【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsFC岐阜【2025・明治安田J3リーグ第23節】△ 1-1

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この度はお越しいただきありがとうございます、

懲りないトモです!

 

今回お送りするテーマは…

 

2025・J3リーグ第23節

カマタマーレ讃岐×FC岐阜

 

讃岐岐阜

 

こちらの試合回顧をお送りさせて頂きます。

 

およそ2週間の中断期間を終えての再開初戦は

降格と残留のボーダーラインを争う構図に立たされている

不調に苦しむ両チームの6ポイントマッチ。

 

讃岐は前節・F大阪戦に【3-1-4-2】の新システムで攻撃が活性化し

次々とゴールを脅かしながら1点に抑えられると

最終盤でクロージングに失敗しまさかの逆転負け…。

 

 

内容的には求められる以上のパフォーマンスを出せていただけに

最後に崩れて台無しになってしまった悔しさの残る試合でしたが

気持ちを切り替えて次の一戦に臨むことはできるのでしょうか。

 

もう一方の岐阜も松本と対戦した前節は

前半でリードされる難しい展開を何とか打破しようと試みるも

相手の試合運びに反撃を交わされ逃げ切りを許し

石丸監督就任後も勝ちが遠い苦境は変わらず…。

 

 

ただ中断期間中にミニキャンプを敢行し

新体制の成熟度とチームのモチベーションを上げて

準備は整えて乗り込んでくることでしょう。

 

 

お互いに負けることが許されない土俵際の戦いは

どういった決着が用意されていたのか…。

 

いつものように私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

では参りましょう!!

 

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【試合前の所感】

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

讃岐は前節と同じく【3-1-4-2】がベースになってくるかと想定していましたが

キックオフで最終ラインが4枚並ぶブロックの構えを見て

開始時点で季初となる4バックの採用が濃厚となりました。

 

チームの編成を見てもある程度3バック前提で選手を集めているはずなので

個人的には少々懐疑的に見えるチャレンジですが

これが吉と出るか凶と出るか…。

 

新加入の松本選手がチームに還元する影響を含め

未知数の部分をしっかりと見定めていきたいところです。

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

対する岐阜は最も馴染んだ4バックを採用しながら

攻撃的なユニットを中心に入れ替えを実施し

結果的に【4-4-2】のミラーゲームという様相。

 

こちらも新たに獲得した山谷選手が初陣を飾り

得点源を担っていた粟飯原・佐々木の両選手はメンバー外(※)

思い切った起用で新味を出そうという意図が見えます。

※この試合を終えた後に移籍情報がリリースされました。

 

 

双方が変化を施してきた予測の難しい一戦で

チームを救うラッキーボーイは現れるのでしょうか?

 

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【試合回顧・前半】

 

引用元:Football LAB

 

ミラーゲームになったことで

マンツーマンで対峙するシーンが増える試合となり

立ち上がりは讃岐が前からハメようとプレス強度を上げると

岐阜はそれを嫌いラフに蹴ってボールを繋げない展開。

 

讃岐はボールを保持し自陣からビルドしていく際に

サイドバックが高い位置を取り前線に人数を置く形へと可変し

敵陣への侵入機会を増やしていきます。

 

 

サイドバックが高い位置を取り
サイドハーフが中に絞る動きで可変し
敵陣に対し6枚〜8枚侵入する攻撃的な陣形を生み出す讃岐

 

岐阜は最終ラインの横幅が圧縮され(青矢印)
センターで数的不利の局面になりボランチが誰に付くかという迷いが生まれ
カウンターチャンスになりそうなエリアでのボール奪取は出来ずにいた。

 

しばらくは讃岐が攻撃のターンを握り優位に立っていましたが

プレッシャーに慣れた岐阜が安易な蹴り返しを止めて

サイドを使う攻撃ルートに活路を見出すと泉澤・山谷(※敬称略)らが

リブルで仕掛け1枚剥がしてクロスを上げるというパターンを確立させ流れは一変。

 

急造4バックで不安のある讃岐は守備の対処が拙く

一転してにピンチに陥るシーンが増えていくと

クロスボールが流れた後の二次攻撃でスーパーなミドルを打ち込まれ

大事なゲームの先手は岐阜が奪う展開になります。

 

 

決して崩されたわけではなく

讃岐にとってはアンラッキーな失点でしたが

同じやられ方が続いていたことを考えると

いずれはこうなる運命だったとも思えます。

 

讃岐も追い上げるべく攻撃の手数は増やそうと試みていましたが

チーム合流後間もなくで抜擢された松本選手のパフォーマンスが不十分で

ゴール前にボールが収まらずクオリティは今ひとつ…。

 

さらにハーフタイムを迎えるタイミングで

ここまでシュート5本を放ち奮闘していた後藤選手が倒れ込み

脳震盪の疑いから交代を余儀なくされるアクシデントも発生し

雲行き怪しい状況で後半へと向かうことになります。

 

金監督がチームに求める攻撃意識を

選手たちは難しいシチュエーションでも

ピッチで発揮できるのかどうか真価が問われます。

 

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【試合回顧・後半】

 

引用元:Football LAB

 

後半開始時に2枚替えを行い

同点・逆転を狙い攻勢を強めたい讃岐。

 

大野選手をファーストトップ、川西選手をセカンドトップに置き

ボランチも前川選手を前に出すような形を取り

見た目上は【4-1-4-1】や【2-1-4-3】のシステムへ可変しますが

ボールが握れず守勢に回るターンが増えピンチの連続を迎えます…。

 

 

ベンチが攻撃に比重を置き前線に集めの人員を割く讃岐。

 

ただボールを握れない展開にバックラインは上がれず
前後が間延びする歪なバランスになってしまい
ミドルサード(赤枠)は岐阜が制圧した格好になり
飲水タイムまでの間はほぼ一方的に攻められてしまった。

 

リスクを犯し勝負に打って出るも

思ったようなリターンが得られず機能不全に陥っていましたが

この状況を変えるワンプレーが突然に訪れます。

 

 

サイドバックも攻撃の駒として扱う
今日の戦術が実ったような泥臭いゴール
劣勢を跳ね返す一撃をねじ込み試合は振り出しに。

 

 

ゴールラインを割ったかどうかというギリギリの判定で

自分たちの優位が一瞬にして崩れてしまった岐阜にとっては

フラストレーションの溜まる痛恨の失点になってしまったはずで

胸中穏やかにいられず取り乱してしまうのも仕方ないシーンでしょう。

 

ここからは両軍が勝利を目指し打ち合う展開となり

ロングカウンターの発動機会が増えた讃岐は

フリーで空いていた左合選手を中心にシュートチャンスが幾度も訪れるも

好機をモノにできず。

 

一方で交代による余力は残していた岐阜は

ナンバー10の北選手がジョーカーとしてピッチに出てくると

がら空きになっていたサイドから切り崩す会心のアタックから

絶好機を作り出すも飯田選手渾身のビッグセーブに阻まれ天を仰ぎます。

 

 

心身を擦り減らすデッドライン上の攻防は白黒付かず

双方痛み分けのドローにて決着。

 

フィニッシュの精度に課題を残した岐阜と

不慣れな4バックで守備面の不安が浮き彫りとなった讃岐…

振り返るとウィークポイントのほうに目が向く苦しい内容も

最後まで勝利を目指し続けた選手たちの闘志は感じられた一戦でした。

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2025

【第23節・vsFC岐阜】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

中断期間を跨いだとはいえ4バックへの変更はサプライズで

この試合を見る限りではまだまだ実戦レベルでは危うさの残る

付け焼き刃の策に思えて個人的には疑問符が付きます。

 

金監督が公に対しブラフを混ぜるタイプかどうかは不明ですが

試合後のコメントからは今後も続けていくようなニュアンスを残しており

額面通りに受け取ったら今後も守備面への不安は覚悟して

応援する側も試合を見ていく必要がありそうですね…。

 

 

ただチームに新しい刺激を与えるという意味では

ある程度の効果が及んでいるようなので

これが好転のキッカケになってくれればと願います。

 

新たな一歩を踏み出したなかで迎える
次戦の対戦相手に待ち受けるのは【FC琉球】

 

引用元:Lemino

 

基本的には細かいパスワークでプレスをいなして前進していく

ポゼッションサッカーを志向していますが

スコアに応じて柔軟に立ち回りを変える器用さも併せ持ち

先手を奪うとそのまま逃げ切りを狙える組織力を備える難敵。

 

おそらく前半のうちから仕掛けてくることが予想されるので

ガードを固めてカウンターパンチを狙うのも一つの手ですが

琉球にトランジションが鋭いイメージはあまりないので

金監督ならばボールを握りながら主張し合う真っ向勝負を挑む可能性のほうが高そう…?

 

琉球のシステムは直近で1トップ2シャドーとなる

【3-4-2-1】を採用していることからマンツーマンでマークに付きやすい

3バックのほうが守備面はやりやすいのではと素人ながら考えますが

4バックにこだわった後の試合だけに固執するのか柔軟に対応するのか初手に注目です。

 

絶対に落とせない試合を最低限の結果で乗り切り

僅かながらプレッシャーが軽くなった状況で次戦に臨めると思うので

より良いパフォーマンスを発揮してくれることに期待を寄せて

本稿を結ばせていただきます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

⇩前回記事⇩

 

 

 

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