皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回は先日行われました
2022・J3リーグ第22節
松本山雅FC×カマタマーレ讃岐
こちらの試合回顧をお届け致します。
結果は1-0で松本が速攻の応酬を制し勝利をものに。
ボール奪取からの切り替えが速く
タッチ数の少ないショートカウンターが
得点数以上に効いていた印象です。
一方の讃岐は善戦実らず引き分けを挟み再びの連敗。
リスク承知でまともにカウンターを受けながら
スタッツでは上回り数字上は引けを取らなかったものの
1点が最後まで遠く…。
それではこれより試合の模様を掘り下げていきますので
最後までお付き合いいただければ幸いです。
では参りましょう。
機敏に動く松本、金縛りの讃岐…ベンチワークに感じる上位との差
今節のメンバーはこちら。
🏆8/27 #松本山雅FC 戦
スターティングメンバー発表🔥GK#高橋拓也
控え#渡辺健太 #内田瑞己 #伊従啓太郎 #臼井貫太 #鯰田太陽 #吉田源太郎 #ドゥンガ pic.twitter.com/LGOuiWkTwU
— カマタマーレ讃岐🔜9/4(日)18:00🆚藤枝MYFC戦 (@kamatama_kouhou) August 27, 2022
前節で可能性を感じさせた下川選手のゲームメイク。
ただ反面守備面では穴になる諸刃の剣…。
より中央を攻めてくる松本に対しては
危険の方が高いと思っていましたが
西本選手の位置を下げてケアする形を取っていました。
システム的には基本形が3-4-2-1で
守備時にはウイングの片方が落ちて4-3-2-1の可変式。
立ち位置は守備に寄せつつ選手は攻撃的に組み
攻守両面にアプローチを掛けていました。
守備に比重を置いた戦いを想定していたはずですが
幸か不幸かサイドで主導権が取れて
攻撃の形が作れた讃岐は次第に意識が前掛かりになります。
松本側も守勢に回ることは意図した展開ではなかったと思いますが
結果としてカウンターに強みのあるチームにはお誂え向きのスペースが
讃岐サイドに広がる状況が生まれはじめました。
打ち合いの様相で動き始めたゲームで大きく躍動したのは
松本のトップスコアラー・横山歩夢選手。
引用元:スポーツナビ様
リーグ屈指のスプリント能力に走路の選び方にもセンスがあり
オープンスペースにボールを出しておけばいい形で受けてくれる選手。
個人戦術と揶揄されて指導力に疑問符が付いている(※)名波監督には
欠かせない最重要ピースなのだろうと伺い知れます。
(※自分自身はそこまで語れるほど名波監督のサッカーは見ていないので
あくまでよく耳にする論調の話ですが…)
相手を背負ってプレーできるルカオ選手との相性も良く
双方が違う役割を全うしてカウンターアタックで輝く存在でした。
機能していたカウンターに対して
失点するまでケアしなかったのはベンチの判断ミスで
松本サイドが押されていると見るや
ボランチの枚数を増やすなど修正を試みていたのとは対照的。
ベンチワークにも経験の差が感じられました。
言い換えればこれが上位と下位の差でしょうか…。
後手に回った讃岐はどこかで攻撃に転じなければいけないのですが
松本のプレッシャーもあり、なかなか踏み切れません。
下川選手・西野選手・小松選手は共に足が上がって
スタミナ切れでの交代となってしまい
攻撃のカードは残りの2枚に選択肢を狭められたのは
状況的に厳しかったという面は否めません。
守備やアクシデントで交代枠を消費してしまう展開は
監督としても頭の痛いところでしょう…。
そこからピッチに残された選手の特徴を活かすため
センターバック2枚の4-2-3-1にシステム変更したのは
機転の効いた良い判断だったと思います!
加入が発表された溝渕選手の起用法を考えても
4バックが使えるオプションになれば大きいです。
ただ残された攻撃に転ずる交代カードが切られたのは後半43分…
これはあまりにも遅い。
リードしている、またはアウェイゲームでイーブンスコアであれば
新システムを試運転している状況で強攻策に出るのは賛成できませんが
ビハインドを背負っているチームが取るべき采配とは思えません。
善戦で満足しているように受け取れてしまう消極的な姿勢は
好判断も無に帰してしまうようでとても残念でした…。
この試合では気持ちの面で戦えている選手が多かったので
(松本孝選手・川﨑選手・渡辺悠選手辺りは特に意気を感じました!)
首脳陣もそこに応えてもらいたかったです。
ベンチの戦う姿勢が物足りない惜しい試合…。
負けて反省すべきは選手だけではなくチーム全員です。
監督も怯むことなく勝利を強く求めて欲しいですね。
さて今回は2022・J3リーグ第22節
松本山雅FC×カマタマーレ讃岐の一戦を
振り返ってまいりましたがいかがでしたか?
センターラインに個の強い選手が多い松本でしたが
一枚岩の組織力があれば十分勝機はあったと思えるくらい
大きな差は感じなかった試合。
今の成績で自身を持ってというのは
なかなかに難しいでしょうが
強くなれるという希望は常に感じながら日々励んでもらいたいです。
次戦の相手は藤枝MYFC。
引用元:football-emblem.com様
飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃を続けていましたが
前節は首位・いわきにワンサイドゲームの大敗を喫しました。
いわきが強すぎるのか、藤枝に状態不安があるのかは
ひと試合では測れないものの戦前から諦めるほどの差は無いはず。
試合が進むにつれ球際の激しさを出してくるチームなので
比較的ゆったりした流れになりそうな立ち上がりは重要。
(前節のいわきも早い時間帯に得点を奪い押し切っています)
高い集中力を保ってゲームに入ってもらえれば
自分たちに利のある展開に持ち込めそうなので
しっかりと準備してもらいたいですね!
といったところでこれにて本稿も締めさせていただきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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