【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vs奈良クラブ【2024・明治安田J3リーグ第34節】△ 2-2

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皆さんこんにちは、懲りないトモです。

 

 

今回取り上げるのはこちらの一戦。

 

 

2024・J3リーグ第34節

奈良クラブ×カマタマーレ讃岐

 

奈良讃岐

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

前節の宮崎戦では慎重なゲームプランでスコアレスのまま流れた試合が

後半早々に偶発的なゴールを許すと一気に暗転し

玉砕覚悟の特攻も裏目に出て4失点の大敗を喫した讃岐。

 

 

 

 

奇跡を起こすことが叶わず敗れたことで

プレーオフ圏内への上昇の芽はほぼ潰えてしまいましたが

残された試合で最低限のノルマとなる残留を確定させるためにも

今一度の奮起が求められます。

 

 

対する奈良も今季は不振に陥って残留を争う立場に甘んじ

第23節以降11戦勝ちから遠ざかる苦しい状況が続き

前節も八戸を相手にスコアレスドローで終わっています。

 

 

 

 

こちらも絶対に避けたい降格から免れるためにも

勝ち点差の近いチームとの対戦は負けられないはずなので

一層モチベーション高く臨んでくるでしょう。

 

 

プロとして生き残るために意地のぶつかり合う一戦は

どのような結末を迎えることになったのか…。

 

 

いつも通りに私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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両チームのスタメンは以下ようになりました。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐は定番の【3-4-2-1】でスタート。

 

 

サスペンション明けの宗近選手がセンターバックの真ん中に復帰し

前節は途中出場となった吉田源選手もスタメンに名を連ねます。

 

 

前川選手は帯同していませんが

概ねベストの布陣と言えるメンバーで挑みます。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

一方の奈良は前線の並びに工夫を施し【3-4-1-2】を採用。

 

 

直近3試合無得点が続いている事情を鑑みて動いてきた印象ですが

実践経験の浅いシステムがどのように機能するかは未知数…

この判断が吉と出るのか凶と出るのか見ものです。

 

 

新システムの奈良の出方も気になる立ち上がりは

パワータイプの2トップ目掛けるロングボール主体のアタックを

讃岐は3枚のセンターバックで封じ込めペースを握ります。

 

 

奈良はボールロストすると【5-3-2】のブロックに素早く移行し

讃岐は遅攻でその牙城を崩す道筋を模索していくという

普段やり慣れない流れで試合は進行してくことに。

 

 

ゴール前はスペースはしっかり埋めプランは遂行できていた奈良ですが

1対1で先手を奪えている讃岐に対しアフター気味なコンタクトが目立ち

前半から警告3枚をもらうなど思い通りとは言えないパフォーマンス…。

 

 

なんとか打開しようとロングボール主体から

後方でビルドアップを試みるも上手く運べずバックパスで逃げては

苦し紛れに蹴り返しまた守備に追われるという展開。

 

 

讃岐はセンターバック3枚だけで自陣の守備が成り立つことで

中盤を敵陣に押し上げビルドアップに対しプレスを仕掛けると

ミドルサードでボール回収からボランチがボックス内へ

前線を追い越すパターンを見せてゴール前の密集を破りにかかります。

 

 

それが実を結び長谷川選手による二度目のペナルティエリア侵入で

ルーズボールが足下に溢れてきたところを押し込みに行くと

ゴールキーパーに倒されてPKの獲得に成功します!

 

 

 

最終ラインが奈良の2トップを完封(赤枠)できていたこともあり
中盤も高い位置にポジションが取れていた讃岐。

 

後方からのビルドアップで立て直しを狙うもヴィト選手の縦パスが引っ掛かり
アタッキングサードでトランジションが入れ替わると
森川選手の背後を通って追い越す巧みなオフザボールの動きで
ボックス内に入った長谷川選手の前にこぼれ球が転がり先制点に繋がった。

 

 

このプレーで得たPKをど真ん中に蹴り込みゴールネットを揺らして

戦局は動きを活発化させることになります。

 

 

 

 

スコアの均衡が崩れたことで反発力を見せる奈良に

終盤の時間帯は攻め込まれる場面も出始めましたが

フィニッシュはやらせずリードを保ち折り返しを迎えました。

 

 

讃岐がほぼ完璧な試合運びとなった前半の戦いを維持できるのか

はたまた片鱗を見せた奈良の逆襲が後半には猛威を振るうのか…

どちらに転ぶのか見逃せない戦いは続きます。

 

 

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ハーフタイムに左ウイングバックと

警告を受けたフォワードを入れ替えた奈良。

 

 

讃岐はメンバー据え置きで前半同様のアプローチで挑みますが

狙われていたセンターバックの両脇スペースをいきなり突かれ

早い時間帯にスコアをイーブンに戻されてしまいます。

 

 

 

センターバックとセンターフォワードが中央に固まるエリア(赤枠)
ロングボールを供給しセカンドボールの争いで勝った奈良が左サイドに展開。

 

競り合った岡田選手が下川陽選手を背後から追い越しリターンを受けると
そこに奥田選手と内田選手が二人して追跡する
後手の対応でディフェンスラインが緩み
逆サイドから入ってきた吉村選手にフィニッシュを許す。

 

 

前半の終盤から狙っていたエリアを選手交代で補強し

意図して崩した中田監督の采配がズバリ当たった後半の出だし。

 

 

讃岐は岩本選手を入れて中盤底の展開力に変化を加え

狭いスペースでも仕事のできる吉田陣選手が前目でつなぎ役を担うなど

敵陣に人数を入れていく攻撃的な一手で打開を図りますが

自陣が手薄になることでカウンターリスクは当然上がることになります。

 

 

この攻防を制しリードを奪うことになったのは奈良で

松本選手の抜け出しはネットを揺らせなかったものの

次いで下川陽選手が裏抜けしたシーンでは折り返しを受けた岡田選手が

ボックス内で鋭い切り返しからシュートをねじ込み逆転に成功します。

 

 

 

 

ただリードした奈良はそこからわずかな時間で

生駒選手がダブルイエローで退場となる波乱が起こると

緊急でセンターバックの交代を行い穴を塞ぎ

数的不利の状況では守備に徹するしか道はなくなります。

 

 

讃岐も前線の選手を次々に入れ替えてパワープレーを繰り返し

なんとか得点を挙げようと押し込み続ける我慢比べは

アディショナルタイムに突入した残り僅かの時間帯で遂に動きます!

 

 

 

 

土壇場で振り出しに戻ったこの試合は時間もほとんど残っておらず

数的優位を活かせるシーンはもう無いかと思われましたが

最後の最後に決定的なチャンスを迎えた讃岐が再逆転かと夢を見た場面では

赤星選手が自身はゴールインしてもボールは無情にも枠外へ…。

 

 

激闘の末に勝ち点1を分け合った両軍。

 

 

残り試合数も少なくなる状況で下位との差を詰められずに終えられたことは

ポジティブに受け取れる結果に思えますが

欲を言えば勝っておきたかった一戦。

 

 

ここで味わった悔いは次戦にぶつけてもらいたいですね。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2024

【第34節・vs奈良クラブ】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

珍しく自分たちがボールを握る展開となり

得点力の低い奈良相手ということで

やや守備を疎かにしてしまった印象はありましたが

内容的には上回っていたはずなので少し恵まれない結果でした。

 

 

ただ各々が手応えを感じた一戦ではあると思うので

それを次にいい形で繋げてもらえれば勝ちに近づけるはずです。

 

 

ここでぶつかる相手になるのが【ヴァンラーレ八戸】

 

引用元:football-emblem

 

 

老将・石﨑監督のもと質実剛健を地で行くチームは

とにかくサボらないことが徹底されているイメージで

球際への寄せも早く簡単には攻めさせてくれないでしょう。

 

 

前線は上背がなく小兵揃いですが

高さがあり対人強度に特長のある讃岐守備陣にとっては

足下で受けて走り回られるほうが厄介かもしれません。

 

 

守備的で地味な印象を持たれがちな両チームですが

案外アグレッシブな打ち合いに発展する可能性もありそうなマッチアップです。

 

 

讃岐の狙い目はディフェンスラインとアンカーの間に空くスペースで

ライン間からのミドルシュートやラストパスの質が高ければ

それだけチャンスが増えてくるでしょう。

 

 

最前線はポストプレーの重要度も求められるので

奈良戦で殊勲の同点弾を決めながらも試合後は苦渋に満ちた表情を浮かべた

赤星選手が輝いてくれれば勝機は訪れるでしょう!

 

 

プレーオフ圏内を狙う相手を倒すのは簡単ではありませんが

勝利の喜びを求めて本稿を結ばせていただきます。

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

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