この度はお越しいただきありがとうございます、
懲りないトモです!
今回お送りするテーマは
カマタマーレ讃岐新指揮官・金鍾成監督が作りあげた
これまでのチーム傾向解析②
こちらをお送りさせて頂きます。
約2週間のサマーブレイクが設けられたJ3リーグは
いよいよ今週末から再開となります。
シーズン途中から指揮を任される金監督にとっては
チームの状況を把握し自身の考えと擦り合わせる作業を施す
重要な準備期間になっていたでしょう。
ここからどういった変化がもたらされるのかという未知の可能性を
これまでに手掛けてきたチームの傾向に目を向けて
前回に続き探っていきますので最後までお付き合いください^^
では参りましょう!!
ガイナーレ鳥取・2021
J3・22戦7勝1分14敗(※第9節-第30節)
勝ち点22・得失点-13(30得点43失点)
ゴール数トップ | アシスト数トップ | 出場時間数トップ |
田口 裕也(9) | 石川 大地(6) | 鈴木 順也(2339) |
(⇡シーズントータル⇡)
鹿児島退任から半年と経たない間隔で鳥取からのオファーを受け
三度目のJクラブを率いることになった金監督。
前任者(※髙木理己氏)の築いた形を残しつつ
自己流のアレンジを求められる途中就任に苦戦が続くも
3バックと4バックを併用するなど試行錯誤の末に
最終盤は5戦4勝と成果を出し面目は保ってみせた。
引用元:Football LAB様
中盤にボール奪取能力の高いボランチの特性を活かし
これまでのポゼッションを握りながらというスタイルとは
また違った形で攻撃的な指標を伸ばし
指導者としての引き出しが増えた印象を持ちます。
この後にステップアップを果たすプレーヤーも在籍しており
飛躍のキッカケを与えたことも評価できる
チーム成績以上に価値のある仕事をしていたと言えるでしょう。
ガイナーレ鳥取・2022
J3・34戦12勝5分17敗
勝ち点41・得失点-1(55得点56失点)
ゴール数トップ | アシスト数トップ | 出場時間数トップ |
石川 大地(15) | 田村 亮介・新井 泰貴(5) | 石川 大地(2844) |
前年に築いた土台に上積みを求められたシーズンは
リーグ3位タイの55得点を生み出し
攻撃面では申し分のない数字を残しながら
勝ち点が伸ばせずボトムハーフに沈む消化不良の成績に。
引用元:Football LAB様
指標に残るデータだけを見ると内容は優秀ながら
昨季トップスコアラーの田口選手が4ゴールと不振で
ゴールキーパーのセーブ数値も低調と
勝敗に直結するキーポジションのクオリティが落ちたのが痛かったか。
チーム編成は予算規模以上の陣容が確保できていたシーズンだけに
悔やまれる結果に終わってしまったと言えるでしょう。
ガイナーレ鳥取-FC琉球・2023
J3・14戦3勝6分5敗(※第1節-第14節)
勝ち点15・得失点-4(19得点23失点)
ゴール数トップ | アシスト数トップ | 出場時間数トップ |
牛之濱 拓(9) | 世瀬 啓人(6) | 普光院 誠(3105) |
(⇡シーズントータル⇡)
昨季トップスコアラーの石川選手を始め
石田・新井・田口(敬称略)ら主力クラスの流出という
資金難を抱えるクラブの宿命に抗えず
責任を取らされる格好でチームを去ることになります。
ただ自身が退いた後に成績を伸ばし
鳥取が6位フィニッシュしたことを考えると
チームのポテンシャルを引き出しきれなかった手腕に
陰りが見え始めていたと判断されたのかもしれません。
シーズン途中でフリーの身となった金監督ですが
この年に低迷していた古巣からオファーが舞い込み
僅かの空白期間で現場復帰が実現。
J3・11戦4勝3分4敗(※第28節-第38節)
勝ち点15・得失点±0(14得点14失点)
ゴール数トップ | アシスト数トップ | 出場時間数トップ |
野田 隆之介(11) | 高安 孝幸(4) | 福村 貴幸(2916) |
(⇡シーズントータル⇡)
自身2度目となるシーズン途中就任でスタートした
第二次琉球政権は着任前27試合で勝ち点23と苦戦していたチーム成績を
立て直し回復させることに成功して
難しい局面を経験を活かした好リリーフで面目躍如。
システムは様々手を加えていましたが
讃岐で披露した【3-1-4-2】もこの辺りから積極採用し
攻撃特化スタイルからバランス型への変遷が感じられます。
2チーム合わせての成績は7勝9分9敗と過去と比較して
引き分けの比率が上がっていることが伺え
現実的に勝ち点を拾う立ち回りが身に付いたことで
残留を争うボトムスの指揮官として適性は上がっているかもしれません。
FC琉球・2024
J3・38戦12勝11分15敗
勝ち点47・得失点-9(45得点54失点)
ゴール数トップ | アシスト数トップ | 出場時間数トップ |
富所 悠(12) | 上原 牧人(4) | 鈴木 順也(3405) |
琉球復帰2季目は白井選手がエースとして覚醒し
20節終了時点で8勝6分6敗と好成績を収め
ルヴァン杯でもガンバ大阪相手に大金星を挙げるなど躍進を見せるも
彼の移籍後は大きく失速しシーズン終了後に退任となった。
引用元:Football LAB様
ポゼッション率・パス数はリーグ上位の数値を残すも
パスエリアは自陣に寄りロングボールが極端に少ないことから
前進させることには相当な苦労をしていたことが見て取れます。
チームの核が抜けた時の対処に疑問符が付く結果になったことは
低予算クラブを率いるにあたっての不安材料になるかもしれません。
さて今回は
カマタマーレ讃岐新指揮官・金鍾成監督が作りあげた
これまでのチーム傾向解析②
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
これまでのキャリアを振り返って見ると
超攻撃的なサッカーを施行するイメージは
やや誇張されたものなのかなと少し印象が変わりました。
ただ金監督のチームで開花したと呼べる選手の多くは
前線を任されるタイプであることは確かなので
得点能力の伸びに期待できる指導者なのは間違いないでしょう。
そして過去の傾向からチームが飛躍したときに
キーマンを担うまでに成長したのは
☆セービング能力の高いゴールキーパー☆朴 一圭・東 ジョン
☆対人強度の高いボランチ☆小松 駿太・世瀬 啓人・新井 泰貴
☆得点力のあるサイドアタッカー☆田中 恵太・五領 淳樹・米澤 令衣
☆複数の役割をこなせるマルチロール☆富所 悠
☆ディフェンスラインと駆け引きできるワンタッチゴーラー☆中川 風希・石川 大地・白井 陽斗 |
といったタイプの選手たちでしょうか。
J3優勝を成し遂げた第一次琉球政権下では
これらの特徴を備えた選手が揃っていましたし
結果の伴わなかったチームでは欠けていた印象です。
これらに当てはまる選手が今の讃岐に存在するのか
またはこれから発掘されるのかを『楽しみに』『期待しながら』
チームの行く末を見守っていきたいです^^
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ではまた別の記事にてお会いしましょう。
⇩前回記事⇩
