【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs松本山雅FC 【2024・明治安田J3リーグ第29節】● 1-4

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皆さんこんにちは、懲りないトモです。

 

 

今回取り上げるのはこちらの一戦。

 

 

2024・J3リーグ第29節

カマタマーレ讃岐×松本山雅FC

 

讃岐松本

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

前節の金沢戦では圧倒的に攻め込まれた立ち上がりを耐え切り

少ないチャンスで先制に成功すると

腹を括った相手の反撃を裏返すカウンター2発で突き放し

クラブ記録に並ぶ5連勝を達成した讃岐!

 

 

 

 

万全のメンバーを揃えたとは言い難い陣容で臨んだ一戦でしたが

勢いそのままにチームの充実度を感じさせる結果を残し

連勝記録更新を賭けて挑みます。

 

 

対する松本は直近5戦を2勝2敗1分けと五分の成績を残していますが

上位を争う大宮・富山に対し勝利を逃しており

前節の今治戦も引き分けと少々勝負弱い印象を受けます。

 

 

 

 

ただ逆を言えば下位相手には取りこぼさない手堅さを備え

対讃岐に関しては過去13戦負けなしと相性も抜群であることを考えると

ここは勝ちを計算しておきたい試合です。

 

 

勢いに勝る讃岐が波に乗り飲み込んでいったのか

松本が好相性を誇るカモに手痛い一発を浴びせたのか…。

 

 

私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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両チームのスタメンは以下ようになりました。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐は普段通りの【3-4-2-1】でスタート。

 

 

メンバー外になっていた今村・西野・長谷川(※敬称略)らが復帰し

現状のベストな布陣が揃った印象ですが

松原選手は前節から継続起用となるスタメン抜擢で

ポジション奪取に向けて巡ってきたチャンスを活かせるのか注目です。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

松本もシステムはベースとなる【4-2-3-1】をこの試合でも採用。

 

 

守備時【4-4-2】・攻撃時【4-2-1-3】へ可変する形に

今夏加入の中村選手がフィットし強化された印象の前線を並びを

抑えきることができるかが鍵となりそうです。

 

 

試合は讃岐のキックオフで始まったことも手伝ってか

ボールを保持しながら攻撃姿勢を取る展開となり

松本は自陣に引き込んではロングボールで裏を狙います。

 

 

少ない手数でゴールへ向かう松本は早い時間に先制点を叩き込み

讃岐の出鼻を挫くことに成功し優位に立ちます。

 

 

 

 

前方を任される4人だけで完結させたロングカウンターは

若い讃岐守備陣との差を活かした巧みなアタックでした。

 

 

 

ボランチがボールを持っている時点では
ベースのポジションを取っていたためマッチアップ(赤枠)は普通だった状況。

 

村越選手が降りて自分が開けたスペースへ供給したことから
松本攻撃陣はそれぞれダイアゴナルに動くことでマークのズレを生み出し
中村選手はノーマークでフィニッシュできた。

 

 

最近の試合ではボランチが高い位置を取ることが多かった讃岐は

このシーンでも前目に出てライン間を広く空けてしまい

菊井選手にフリースペースを与えたことが

緩みを生んだ一因でしょう。

 

 

スコアが動いたことで互いに前進姿勢を解き

相手の様子を伺う膠着状態になってきた中盤の時間帯に

オフサイドラインを掻い潜ったというよりは

踏み越えたように見える抜け出しから追加点が生まれます。

 

 

 

 

判定の是非に関しては心の内で留めることにしますが

ヒューマンエラーは如何なる場面でも起こり得るとはいえ

さすがに理不尽さを感じる大きな不運を被ってしまいました。

 

 

ここから程なく松本は攻撃を牽引してきた浅川選手の負傷交代を機に

前半はこれで収穫十分とばかりに守りを固めますが

これに乗じて攻勢を強めた讃岐が積極的にシュートを打ち込みます。

 

 

ただゴール前のスペースは少ないため

多くはブロックに阻まれていましたが

前川選手が放った僅かな間隙を縫うミドルシュートが突き刺さり

1点差に追い上げて見せました!

 

 

 

 

逆足に切り替えてこのクオリティ…

おそらく自身の想像も超えたスーパーショットでしょう^^

 

 

終了間際に追い上げムードをブチ壊しかねない

軽率な守備対応がありながらも何とか跳ね返し

勝敗の行方は後半に持ち越すこととなったこのゲーム。

 

 

リードする松本のゲームプランも気にしつつ

讃岐はまず同点を目指し適切にリスクを掛けられるかどうか。

 

 

チームの結束力を高め後半に向かいたいところです。

 

 

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ハーフタイムの交代で最終ラインの並びを替え

攻撃的な采配を見せた讃岐でしたが

残念ながら裏目に出てしまい早々に離されてしまいます。

 

 

 

 

バックパスに反応し押し上げたラインの裏でピタリと収められ

左右にフォローが来ていた状況では相手の選択肢が多すぎて

守備対応にも限界があったしキーパーもノーチャンスでした。

 

 

この失点によりに逆転を目指すには相当厳しくなり

現実的には失点抑止に努めつつあわよくば点差が詰まればという

ダメージコントロールを考えたい状況。

 

 

ただ一旦攻撃に舵を切りってしまったことや

連勝を繋げたいという色気も捨てきれないなかで

その決断を下すのは容易ではなく

アクシデントで一時数的不利となったタイミングで傷が広がってしまいます。

 

 

 

 

長谷川選手がすぐに戻れるという算段はあったのでしょうが

それを加味しても相手にボールを握られている局面で

守備者を減らしたスペースを使われてしまったことは

明確な反省点と言えます。

 

 

十分なリードを確保した松本は前半と同様の受けに回り

讃岐は強引に突破を試みる展開へと移行。

 

 

吉田源選手・内田選手の両ウイングバックがフィニッシュに絡み

得点を返すシーンも見られるかという勢いは出てきましたが

この試合2得点の殊勲・安藤選手が前半の浅川選手に続きリタイアとなり

センターフォワードが居なくなった松本は【5-4-1】へとシフト。

 

 

これがプラン通りなのか怪我の功名かは計りかねますが

結果的に効いていた両ウイングバックの

バイタルエリア侵入抑止に繋がり讃岐の攻撃は停滞し

松本側はカウンターへ移りやすくなります。

 

 

 

松本が5バックになったことで
バイタルエリアが同数になってしまいフリーが作れない讃岐。

 

二列目(青線)で引っ掛かってしまった時には
広いスペースを少人数でケアしなければならないため
守備に転じた際には忙しい対応を求められることに。

 

 

後半40分過ぎからの反転攻勢を無失点で耐えただけでも

松原選手は抜擢に応えたと個人的には思っていますが

4失点したという結果は見栄えが悪く

人によって評価が分かれるのは仕方ないでしょうか…。

 

 

そして前後半とも立ち上がりの失点に絡んだ西野選手は

ほろ苦い経験として心に残る試合となってしまったことでしょう。

 

 

連勝中の夢心地から一気に現実へと引き戻されたような試合でしたが

ちょっとしたボタンの掛け違いが思いがけず大きな差となってしまっただけで

内容的には悲観するほどではない感触はあったので

必要以上に落ち込むことなく立ち上がってもらいたいですね。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2024

【第29節・vs松本山雅FC】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

好調を維持して内容も向上していた讃岐でしたが

この試合では多少の驕りが出てしまったのか

軽率な失点から劣勢に陥り自滅に近い負け方になってしまいました。

 

 

とはいえ相手との力量差はスコアほどの開きを感じなかったので

今一度襟を正して次の一戦へと目を向けてもらいたいです。

 

 

再始動の相手として対するのは【カターレ富山】

 

引用元:football-emblem

 

 

【4-2-3-1】をベースに守備では堅牢な【4-4-2】の凸型ブロックを敷き

攻撃時にはワントップにはゲームメーカーやポストプレーヤーではなく

ボックスストライカータイプを置きゴール前に放り込んできます。

 

 

複雑化している現代サッカーにあって

このベーシックな戦術は逆に組み合う機会が少なく

対峙するとやりにくい部分があるのかもしれません。

 

 

直近の大敗を喫した松本戦でも

【4-4-2】のブロックに苦労したことを考えれば

ここでも攻めあぐねる展開は覚悟しておく必要はあるでしょう。

 

 

加えて富山は今季ホーム戦14試合負けなし(10勝4分け)

抜群の成績を残しているとなれば

下手に攻めると返り討ちになり

早々に試合が壊れる可能性もあります。

 

 

アグレッシブなサッカーを求めている方にとっては

不本意かもしれませんが

ここでは受けに回る事こそ最善策に思えます。

 

 

見せ場の少ない塩試合になる可能性も想定に入れて

最後まで辛抱強く見届けていきたいですね!

 

 

再浮上の足掛かりとなる上位叩き実現を目指して

本稿を結ばせていただきます。

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

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