化せていた問題が

一気に顕在化したのが高知との一戦だったのでしょう。

 

 

 

 

ポジショニングなど組織的な見直しは必要不可欠なので

讃岐戦では最適なバランスを探り当てる足がかりにすべく

守備的な戦い方にシフトしてくるのでは?

…というというのが個人的見解です。

 

 

讃岐としては出方の読みにくい迷走中の相手に合わせるよりも

自分たちにフォーカスした準備をしたほうが良さそうなので

理想とする形をトレーニングで落とし込んで試合に臨んでもらいたいです^^

 

 

苦手を克服し上昇気流に乗るストーリーを描きながら

本稿を結ばせていただきます。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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