皆さんこんにちは、懲りないトモです。
そして新年1回目の記事投稿ということで改めてご挨拶を…
明けましておめでとうございます^^*
本年も私と当ブログをよろしくお願い致します!
さて2023年初回となるテーマはこちら。
『運営者が選ぶ2022年公開アニメ映画トップ3』
をお送り致します!
いきなり前年に回帰してすみません(笑)
TVアニメのみならず、劇場用作品もたくさん制作されており
私も期待を胸に映画館へと足を運んでおりました^^
そこで多くの感銘を受けた作品をご紹介させていただきますので
是非最後までお付き合いくださいませ。
では参ります!
第3位・すずめの戸締まり
引用元:映画『すずめの戸締まり』公式サイト様
監督 | 新海 誠 |
キャラクターデザイン | 田中 将賀 |
アニメーション制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
圧倒的映像美で描かれるロードムービー。
監督を務める新海誠氏はもはや説明不要の存在で
アニメ映画界ではジブリの宮崎駿氏と双肩を並べる知名度を誇ります。
前作『天気の子』から3年ぶりの新作として封を切られた本作は
日本に住む人々から切っても切り離せない震災をテーマに描かれています。
直接的に東日本大震災を想起させる演出に賛否あるようですが
過去を風化させないためにも著名な新海監督が扱ったことは
意義のある挑戦だったと好意的に捉えています。
物語の締め方から見ても前向きな作品になっていますしね^^
そして個人的には他作品のオマージュと思われる設定や描写が
結構盛り込まれているように感じました。
ダイジンと名付けられた喋る猫(の姿を模した神獣)や
作中に『ルージュの伝言』の楽曲を使用しているあたりは
『魔女の宅急便』を強く思わせる演出ですね。
(過去作においてもジブリ作品を意識されている様子は伺えます)
あと少々マイナーながら車の移動中に懐メロ(…ってもう死語?^^;)を流して
物語に深みを与える手法は『空の青さを知る人よ』(長井龍雪監督)に
影響を受けているのではないかと考えられます。
(過去にTwitterで長井監督への敬意を語られていることもありました)
長井龍雪監督『空の青さを知る人よ』。「これは自分のためだけの映画だ」と思ってしまう人がきっとたくさんいるような、とても気持ちのいい映画でした。長井さん田中さん岡田さんの3人は、はっきりと彼らにしか作れないものを表現し続けていて。とらドラ!の10年前から憧れの人たちなのです。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) October 17, 2019
新海監督自身が感銘を受けたもの・伝えたいことを咀嚼して
作品に落とし込むことで新たな層へと拡散していく…
この循環はアニメ界において大きな流れを生んでくれていると思います。
重箱の隅をつつくような苦言を申し上げるようですが
この順位に落ち着いた理由は意外性に欠けた点が挙げられます。
RADWIMPSの音楽との親和性や
日本古来の伝承と結びつける世界観は
もちろん良かったのですが、それはもう周知の事実ですからね…^^;
噂では『君の名は。』から今作までの3作品は
ひとまとめのシリーズ(『災害三部作』と称されたりしています)で
次回は一新したアプローチが期待されるとか?
情報の真偽はともかく、既に次回作にまで期待を寄せてしまうのは
新海誠という存在の強さを感じさせてくれます^^
第2位・フルーツバスケット -prelude-
引用元:VOD劇場様
監督 | 井端 義秀 |
キャラクターデザイン | 進藤 優 |
アニメーション制作 | トムス・エンタテインメント |
ハートフルドラマの過去と未来を語る総集編作品。
原作は高屋奈月先生によるマンガ作品。
全世界累計発行部数3000万部超で
『もっとも売れている少女マンガ』のギネス記録認定もされた
大人気作品の新作アニメーションとして公開されました。
主要キャラクターたちの人格が形成されていく過程を描き
TVシリーズのその後を語る補完的な位置付けのストーリーですが
本編を知らなくても思いやりの心が染み渡る世界に満足するはず。
ヒロイン・本田透を生まれ育てた環境、
そして影響を与えた両親の悲しくも優しい人生に
思わず目頭が熱くなります…。
日々の生活で心が荒む時もあるかと思いますが
この作品に込められたメッセージを受け取ることで
温かな気持ちを取り戻すことができます。
『フルバは道徳』
私の持論なんですが、割と本気で思っています(笑)
人生観にも影響をもたらす名作ですので
多くの方に見てもらえることを願うばかりです^^
第1位・THE FIRST SLAM DUNK
監督 | 井上 雄彦 |
キャラクターデザイン | 江原 康之
井上 雄彦 |
アニメーション制作 | 東映アニメーション
ダンデライオンアニメーションスタジオ |
原作終了から26年の時を経て放たれた新機軸スラムダンク!
多くの支持を集めた国民的バスケットマンガの金字塔で
物語が最高潮を迎えたことで幕を下ろしたことで
今なお語られ続ける不朽の名作。
それがこの度、原作者・井上雄彦先生自らが監督など
主要な責務を担う形で制作されたのが本作。
事前情報をひた隠しにしたプロモーションや
キャスト変更によるオールドファンからのバッシングに晒され
不安視された部分も少なからずあった公開前…。
いざ見てみるとそれらを一掃する素晴らしい作品に仕上がっていました!!
ストーリーは湘北高校のメンバー・宮城リョータの過去と
インターハイ2回戦の山王工業戦をクロスオーバーさせながら展開されていきます。
原作ではあまり語られることのなかった視点で
宮城のポジションが1番(ポイントガード)であることが
『THE FIRST』というタイトルの由来と言われています。
引用元:ROBOTS TIMES様
正直なところ、宮城のエピソードを深掘りすることは
事前に知らなかったので上映中に把握するまでは戸惑いました^^;
なので私が最も感銘を受けたポイントは本筋の山王戦…
というより実際に観戦しているかの如く
リアリティーを追求していた試合の描写です!
バスケットにはあまり馴染みのない私ですが
サッカーや野球などは嗜んでいて
スタジアムに赴いて生観戦することも多いので
少々目の肥えたスポーツフリークを自認しております。
そして湘北と山王の試合結果は私のみならず
大多数の方が既に知っている状態で見に行かれていることと思います。
そのような条件で鑑賞したにも関わらず
試合の描写には手に汗握り固唾を呑んで見守り、
時に思わず歓声を上げたくなるほどの熱量で作り込まれていました!
もしかして見るたびに結果が変わるんじゃないか?…と思わせるほど
何度見返しても奇跡的な結末はまさにリアルタイムで観戦しているような
臨場感溢れる素晴らしい表現力でした^^
原作を知らなくても熱くなれる
渾身の出来で提示されるスラムダンクの新たな1ページを
その目に焼き付けてもらいたいです!
さて今回は運営者・懲りないトモが選ぶ
2022年公開アニメ映画トップ3
をご紹介させていただきましたがいかがでしたか?
劇場用作品はメッセージ性が強く
映画館に観に行くという体験的な付加も相まって
良くも悪くも記憶に残りやすいですが、
今回挙げさせてもらったものは間違いなく見る価値がありました^^
2023年もたくさんの名作に巡り会えることを願い
引き続き映像作品を楽しんでいこうと思います!
機会があればまた記事にして皆さんと分かち合えればと思いますので
その際にはご一読いただければ幸いです。
それでは今回はこの辺りで締めくくらせていただきます。
本稿も最後までお読みいただきましてありがとうございました!
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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