レース回顧と勝ち馬考察〜2021・大阪杯

皆さんこんにちは、懲りないトモです。

 

先日4月4日に阪神競馬場で行われたG1・大阪杯。

 

コントレイルとグランアレグリアの2頭に注目が集まる中、

盲点となっていた無敗馬・レイパパレが見事な逃げ切りを決め

G1初制覇しました。

 

 

https://youtu.be/wC6FjjhU-6Y

 

 

このレースの明暗を分けたのは間違いなく

悪天候による馬場状態の悪化

 

が影響しています。

 

とは言え、天を味方に付けても

弱ければ勝てません。

 

この条件においてはレイパパレが

一番強かったし、負かした相手を考えれば

偶然や幸運だけでは片付けられません。

素晴らしい勝利だったと思います!

 

では個人的な感想を書いていこうと思います。

 

 

 

レース回顧

 

ラップタイム

ペース:M
200m 400m 600m 800m 1000m 1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
12.4 23.5 35.6 47.7 59.8 1:12.6 1:24.8 1:36.9 1:48.5 2:01.6
12.4 11.1 12.1 12.1 12.1 12.8 12.2 12.1 11.6 13.1

 

netkeiba.com

 

 

走破時計の2.01.6秒に対し、

半分の1000m通過タイムが59.8秒とやや前傾となった。

降りしきる雨の中で前半の時計がこのタイムだと

後半に足が上がってしまうのも頷ける。

その証拠に最後の1ハロンが最遅のタイムになっている。

 

 

逆に1ハロンごとの最速タイムが200m-400m間で出ているのは

スタートでハナ(先頭)を取れなかったレイパパレが

押し上げて行ったのが要因となっている。

 

ここでハナを取り、少し速いペースを作ったことで

自分のリズムを作り出し後続の脚を奪ったのは

結果的に川田騎手の好判断となりました。

もちろん、それに応えられる能力を備えていた

勝ち馬が一番の殊勲なのは言うまでもありません!

 

3着のコントレイルは勝ち馬を掴まえる為に仕掛けを早く、

4着のグランアレグリアは馬場状態を考慮して

普段より位置取りを前にしたことで

末脚が鈍ってしまいました。

しかしこれは勝つためには最善の騎乗であり

福永騎手・ルメール騎手共、やはり上手いと思わされました。

 

2着に来たモズベッロが最も天候・展開の恩恵を受けて

フルに持ち味を発揮しました。

瞬発力に乏しいが持続的に長い末脚が使えるタイプで

重馬場によりスピードが奪われる有力馬をよそに

スルスル順位を上げていきました。

自分のスタイルに徹した池添騎手の肝の座った

良い騎乗だったと思います。

 

 

これだけの駆け引きが走っている間に行われているのが

競馬の面白いところですし、

こんなことまで馬券買う前に分かるわけないので

難しいところでもあります…。

 

 

勝ち馬考察

 

レイパパレ

 

ディープインパクト
2002 鹿毛
[血統][産駒] Halo系
サンデーサイレンス
Sunday Silence(米)

1986 青鹿毛
[血統][産駒]
Halo
1969 黒鹿毛
[血統][産駒]
Hail to Reason
1958 黒鹿毛
Turn-to
Nothirdchance
Cosmah
1953 鹿毛
Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975 鹿毛
[血統][産駒]
Understanding
1963 栗毛
Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower
1964 鹿毛
Montparnasse
Edelweiss
ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair(愛)

1991 鹿毛
[血統][産駒]
Alzao
1980 鹿毛
[血統][産駒]
Lyphard
1969 鹿毛
Northern Dancer
Goofed
Lady Rebecca
1971 鹿毛
Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977 鹿毛
[血統][産駒]
Busted
1963 栗毛
Crepello
Sans le Sou
Highclere
1971 鹿毛
Queen’s Hussar
Highlight
シェルズレイ
2003 芦毛
[血統][産駒] FNo.[3-l]
クロフネ
1998 芦毛
[血統][産駒]
フレンチデピュティ
French Deputy(米)

1992 栗毛
[血統][産駒]
Deputy Minister
1979 黒鹿毛
Vice Regent
Mint Copy
Mitterand
1981 鹿毛
Hold Your Peace
Laredo Lass
ブルーアヴェニュー
Blue Avenue(米)

1990 芦毛
[血統][産駒]
Classic Go Go
1978 黒鹿毛
Pago Pago
Classic Perfection
Eliza Blue
1983 芦毛
Icecapade
コレラ
オイスターチケット
1998 鹿毛
[血統][産駒]
ウイニングチケット
1990 黒鹿毛
[血統][産駒]
トニービン
1983 鹿毛
カンパラ
Severn Bridge
パワフルレディ
1981 黒鹿毛
マルゼンスキー
ロッチテスコ
ナムラピアリス
1984 栗毛
[血統][産駒]
トウショウボーイ
1973 鹿毛
テスコボーイ
ソシアルバターフライ
ヤマニサクラ
1967 鹿毛
タリヤートス
モンテホープ

 

netkeiba.com

 

父・ディープインパクトは言わずと知れた日本近代競馬の結晶。

父系は万能な距離適性とスピード能力を伝えるヘイロー系、

母系は加速力に優れるリファール系。

産駒にも圧倒的なスピードと瞬発力を伝えている。

 

母・シェルズレイは3勝馬ながら牝馬三冠レースを皆勤出走。

父系はダートも道悪もこなすパワー溢れるアメリカ血統・ヴァイスリージェント系、

母系は持続力と坂を苦にしない根性を受け継ぐトニービン系。

 

 

今回のレースでは前目に付けられる素早さを父から、

重馬場を物ともしない力強さを母から

それぞれ受け継いだ特徴が完璧に噛み合ったことも大きかったでしょう。

 

特にヴァイスリージェント系、フレンチデピュティは

「雨のフレンチ」

 

とも呼ばれている血統なので

覚えておけば今後の参考になるかもしれませんよ^^

 

 

 

以上、大阪杯の結果考察をして参りました。

 

終わってから振り返ると結果に納得するんですが、

レース前だと不確定要素が多くて難しいんですよね…。

私はここまでの馬場悪化を見込んでなかったので、

順当にコントレイルとグランアレグリアに分があると思ってましたが…。

 

レイパパレと川田騎手に脱帽ですね。

優勝おめでとうございます!

 

 

今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

ここまでお読みいただいてありがとうございました。

 

 

それではまた次回お会いしましょう。

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