この度はお越しいただきありがとうございます、
懲りないトモです!
今回お送りするテーマは…
2025・J3リーグ第28節
カマタマーレ讃岐×SC相模原
こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。
第27節・福島戦では試合の入りが良く相手の中央突破を封じつつ
ミドルパスを主体とする攻撃でペースを握るも
オウンゴールでビハインドを抱えるとリスクを負って攻めに出て
2度追い付く粘りも及ばず最後に競り負けた讃岐。
運の要素も大きく絡み二転三転する流れを乗りこなせず
沈んでしまった反省を活かして浮上していけるのか
苦境を跳ね返す反骨精神を見せつけたいところです。
対する相模原は手堅い守備を武器に天皇杯で8強まで躍進し
リーグ戦もコツコツと勝ち点を積み上げていましたが
前節の岐阜戦ではドミノ倒しのように瓦解し
まさかの5失点大敗を許してしまいました。
大きく躓いてしまった直後に態勢を立て直せるかどうかは
今後のチームビルディングを左右する大事な局面になるため
ここはショックを引きずることなく巻き返したいはずです。
失点を重ねてしまった嫌な負け方を払拭する
勝利という特効薬をどちらが手にすることになったのか…
いつものように私見を交え振り返り考察していきますので
最後までお付き合いください。
では参りましょう!!
【試合前の所感】
引用元:SPORTERIA様
讃岐は3バックも想定されるメンバーを揃えてきましたが
ベースは【4-4-2】のまま動かさずにスタート。
サスペンションで不在の長谷川選手に代わり
江口選手が今季初のスタメン起用を勝ち取っています。
怪我による出遅れでここまでは不完全燃焼のシーズンを過ごしていた分
巡ってきた機会に持ち味を発揮して欲しい存在。
もう一つ気になった点は
攻撃の牽引役を務めていた川西選手のベンチスタートで
これは後半に失速していた直近の傾向を見て
切り札として使いたいという戦略的な意図がありそうです。
その役割で当人が納得するかどうかは気掛かりですが
弱点を補うことができる適切な判断に思えます。
引用元:SPORTERIA様
対する相模原もシステムは据え置き【3-4-2-1】を採用。
ただスタメンを5人も替える思い切った判断で
嫌なイメージを払拭すべくメスを入れます。
今夏加入の山内・中山(※敬称略)といった新戦力を起用し
ショッキングな大敗から心機一転盛り返したいゲームです。
【試合回顧・前半】
引用元:Football LAB様
開始から相模原がロングボール主体のラフな攻撃を見せ
チャンスらしいチャンスはセットプレーに偏る
静かな立ち上がりでスタートした一戦。
消極的な選択が目に付く相模原イレブンは守備の際にも
後方がラインを上げてプレスを促す動きを見せても
前線はそれに連動することなくディレイしてしまい
全体が不自然に圧縮された陣形になるシーンが散見されました。
讃岐のビルドアップに対しプレスに行かずディレイして遅らせる守備(青矢印)の前線とラインを上げて奪いに行こうとする後方(赤矢印)とでイメージのズレが見られていた相模原。
讃岐は自陣でプレッシャーを受けることが少なく危険な位置でボールをロストする可能性が低かったため攻撃を楽に組み立てることができた。 |
相模原の守備が機能していない隙を突き讃岐が前線に攻め入ると
フォローに来た江口選手に渡りワンタッチ挟んで上げたクロスに
河上選手が合わせたボールはゴール左隅に吸い込まれていき
ここで均衡を破る先制点を挙げます!
\GOAL PLAYBACK/
🏆2025明治安田J3リーグ第28節
🆚#SC相模原
⚽2-0「江口さんがボールを持った瞬間いいところに来ると思った」という #河上将平 選手。
予想通り、ドンピシャの #江口直生 選手からのボールに上手く合わせてゴールに流し込みました。負傷もあった中での嬉しい移籍後初ゴール⚽… pic.twitter.com/KdNVXUv7Ph
— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) September 21, 2025
相模原側が自ら試合後に反省の弁を残すほど
守備の乱れが出ていた前半でしたが
そこを見逃さずに先制できたことで
試合の流れを呼び込むことに繋がりました。
この勢いが失われる前に追撃を浴びせたい讃岐は
今季いまひとつ得点に結びつけられていないセットプレーから
またしても江口選手のキック精度が光りを放ちます!
\GOAL PLAYBACK/
🏆2025明治安田J3リーグ第28節
🆚#SC相模原
⚽2-0今季初先発となった #江口直生 選手。
「チームの置かれている状況をキャプテンとして背負って試合に出てくれた」と #金鍾成 監督が評価したとおり、1ゴール1アシスト⚽伝家の宝刀を振り抜き、チームを勝利に導きました✨… pic.twitter.com/Gdohi4HjYJ
— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) September 21, 2025
讃岐サポとしては見慣れたオリンピックゴールですが
Jリーグの歴史を遡っても3年連続で決めたのは
江口選手が初めて、ということだそうで非常に誇らしく思います^^
\調べました📚/
”3年連続直接CK弾”を決めた #江口直生 選手
「え、そんなんできる???」
ということでJリーグデータセンターへ問い合わせ💻CKから直接ゴールを決めた選手を調べると、
3本決めている選手が2人(3本が最多)
3年連続は・・・江口選手だけ!!… pic.twitter.com/7KJU3PxpBX— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) September 23, 2025
2点差となったゲームですが追う側に回っている相模原は
ここでウイングバックのポジショニングが下がり気味になり
見た目上は5バックで自陣に重くなると
ポゼッション率も大幅に落とし防戦一方に。
結局スコアはそのまま2-0で折り返しを迎えましたが
個人的には讃岐のパフォーマンスよりも
相模原の出来の悪さが気になった前半。
引用元:スポーツナビ様
ハーフタイムを挟むことで復調を見せるのかどうか…
讃岐としても最近は後半の戦い方には課題を抱えているので
一筋縄ではいかないだろうと気を引き締めておきたいところです。
【試合回顧・後半】
引用元:Football LAB様
後半開始のタイミングで両ウイングバックを交代させ
ポジショニングを高めに設定してきた相模原。
【3-2-4-1】のようなシステムに可変する相手に対し
讃岐はそこをケアするためにサイドバックを下がり気味に置き
【4-4-2】のブロックを構え守備の比重を高めます。
敵陣に配置する駒を増やして攻撃に出る相模原に対し【4-4-2】のブロックで中のスペースを消す讃岐。
基本的には待ち構える姿勢を取りつつサイドハーフがチェイス(赤枠→白矢印)する時にはセンターハーフはロック(青枠固定)しその逆パターンで真ん中からプレスに行く(青枠→白矢印)時にはサイドを残す(赤枠固定)部分的な寄せ方でビルドアップを妨害していた。 |
加えてタッチラインに逃れて時間を空費させる
狡猾なプレーを徹底させていたことも目につき
特にスローインのリスタートはギリギリまで遅らせて
時計の針を進めていきます。
反撃に転じたい相模原にやりたいことをやらせず
途中で飯田選手の見せ場や怒りの咆哮を見ることなく(…笑)
淡々とした流れで最後まで試合をコントロールした讃岐。
勝負を決定付けるダメ押し点が奪えなかったことは残念でしたが
最後まで余裕を持った試合運びで
久々のクリーンシートを達成した完勝劇となりました。
引用元:スポーツナビ様
相模原が前半低調なパフォーマンスだったことで
首尾よく先制・中押しの得点を奪い楽な展開になりましたが
後半に4バックの守り方がチームに馴染んでいることも確認できたし
危なげない逃げ切りに手応えと満足を感じられた一戦でした^^
さて今回は
カマタマーレ讃岐試合回顧・2025
【第28節・vsSC相模原】
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
突出した実力を兼ね備えたチームではないため
どこと戦っても難しくなるのがほぼ確実なリーグ戦で
ここまで余裕を持った勝ち方ができたのは珍しく
それがこのタイミングで訪れたことも幸運でした。
毎回こういう巡り合わせになれば言うことはないのですが
相手の調子落ちを願うよりも自分たちが万全を期して
勝てる試合を増やしていきたいですね!
そして次節の対戦相手となるのが【ツエーゲン金沢】。
引用元:Lemino様
伊藤前監督が率いていた時から攻撃への意識が高いチームで
自陣から細かく繋ぎながらポジションを可変していくスタイルから
スペースを見つけたらボールを蹴り出して味方を走らせる
運動量豊富でアクティブな速さを追求している印象に変わり身を見せています。
守備に回っても積極的にボールを奪いに来るため
プレースピードと判断力がいつも以上に求められる
ある程度ミスの起こりやすい流れを想定したほうが良さそうな相手。
とはいえそれはお互い様なので
向こうのミスにつけ込む準備もしっかりイメージして
ハイテンポな流れを乗りこなして勝利に近づいて欲しいところです。
とにかく今季はアウェイゲームで滅法弱くここまで僅か1勝…
それが高知戦ということで四国以外の地域で勝ちがないという
嫌なデータをそろそろ壊しておきたいですし
クリーンシートを弾みに意気揚々と挑んでもらいたいですね^^
昨季クラブタイの5連勝を記録した験が良いスタジアムで
四国以外未勝利というジンクスを破る戦いに期待し
本稿を結ばせていただきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ではまた別の記事にてお会いしましょう。
⇩前回記事⇩
