この度はお越しいただきありがとうございます、
懲りないトモです!
今回お送りするテーマは…
【独自目線で読み解く試合回顧】
2026/27・明治安田J3リーグ第1節
福島ユナイテッドFC×カマタマーレ讃岐


こちらをお送りさせて頂きます。
百年構想リーグを挟んで迎える
秋春制1年目の開幕戦。
冬季期間もスケジュールに組み込まれることも考慮されてか
いきなりアウェイ3連戦というスタートを切る讃岐は
攻撃的なスタイルを標榜する福島を相手に
持ち味の粘り強さとハードワークで勝利を狙います。
この先を占うシーズン緒戦で
どういった姿をサポーターに示してくれたのか…
投稿者の視点で紐解いていきますので
よろしければ最後までお付き合いください^^
では参りましょう!!
【試合前の所感】

画像引用元:Jリーグ公式サイト様
ホームの福島はシステム【4-1-2-3】の想定。
頂点にエースの樋口選手を据え
ワイドや1.5列目にパスレシーブやドリブルによる
突破力を備えたアタッカー陣が顔を揃え
アンカーの針谷選手がタクトを振るい導く攻撃が特長。
寺田監督就任以降作り上げてきた
細かいパスワークで相手を崩す
アタッキングフットボールで
開幕からスタートダッシュを決められるでしょうか。
アウェイの讃岐はシステム【3-4-2-1】の想定。
粘り強い守備とハードワークでピンチの芽を摘み取り
守から攻へのポジティブトランジションの切れ味を磨いて
強烈なカウンターパンチを浴びせられるかが鍵。
自分たちがポールを握る時間帯が続くと窮する傾向がありますが
新加入の青木選手がビルドアップに安定感を加える存在になれば
課題解消も見えてくることになるので
チームに好影響をもたらす存在になって欲しいところです。
相反するストロングポイントのぶつかり合いを制するのは
いったいどちらになったのでしょうか。
【試合回顧・前半】

画像引用元:Football LAB様
立ち上がりのボールポゼッションはほぼイーブンで
両チームまず守備を確認しながらという様子。
前からプレスでハメに行くスタイルは
どちらかといえば讃岐が得意としているイメージでしたが
後方で組み立てる讃岐のビルドに対し
前線で4枚のラインを構えてパスコースを消す福島の守備が挑戦的。
グラウンダーで前に通す配球を封じられ
ロングボールを蹴らされていたので
讃岐の攻撃は網にかかるシーンが多く見られました。
【讃岐ポゼッション時のフォーメーション①】

讃岐のビルドアップに対し前線で4枚のラインを構え【4-2-4】の形で守る福島。
ミドルサードへ通すパスコースを狭められなかなか中盤へとボールを運べない構図を作られリスクを嫌ってロングボールを選択して組み立てるもフィジカル強度の高い福島守備陣に跳ね返され攻撃は行き詰まる。 |
一方で福島のビルドはキーパーが意図してロングボールを多用し
讃岐得意のハイプレスを回避する安全策を取りつつ
足元の技術に長けるフィールドプレーヤーは
身上のパスワークで寄せを交わし局面を動かします。
前線でプレスに行けない讃岐は
ミドルサードで奪いに行く動きを見せるも
捕まえきれずに抜かれると
プレスバックが間に合わず仕留められ先制点を許す展開に…。
【10分 福島・岡田 優希】
【福島ポゼッション時のフォーメーション①】

高い位置でボールを奪いに行かせてもらえない讃岐はミドルブロックを敷きつつタイミングを伺ってプレスを仕掛けボールを奪取したい構え。
狭いエリアでもパスを通すスキルを鍛えている福島はそのミドルプレス逆手に取るパスを差し込んでアタッキングサードで数的優位(青枠)の局面を作り出しボックス内でも乱れることなくフィニッシュまで繋いでみせた。 |
讃岐のハイプレスを無効化しながら
自分たちの長所であるボール回しで崩す
筋書き通りの展開でリードを確保した福島。
まだ試合時間は10分を過ぎたばかりということで
ここではテンポを落としてゲームコントロールを図ったため
必然的に讃岐がボールを保持する展開が生まれます。
前線に4枚を並べて中を締める福島のブロックに対抗すべく
讃岐は左右のセンターバックをワイドに広げて
迂回しながらサイドアタックを試みる工夫を見せますが
チャンスらしいチャンスはセットプレーしか作れず困窮したまま前半が終了。

画像引用元:スポーツナビ様
ここまではスタッツを伸ばせず
シュート1本と寂しい数字になってしまいましたが
ここから巻き返す手立ては残されているのか…
強みを発揮できる配置を探って力を出し切りたい。
【試合回顧・後半】

画像引用元:Football LAB様
ハーフタイムで右ウイングバックを森川選手に替えた讃岐。
中を締める福島の守備に対し
ウイングバックを高い位置に張らせて
サイドからの攻勢を強める狙いが機能し
アタッキングサードへの侵入機会が増えます。
【讃岐ポゼッション時のフォーメーション②】

ボランチの片方が最後尾のビルドに加わり左右のセンターバックを広げることで福島の前線から来るプレッシャーを分散しボールを運ぶ経路を作った讃岐。
サイドに回せば1対1の局面が生み出せるし間のスペース(青枠)にリンクマンが置かれているため中へ差し込むルートも使える効率的な配置バランスに修正してきた。 |
配置の見直しは守備面でも好影響をもたらし
前半ではなかなか間合いを詰められなかった高い位置で
トランジションの入れ替わり際で奪い返すプレーが飛び出すと
その流れで最後は佐野選手が迷いなく振り抜き同点に!
【50分 讃岐・佐野 竜眞】
タイスコアに戻ったことで
両チームがそれぞれの得意な形に回帰し
福島がボールを握りながら崩していくパスサッカーで
スイッチを入れてジワジワと相手ゴールへと迫っていく展開に。
讃岐は前半の失敗を考慮し
プレスの仕掛けを控えてディレイしながら
網に誘い込むような我慢強い守備で応戦します。
【福島ポゼッション時のフォーメーション②】

中央を切り崩してくる福島のアタックに対しローブロックを組んで鍵を掛ける讃岐。
バイタルエリアまで侵入を許しても無理に奪いには行かずフィニッシュの精度を阻害してゴールキックが取れればOKという粘り強い守備を構築し膠着状態へと持ち込みます。 |
こういった決め手に欠く展開では往々にして
流れとは無関係にチャンスが来る
セットプレーという飛び道具が物を言うことがありますが
勝敗を左右したのはまさにソコとなりました。
フリーキックでのリスタートからコーナーキックを獲得し
着々と福島ゴールへと距離を詰めると
村上選手のキックにキーパーの前で林田選手が合わせ
値千金の殊勲弾をねじ込み讃岐が逆転に成功しました!
【82分 讃岐・林田 魁斗】
終盤に頭一つ抜け出した讃岐は
交代カードで守備的な選手を投入し
最後はセンターバック4枚という
極端なシフトで逃げ切りタイムアップ。

画像引用元:スポーツナビ様
福島の工夫を凝らした守備に翻弄され
戸惑いを隠せないまま折り返しましたが
得点を取りに行く攻撃的な修正も見られ
プレスに行くタイミングが掴めないなかでも粘った泥臭い勝利。
苦しみを耐え抜くタフな精神力がピッチを体現し
目指しているチームカラーが可視化できた
挨拶代わりには十分過ぎるゲームでした^^
さて今回は
【独自目線で読み解く試合回顧】
2026/27・明治安田J3リーグ第1節
福島ユナイテッドFC×カマタマーレ讃岐
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
百年構想リーグを経て浮かび上がった足りない部分を補い
完成度を高めていた福島を相手に劣勢のスタートを切るも
試合中に挽回する器用な一面を見せつつ
ビハインドでも落ちない精神的な成長が感じられた一戦^^
投稿者が選ぶプレイヤー・オブ・ザ・マッチは
欲を殺して守備でバランスを取りながら
味方を活かす2アシストを記録した村上悠緋選手で
彼の活躍がなければこの結果に導くことは難しかったと思います。

画像引用元:Jリーグ公式サイト様
対する福島で最も印象に残ったのは
狭いエリアでも持ち味を損なうことなく発揮し
決定機に絡みフィニッシュワークも見事だった岡田優希選手。
北九州や奈良でも結果を残した
さすらいのアタッカーは福島でも輝きが変わらず
今後もチームを牽引する存在であるだろうと思いました。
次節の対戦相手となるギラヴァンツ北九州は
開幕節が台風接近のため延期となり
間隔が空いての今季初戦となります。

画像引用元:フットボールチャンネル様
百年構想リーグではまさかの低迷で
最下位・40位フィニッシュとなり
監督交代で出直しを図る立場なだけに
幸先良いスタートを切るため躍起になってくるでしょう。
注目選手はチーム一筋で主力に登り詰め
攻守に顔を出すハードワーカーの岡野選手と
守備陣を情熱で引っ張るファイター・奈良坂選手。
特に奈良坂選手は讃岐に在籍経験もあり
特別大会のプレーオフは欠場したため実現しなかった
古巣対戦に意気込みも人一倍入っているのではと想像できます。
技術的な差はそこまで違わないマッチアップだと思うので
フィジカルコンタクトなど競り合うシーンが多くなりそう…
相手の気迫に怯まないようメンタルをコントロールして
力を出し切りファイトしてきてもらいたいです!
といったところで本稿はこれにて失礼させていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
また別の記事にてお会いしましょう。
⇩前回記事⇩
