【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsカターレ富山【2024・明治安田J3リーグ第30節】△ 2-2

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皆さんこんにちは、懲りないトモです。

 

 

今回取り上げるのはこちらの一戦。

 

 

2024・J3リーグ第30節

カターレ富山×カマタマーレ讃岐

 

富山讃岐

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

前節の松本戦では立ち上がりから前掛かりのポジションを取るも

タレント揃いの相手アタッカー陣に裏を突かれ失点が重なり

結果的には大差を付けられてしまい久しぶりの黒星となった讃岐。

 

 

 

 

残念ながらこの試合では裏目に出てしまいましたが

連勝中の勢いに乗った積極的な姿勢を見せるチームは

敗戦後も変わらぬ戦いを続けるのか

はたまた見直し改めてくるのかが注視したいポイントです。

 

 

対する富山は直近5戦負けなしと好調を維持し

前節は金沢との北陸ダービーを制し悲願の昇格に向けて

フルスロットルで驀進している最中。

 

 

 

 

ここまで14戦無敗が続くホームでの相性も後押しに

ここは通過点とばかりに勝ち点の積み上げを狙います。

 

 

遅ればせながら加速し勢いが上がってきた讃岐と

中盤戦からロングスパートの脚色が衰えない富山の

熾烈な叩き合いを制したのはどちらになったのか。

 

 

私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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両チームのスタメンは以下ようになりました。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐はシステム変更なく【3-4-2-1】でスタート。

 

 

前節4失点から締め直したい守備のテコ入れで

ゴールキーパーは今村選手、センターバックの真ん中に宗近選手が復帰し

センターレーンの強度を高めて安定化を図ります。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

一方の富山は前節から全メンバー据え置きの【4-2-3-1】を採用。

 

 

リーグ屈指の失点抑止力を誇る鉄壁の【4-4-2】ブロックで跳ね返し

自陣からのビルドアップは可変しての繋ぎを中心に

フィニッシャーを務めるマテウス選手を主軸とした前線へ

多彩な形の供給を狙います。

 

 

ゲーム序盤は互いに相手ブロックが組まれている状態で

中盤からコントロールして崩そうという睨み合いになります。

 

 

ただ陣形が整っている時の守備に関しては

双方しっかりしているのでフィニッシュに至るシーンは少なく

かつ富山側はオフサイドに引っ掛かることも多かったため

次第にポゼッション率を上げ後方からビルドしていく方針へ移行します。

 

 

ボールを保持しながら試合を進める富山は

前線にエアバトルできるタイプを置いていないため

基本的には地上から経路を作り出すことを狙い

ゴールキーパーの田川選手も加えて相手のプレスを剥がしていく作業。

 

 

【2-4-3-1】ないし【2-1-4-3】のようなポジショニングでのビルドアップは

しっかりトレーニングを積んだ形かと思いますが

だからといってプレッシングを浴びながらノーミスで続けるのは厳しく

パスの乱れを仕留めきった讃岐に先制点が転がり込みます。

 

 

 

 

新潟からの期限付き移籍で研鑽を積んでいる吉田陣選手は

金沢戦に続き北陸で錦を飾るゴールを挙げ

所属元にも強烈アピールしながら

讃岐に大きく貢献する活躍が続いています^^

 

 

リードを得たことで前プレを弱めラインを下げた讃岐ですが

プレーエリアが自陣に寄ることで富山のラストパス精度が上がり

裏へ通されてはマテウス選手の個人技に翻弄され

危機的なシーンを立て続けに招いてしまいます。

 

 

 

最終ラインはマンツーマンで付いてケアしているが
中盤はリードを得たことでプレスを緩めゾーンで守る讃岐。

 

結果として富山の最終ラインは高くなり(青線・青矢印)
プレーエリアが讃岐の陣地に寄る形が続き
裏のスペースへマテウス選手の侵入を許しピンチが続くことに。

 

36分のシーンでは佐々木選手が宗近選手を引き連れて
空けたエリアに入ったマテウス選手に奥田選手が対応するも交わされ
ゴールキーパーと1対1になるもビッグセーブでギリギリ事なきを得た。

 

 

ペナルティエリア内へ入れると厄介な

ボックスストライカーに見せ場を与える危険な対応を

今村選手の神がかったセービングで何とかリードを維持して

前半を終えることができた讃岐。

 

 

リトリートが上手く機能しなかったことに加え

残している富山の引き出しも気になるセカンドハーフは

どのような展開が待ち受けているのでしょうか…。

 

 

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ハーフタイムの選手交代で2トップへシステム変更してきた富山。

 

 

前半と違い馬力のある碓井選手がトップに入ったことにより

推進力を増した攻撃陣が矢継ぎ早にアタッキングサードへ攻め込む富山に

ゴール前の混戦を制され同点となってしまいます。

 

 

引用元:カターレ富山オフィシャルサイト

 

 

最後に触った髙橋選手はオフサイドポジションに居たかという

微妙な判定に損した気分もあったでしょうが

ここで凌げていても以降を無失点で耐え切れていたかは疑問ですし

いずれにしても修正を迫られる局面となりました。

 

 

 

安光選手が前川選手を交わしにかかったことで
内田選手が前へとフォローに出たのでセンターバック3枚に対し
4人がライン間に位置取る形となった富山。

 

この試合で讃岐は吉田源選手を上げて4バック化するシーンが多く
最終ラインの横幅が狭くなることが増えていたので
ここを逃れたとしてもいずれは崩れていたように思う。

 

 

同点にされた讃岐はこの辺りで前線の位置を上げ

中盤のスペースが広がったことにより

そこでボールを奪い合う一進一退の攻防へと

試合の流れはシフトしていきます。

 

 

讃岐が赤星選手の抜け出しからシュートがクロスバーを叩き

跳ね返りに詰めた森川選手がヒットし損ね勝ち越しを逃すと

富山もマテウス選手が深港選手を交わしラストパスでお膳立てするも

髙橋選手のシュートが枠を捉えきれず互いに好機を逸する展開。

 

 

得点期待値の高いプレーを決めきれない両チームでしたが

これは普通入らないだろうという驚愕のゴールが飛び出し

讃岐が思いがけないところで勝ち越すことに成功します!

 

 

 

 

時折想像を超えるプレーを繰り出し魅了する意外性の男・森選手の一撃で

再びリードを奪った讃岐は敵陣で時間を使いながら逃げ切りを狙います。

 

 

しかし終了間際のアディショナルタイムに吉田源選手の裏に空いたスペースに

富山のキャプテン・今瀬選手渾身のサイドチェンジが通り

そこからゴール前になだれ込む執念のアタックでネットを揺らされ

土壇場でスコアを戻されてしまいます。

 

 

引用元:カターレ富山オフィシャルサイト

 

 

気落ちする讃岐に対しボルテージが最高潮の富山は

攻撃の手を緩めず怒涛の追い込みで襲いかかり

逆転の可能性も大いに感じさせた最終盤でしたが

守護神・今村選手が三度立ち塞がりゴールを死守してタイムアップ。

 

 

難易度の高い森選手のスーパーショットが飛び出し

今村選手が再三のビッグセーブを見せて

ようやく掴めたのが勝ち点1ということで

今の富山の強さを思い知らされたこの試合。

 

 

追いつかれたのが終了間際の時間帯だったので

讃岐の勝利が寸前で溢れたという見方もあるでしょうが

個人的には良く引き分けに持ち込んでくれたという感想を抱きました。

 

 

タフなゲームを乗り切った自信を胸に

まだまだ続く連戦を戦い抜いてもらいたいです!

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2024

【第30節・vsカターレ富山】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

昇格を争う富山の力を体感した試合でしたが

その相手に互角のスコアで渡り合っていけたのは

讃岐の強さを示せたとも言えるものでした。

 

 

それを経て迎えたミッドウィークに行われた福島戦は

相手自慢の攻撃力を封じながらゴールラッシュを生み

4-1で快勝する結果となりました!

※こちらの試合回顧は私の遅筆ゆえに公開日が定まっていませんが

少しずつ書き進めて行きたいと思います^^;

 

 

 

 

そしてJリーグ参入以降初となる高松市での開催を間近に控え

クラブやサポーターの機運も上がっているでしょう^^

 

 

そこで対するのは【ガイナーレ鳥取】

 

引用元:football-emblem

 

 

自陣に重心を寄せるボールポゼッションで相手を食いつかせて

プレスを剥がしたらスピードアップで仕掛けてくるため

ギアが入った時の速さに警戒が必要なチーム。

 

 

フィニッシュを担うのは基本的に1トップ2シャドーのアタッカー3枚で

特にゴール数が顕著に伸びている松木選手に

マークを付けきれるかがポイントになるでしょうから

彼を封じるためセンターバックの真ん中に誰を起用するのか注目です。

 

 

中盤はあまりリスクを負わず上げてこない印象があり

最終ラインは5枚揃えて横幅にも対応してくるので

こちらはミドルレンジから打っていくシーンが増えそう。

 

 

鳥取のゴールキーパー・高麗選手はセービング能力に長けているので

簡単なシュートではネットを揺らせないでしょうが

前節でそこの攻防を制した宮崎のようになれれば

讃岐も勝利に近づけるはずです。

 

 

 

 

ミドルシュートを決めるイメージも

今のチームなら湧いてくるので勝ち目は十分あり

屋島開催に華を添えるためにもここは欲張りたい相手。

 

 

目論見通りの結果を得られるという期待を膨らませながら

本稿を結ばせていただきます。

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

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