【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs奈良クラブ【2025・明治安田J3リーグ第26節】● 3-4

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

今回お送りするテーマは…

 

2025・J3リーグ第26節

奈良クラブ×カマタマーレ讃岐

 

奈良讃岐

 

こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。

 

第25節・群馬戦では相手のキーマンに対し

変則的なマークを付ける守備対応が機能しリードする展開を作ると

前半途中での3枚替えなどギアを入れ直す決死の猛追を振り切り

激戦を制してみせた讃岐。

 

 

点差に余裕が生まれたところから詰められる苦しい流れになりましたが

形はともあれ勝利したという最高の結果を自信に変えて

降格のチラつく下位からの脱出へ歩を進めたいところです。

 

対する奈良は開幕から堅調な推移で上位に付け

途中で監督が交代する頓挫がありながら

後任に招聘した小田切監督のもと成績は上昇傾向となり

前節も堅守の栃木SC相手に追いついてのドローで直近は5戦負け無し。

 

 

ワントップのポストプレイを使うロングカウンターと

トランジションの入れ替わり際を狙うゲーゲンプレスを武器に

質の高いフィニッシュワーク仕留める攻撃の形を持ち

押し込まれた時にはプレスバックし全員で守る戦術が浸透している強敵。

 

過去の対戦成績で勝ちのない讃岐を相手に

積み上げた実力を示しジンクスブレイクに挑みます。

 

残留と昇格…目指す先が違えど求める結果は同じ

是が非でも手に入れたい勝利を掴んだのはどちらになったのか。

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

では参りましょう!!

 

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【試合前の所感】

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

讃岐はシステム変更後4試合目となる【4-4-2】でスタート。

 

スタメンも前節から据え置きと徐々に固定化してきたので

連携の高さも発揮して監督の目指すビジョンを体現したいところ。

 

傾向として後半に失速してしまう様子が見られるので

ベンチメンバーに奮起を促してフルタイム通して

パフォーマンスを保てるかどうかもポイントになってきます。

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

対する奈良もベースは変えず【4-2-3-1】を継続。

 

現システムを採用して以降の戦績は6勝3分1敗と

チームにジャストフィットしている形を維持し

昇格へ向けてロングスパートを続けたいでしょう。

 

積み重ねてきた好結果を自信に

チーム一体となって勝利を目指してくるはずです。

 

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【試合回顧・前半】

 

引用元:Football LAB

 

試合は讃岐が自陣から繋いでいくスタイルを取り

奈良が守備時に【4-4-2】へ可変するため

擬似的なミラーゲームというマッチアップが成立します。

 

敵陣からのプレス強度が持ち味の奈良ですが

早い時間帯からフルスロットルでは行かず

ミドルブロックを組んで対応するペース配分を見せるなか

讃岐はセットプレーからチャンスを作りゴールに迫ります。

 

 

奈良の【4-4-2】ミドルブロックに対し
川西選手が加わった中盤のトライアングル(青三角)がボールキープしながら
中盤のプレス(赤枠→白矢印)を誘うビルドアップを繰り出す讃岐。

 

このエリアで奪いに来ないケースにはサイドに展開しながら
センターバックが間を抜く縦パスを刺すタイミングを伺い
基本的に中から崩していこうという狙いが見えた。

 

一方でポゼッション率が上げられず

やや押され気味なプレーが続いていた奈良も

得意とする前線からのプレスを要所で発動させ

15分にはスローインを奪い取り決定機を作ります。

 

劣勢のなかワンチャンスで仕留めていれば

奈良にとっては大きなアドバンテージになり得た場面で

チーム方針の兼ね合いでどうしても出番が多くなる飯田選手が

ここでもひとつ大仕事をしてくれたおかげで讃岐ペースのまま推移。

 

ただ辛抱強くゴール前に人数を揃え鍵を掛ける奈良の

ゴールネットを揺らす一撃は生まれることなく

前半はスコアレスで折り返しとなりました。

 

スタッツ

引用元:スポーツナビ

 

フィニッシュまで持っていこうという

強い攻撃意識で数に勝る讃岐と

押し込まれる展開をしっかりと我慢し

少ないチャンスで脅かした質の高い奈良。

 

均衡が破られず緊迫する試合は

この後どう動いていくのでしょうか。

 

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【試合回顧・後半】

 

引用元:Football LAB

 

後半の立ち上がりも流れを引き継ぐ形で攻め込む讃岐が

ファーストチャンスで川西選手がノーモーションのキックを

ゴールに突き刺し先制に成功します!

 

 

ビハインドを負いゴールが必要な状況となった奈良は

交代カードを切りボランチで出場していた神垣選手を

右サイドバックに置く展開力のある布陣へとシフトし

自分たちでボールを握る時間帯を増やし反撃に出ます。

 

その交代から間もなくのタイミングで

堀内選手の刺した縦パスに反応した岡田優選手が

絶妙なファーストタッチから右足を振り抜き

奈良は狙い通りスコアをイーブンに戻しました。

 

 

讃岐としてはブロックをしっかりと組んでいたなかで

僅かな隙間を通されてしまう落ち度のない失点だったので

あまり引きずらず切り替えていきたいところでしたが

セットプレーの混戦から被弾しひっくり返される展開に…。

 

 

前半には同じようなシチュエーションでノーゴールだった讃岐と比較し

明暗が分かれる形で逆転を許してしまい精神的なショックは残りますが

これも不運な失点と割り切って再度追い上げたい局面でした。

 

投入のタイミングを図っていた3枚の交代カードをここで切り

ベンチもチームを鼓舞するメッセージを送りましたが

無情にも奈良に中押し点を献上する結果に…。

 

 

ドリブル突破を試みた田村翔選手と交錯した井林選手が

プレーに復帰できず空いていたスペースで待ち構えていた岡田優選手に

クロスを頭で合わされて失点する形でしたが

ここは無理を押してでも井林選手に立ち上がって欲しかったシーン。

 

直後に林田選手と交代となり

戦術的な意図があったのかアクシデントによる不慮の入れ替えなのか

色々な可能性が考えられる一手ですが

私の目からは懲罰の意味が込められていたように映りました。

(中継映像では退場する際に担架を使っていなかったことと

試合後の挨拶には参列していたことから

怪我の可能性はそんなに高くないのでは…というのが個人的な推察です)

 

讃岐の守備が目に見えて乱れた影響は相手にも現れ

ここぞとばかりにダメ押しの一撃を狙ってきたことにより

両チームがゴールを奪い合う派手な打ち合いに発展。

 

 

岩岸選手がギアチェンジしたプレスでボールを奪い取り

そのままゴールに蹴り込んだかと思えば、

 

 

讃岐の縦パスをインターセプトした流れで奈良が反転しゴール前になだれ込むと

ディフレクトしたこぼれ球に田村翔選手が詰めて差を広げて、

 

 

帰ってきたキャプテン・江口選手の描いた放物線が

誰も触れることなくゴールに吸い込まれ

讃岐が再び追い上げる大混戦の最終盤が待っていました。

 

最後まで流れが行き来し落ち着かない試合は

岡田慎選手のセービングで難を逃れた奈良が

辛くも逃げ切る形でタイムアップ。

 

 

スタッツ

引用元:Football LAB

 

両軍が自滅に近い失策を繰り返した応酬は

思わず頭を抱えたくなる締まらない流れでしたが

エンタメとしては盛り上がる展開だったと思うので

プロモーションの側面では有益な一戦になったかもしれません。

 

ただ毎試合これを見せられてはたまったものではないので

言われるまでもないことでしょうが

改めるべきところはしっかりと修正して

残る戦いの糧としてもらいたいです。

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第26節・vs奈良クラブ】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

1-2になったところまでは互いに技ありプロの所業という内容でしたが

それ以降の乱戦には素人ながら苦言を呈したくなるレベルで

スコア的には僅差に終わり体裁は保ったものの

今一度自分を見つめ直し反省してもらいたいと感じた一戦でした。

 

もちろんポジティブな部分もあったなかで

総合的には改善点が目立ち厳しい結果が残ったということなので

全てを否定するわけではなく良し悪しを精査したうえで

強くなれるよう落とし込んで欲しいですね。

 

連敗は意地でも避けたいこのタイミングで
対戦する相手となるのが【福島ユナイテッドFC】

 

引用元:Lemino

 

パス・ドリブルといった指標がリーグトップ

言わずと知れた超攻撃的なサッカーを志向するチーム。

 

昨季の主力選手が抜けた影響から質の面は低下し

時折大敗するゲームも散見されますが

フルタイム途切れることなくアタックしてくる姿勢は

相手として見ると非常に脅威です。

 

ただボールを細かく繋ぎながら

攻撃的なポジションへと可変していくため

攻守が裏返った際のカウンターは常に狙い目

 

特にサイドはオープンスペースが空きやすいので

讃岐のアタッカー陣には

そこでもらい受ける動き出しを意識して欲しいですね!

 

ちなみに米山監督時代は寺田監督率いる福島を得意としており

オールコートマンツーマンという積極的な策で完封した実績も。

 

ボールを持たせると厄介な選手が多いので

激しい寄せでプレーの選択肢を奪うことが重要になってきます。

 

守備にエネルギーを費やす必要に迫られる難敵ですが

勝利を目指して限界まで足を動かし続けてもらいたいです^^

 

奈良戦の失態を取り返す反発力に期待して

本稿を結ばせていただきます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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