皆さんこんにちは、懲りないトモです。
『カマタマ1万人祭り』と銘打ったホームゲームが
雷雲の接近に伴い中止に追い込まれる悲劇により
予想外に中1週の間隔が空き迎えた一戦。
2024・J3リーグ第26節
いわてグルージャ盛岡×カマタマーレ讃岐
こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。
前節の中止に続き今節も台風の到来により
開催はもちろんのこと移動も危ぶまれましたが
試合日の3日前に現地入りする異例のスケジュールで
限られた選択肢の中から最善を尽くし臨みます。
引用元:カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト様
対して移動の影響は受けないホームチームのいわてですが
前節は宮崎との裏天王山で完敗を喫し
より一層『降格』の文字がチラつく状況へ追い込まれました…。
同じくボトムハーフの中でも下位に沈んでいる讃岐が相手となれば
ここは是が非でも勝たなければいけないゲームでしょう。
臨戦過程で天候に水を差された讃岐と
負けられない一戦を落とし尻に火が付いたいわて…
頓挫した局面から反発力を示したのはどちらになったのか。
私見を交え振り返り考察していきますので
最後までお付き合いください。
では参りましょう!!
両チームのスタメンは以下ようになりました。
引用元:SPORTERIA様
讃岐は普段と変わらない【3-4-2-1】でスタート。
札幌からレンタル加入の西野選手が移籍後初スタメンに名を連ね
全体的に体力面の不安が少ないメンバーを揃えてきた印象です。
変則的な滞在スケジュールを苦にせず最後まで走り切れるでしょうか。
引用元:SPORTERIA様
前節大敗を喫したいわては先発5枚を入れ替え【3-1-4-2】を採用。
今夏獲得の新戦力4名(山内・水野颯・道本・河辺※敬称略)の全員を先発起用し
どうにかチームの活性化を図ろうと苦心する姿が見て取れます。
両チームともに守備時は最終ラインに5枚置く形になるので
静かに立ち上がっていくかに思われましたが
思いがけず早い時間帯からスコアが動きます。
🏆2024明治安田J3リーグ第26節
⚽9/1 #いわてグルージャ盛岡 戦/
GOAL PLAY BACK🎥
\#吉田陣平 の仕掛けから #森川裕基 がねじ込み先制🔥
讃岐復帰後初ゴール!!!#カマタマーレ讃岐 #ALLFORSANUKI▶️NEXT HOME GAME
9/8 #FC岐阜 戦
チケットはこちらから🎫https://t.co/d2rYGtouC5 pic.twitter.com/Z2Nua97H80— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) September 1, 2024
スペースはそれほど空いていない状況でしたが
センターバックの間を通す縦パスをタイミング良く差し込み
森川選手が粘り強く打ち直したシュートがゴールネットを揺らしました!
真ん中でボールを受けた森川選手が長谷川選手に預けてフリーランの態勢に移行。
初動で右に流れながらダイアゴナルに切り返し吉田陣選手のパスに息を合わせ受け取ることができた上質なオフザボールの動きを見せた。 |
パスを通した吉田陣選手も含めて
守備の枚数が揃っていたシーンで得点に繋げたことは
連携の高まりを分かりやすく示す結果となりました!
リードを奪ったことである程度相手に持たせる戦いにシフトし
いわてが後方から繋ぐ選択を取っていた時間帯では
前プレがハマり高い位置でプレーできていました。
3バックに対して前線3枚でプレスしボランチも前目に出てセンターのエリア(赤枠)に数的優位を作る讃岐。
苦し紛れにサイドを経由させるとウイングバックが潰しに行くので奪い切れればカウンターにファウルで止められたらセットプレーを獲得しチャンスに繋げていた。 |
守備が機能しているうちに追加点を取っておきたかったのですが
シュートを放てど枠を捉えられずにチャンスを逸するシーンが続くと
次第に攻め筋をロングボールに切り替えていったいわてに
前半終了間際にファーストシュートを浴びたところでハーフタイムを迎えます。
支配的なプレーができていた讃岐がこのまま押し切るのか
アプローチを変えつつあるいわてに反撃の狼煙が上がるのか…
後半に待つ試合展開は如何に。
後半に入ってからは流れがいわてに傾き
攻勢を強めてゴールに迫るシーンが続きます。
讃岐が最終ラインの設定を高くして構えたことや
前プレの強度が落ちてきたことが災いし
ロングボールで背後を取られ一瞬でピンチに…。
実況のアナウンスから後半は風下に立たされたようなので
その分フィードが伸びるようになったことも
計算しながら対応するのが正解だったのでしょうが
画面越しで見ている限り不十分だったように映りました。
危うさが拭えないまま試合が進行していくと
ついに綻びから守備が切り崩されスコアはイーブンに。
𝗧𝗢𝗗𝗔𝗬’𝗦 𝗚𝗢𝗔𝗟 | ⚽️
⏱後半20分 | #深堀隼平 選手
#いわてグルージャ盛岡| #grulla | #飛翔 pic.twitter.com/wKpKKZ1Yqd
— いわてグルージャ盛岡【公式】 (@IwateGrulla) September 1, 2024
ここで河辺選手と競走になった時点で不利だったので
一か八かで滑った深港選手の対応は見た目の印象は悪いですが
個人的には致し方ない部分もあったと思っています。
それより前のファーストディフェンスで
発射台に対して寄せが甘く簡単に蹴らせてしまっている点が
失点を招いた遠因に感じられたので
やられる前に補修して欲しかったのですが…。
失点直後にも同じようなピンチを迎え
あわやスコアをひっくり返されるかという場面は
ゴールポストに救われ九死に一生を得ましたが
勢いは明らかにいわてに傾いている状況。
ここぞとばかりに一気呵成に攻撃のカードを切り前線を厚くしてきましたが
これにより讃岐の守備位置が低くなって逆に攻めあぐねるように。
宮市選手(赤枠)をターゲットマンとして投入し前線の枚数を増やしてきたいわて。
ただ讃岐守備陣も警戒感から自陣に引くことになり脅威となっていた河辺選手のスプリントが輝く局面は減り攻守が一気にひっくり返るシーンも無くなっていった。 |
遅攻がメインの試合展開に変わったことで
ペースを取り戻した讃岐がポゼッション率を上げてきた最終盤に
接戦に終止符を打つ劇的ゴールを流し込みます!
🏆2024明治安田J3リーグ第26節
⚽9/1 #いわてグルージャ盛岡 戦/
GOAL PLAY BACK🎥
\#江口直生 のパスから #岩本和希 のシュートを #丹羽詩温 がヒールで逸らし、そのままゴール🔥
勝ち越し弾&二試合連続ゴール⚽️#カマタマーレ讃岐 #ALLFORSANUKI▶️NEXT HOME GAME
9/8 #FC岐阜 戦… pic.twitter.com/Ddf4kp3LDT— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) September 1, 2024
僅かに逸れていた軌道を枠内へ修正する
点取り屋としての高いスキルを見せた
丹羽選手の大仕事で勝ち越しに成功した讃岐。
以降は川西選手を中心に狡猾な時間稼ぎで
相手に反撃の機会を与えず逃げ切り
大きな価値を持つ勝ち点3を手中に収めました^^
米山監督が上手く導けたとは評しにくい内容でしたが
台風も影響したイレギュラーな環境で迎えた難局を
タフな精神力で乗り越えチーム全員で掴んだ勝利は
今後の戦いにも活かしてもらいたいですね!
さて今回は
カマタマーレ讃岐試合回顧・2024
【第26節・vsいわてグルージャ盛岡】
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
監督交代が行われたばかりでデータの不足していた相手に対し
後半は修正が間に合わず浮き足立つシーンも見られましたが
苦しい試合でも勝てたことは自信を持ちたいですね^^
このまま勢いを持続させて順位も上げていきたい
次節に相対するのは【FC岐阜】。
引用元:football-emblem様
米山監督就任後は3戦3敗の難敵ですが
その際に率いていた上野優作氏が退任した今は
チーム方針も変化しているでしょうし
相性の悪さを引きずることなく臨みたい相手。
前期対戦時に打ち合いを演じたことから分かるように
どちらかといえば攻撃面に長所の見られる岐阜ですが
アウェイゲームではその得点力に陰りが見えるので
極端に攻めてくることは傾向的に考えづらいでしょう。
ボールを持たせて怖いチームではないので
あまりハイプレスは使わずどっしり構えながら
守備から試合をコントロールする意識が良さそう。
攻撃回数は平均程度の指標ながら
決定率の高さで得点力を上げているチームなので
ゴールキーパーはパフォーマンスを上げて
前回4失点の借りを返してもらいたいです。
最終ラインは4枚をベースに攻撃時には可変し
サイドバックの片側が上がるシステムを用いるため
ゴール前の横幅は広くないので外から崩しやすいのではと予想できます。
相手が前傾になっている局面でボールを奪い切って
サイドを経由させた速攻に転じて仕留めてもらいたいですね!
実に7年ぶりに3連勝中の讃岐ですが
前回は5連勝まで記録を伸ばし
4勝目は岐阜・5勝目は金沢が相手だったので
今回もその再現(できれば更新)が期待される状況。
当然私も欲を持って試合を見守ることになります(笑)
その理想が現実に起こることを願って
本稿を結ばせていただきます。
ではまた別の記事にてお会いしましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
⇩前回記事⇩
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