【カマタマーレ讃岐】独自目線で読み解く試合回顧・vsツエーゲン金沢【2024・明治安田J3リーグ第28節】◯ 3-1

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皆さんこんにちは、懲りないトモです。

 

 

今回取り上げるのはこちらの一戦。

 

 

2024・J3リーグ第28節

ツエーゲン金沢×カマタマーレ讃岐

 

金沢讃岐

 

この試合の回顧をお送りさせて頂きます。

 

 

前節の岐阜戦では相手のウィークポイントを突き早々に先制点を奪うと

反撃の余地を与えない巧みなゲームコントロールを見せ試合を進め

終盤には出来すぎたゴールラッシュで完勝した讃岐。

 

 

 

 

勢いづいたチームは衰えることなく連勝を続け

いよいよクラブタイの5連勝をかけて

怪気炎を上げながら敵地へ乗り込みます。

 

 

迎え撃つ金沢は昇格を意識できる位置にいるものの

直近4戦勝利から遠ざかり足踏みが続く難しい状況で

下位に沈むYS横浜相手に引き分けた前節の結果も痛恨。

 

 

 

 

夏の移籍期間中に積極補強に動き

チーム力の上積みには成功しながら

結果に結びつかず苦悩する現状から脱却すべく

必死に白星を掴みにくるはずです。

 

 

上昇傾向の下位チームがここでも相手を飲み込めたのか

停滞気味の上位チームが貫禄を見せ返り討ちにしたのか。

 

 

私見を交え振り返り考察していきますので

最後までお付き合いください。

 

 

では参りましょう!!

 

 

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両チームのスタメンは以下ようになりました。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

讃岐はシステム変更なく【3-4-2-1】でスタートしますが

ゴールキーパーを含め連勝中のセオリーに反し

メンバー選考は大きく入れ替えてきた印象。

 

 

今季出場機会ゼロの選手を4名帯同させるのは

少し勘繰りたくなるラインナップですが

不安を払拭するパフォーマンスを発揮できるでしょうか。

 

 

フォーメーション図

引用元:SPORTERIA

 

 

対する金沢も【3-4-2-1】を予想通り採用しミラーマッチに。

 

 

ただこちらは今夏加入の戦力を含め盤石に見える陣容を揃え

全力を以て目の前の相手と対峙します。

 

 

加えて現地で気になったのはピッチに撒かれた散水量
グラウンドコンディションの仕上がりも注視したいポイント。

 

 

 

 

撒かれた水の多さも気になりましたが

スプリンクラーの回転動作が人力だったのは少し面白かった光景です(笑)

※元々の仕様なのか故障なのかは分かりませんが…^^;

 

 

 

 

そんな状況で開始された試合は立ち上がりから

金沢の右サイドが高く上がる可変システムと

スリッピーにボールが走るピッチに苦戦した讃岐が

防戦一方となり猛攻を受ける展開に。

 

 

 

右センターバックの山本選手が攻撃参加し
【2-1-4-3】のような形に可変してビルドアップする金沢。

 

西谷和選手が左へワイドに開いて前線が全体に左へ傾むき(赤枠・赤矢印)
讃岐のセンターバックを引き付け
空いたスペースを活かしフィニッシュに関わるシーンも見られた。

 

 

讃岐としては速いパスワークに翻弄され前プレは控えめになり

高いポジションを取る山本選手を含め中盤でマークの担当が決まらず

ひたすらに我慢の時間帯となりますが

守備に徹することが苦になるチームではないので一丸となって耐え凌ぎます。

 

 

飲水タイム過ぎから最終ラインの並びにメスを入れ

奥田選手と宗近選手の並びを入れ替えると

前のめりに押し上げていた金沢の最終ラインを

スルーパスで切り裂き決定的なチャンスを作り出します!

 

 

 

中央に回った奥田選手が田口選手を剥がし持ち上がったことで
梶浦選手・小島選手の注意を向けることに成功。

 

吉田源選手が山本選手を釣り出したことで
サイドに広大なスペースが空きマークを外した森川選手が疾走し
完全に裏を取るキレイなカウンターが打てた。

 

ボールが走るピッチコンディションをようやく手の内に入れ
それを逆手に取るグラウンダーの素晴らしいスルーパスだった。

 

 

この試合初めてのチャンスで得点の匂いを漂わせた讃岐は

流れを五分に戻しつつある前半の終わり頃に

中盤でのコンタクトプレーからノーファウルでボールを攫うと攻撃態勢に移り

最後は吉田陣選手の落としを振り抜いた前川選手の一撃で均衡を崩します!!

 

 

 

 

金沢守備陣のプレッシャーもあった場面でしたが

受け手の利き足落としたラストパスも

無駄のないフィニッシュもお見事な先制弾を突き刺し

劣勢だった前半でリードを奪って折り返します。

 

 

攻撃の意識を更に強めてくるはずのビハインドを負った金沢を相手に

怯むことなく弾き返してより優位な展開へと持ち込むことができるのか…

後半もタフに戦うため怠らず準備して臨みたいです。

 

 

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後半も立ち上がりから猛攻を仕掛ける金沢を

讃岐が守備に比重を置き跳ね返す構図で推移します。

 

 

ビハインドの状況を嫌がり多少強引にシュートを放つシーンが増えると

コーナーキックからの二次攻撃でブロックされたこぼれ球を讃岐が拾い

攻守が一気に裏返った局面で抜け出した吉田源選手を

熊谷選手が引き倒し抗議の余地もないDOGSOで一発退場に。

 

 

 

 

手が掛かった時点で明らかにファウルがありましたが

すぐに倒れずゴール前まで引っ張っていったファイトは

得点以上の価値があるプレーでした^^

 

 

ここで得たフリーキックを江口選手がゴール隅に流し込み

この時点で勝敗はほぼ決したと言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

 

1人少なくなった金沢は無理を承知で攻撃の枚数は維持し

【3-1-4-1】(※守備時は【5-3-1】)で試合を捨てずに反撃を試みますが

山本選手が攻撃参加していた局面で攻守が入れ替わり

乱れたディフェンスを突破され決定的な3点目を献上。

 

 

 

 

果敢に攻めた判断が裏目に出て傷口を広げた金沢ですが

3失点はあくまで結果論になりますし

逆に相手の出方を利用しスコアを動かした

讃岐の勝負強さを称えるべきかなと思います。

 

 

3点差となり試合の進め方を見直した金沢は

3枚替えでセンターバックを減らし【4-1-3-1】に変更。

 

 

可変システムを止め攻守分業の形を取ることでバランス改善した相手に

これまでのように攻められなくなった讃岐は

ここから数的優位を活かせず戸惑いを見せ始めると

ボールを奪われた吉田源選手が帰陣を怠りカウンターで失点…。

 

 

 

 

 

中盤の攻守が落ち着かない流れでボールを失い
嶋田選手に持ち運ばれてしまったこのシーン。

 

小島選手のオーバーラップを誰も追わなかったことで
深港選手は嶋田選手と小島選手双方への対応を求められ釘付けとなり
中への折り返しを遅れて入ってきた大谷選手に決められてしまう。

 

 

10人となった相手に失点を喫してしまうのは勿体なかったですが

この試合で大きな貢献をしてくれている吉田源選手は責められず

交代策でケアするべきだったとも思いますが

今日のベンチメンバーではそれを躊躇う気持ちも理解できますから

盤石の采配を求めるのも難しいゲームでした。

 

 

その後は両チーム無難な試合運びに終始し

最後は時間稼ぎも兼ねた交代でJリーグデビューを夢見て

三度目の日本挑戦を果たした元香港代表・アオチョン選手の念願が成就し

ピッチでもスタンドでも讃岐側が沸くタイムアップを迎えました^^

 

 

試合前から決して楽観視できる状況ではありませんでしたが

それを乗り越え勝利を掴んだチームの充実した雰囲気を感じ

誇らしい気分で次なる戦いに向かいます。

 

 

 

 

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さて今回は

 

カマタマーレ讃岐試合回顧・2024

【第28節・vsツエーゲン金沢】

 

 

をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?

 

 

この試合で勝利しクラブ記録タイとなる5連勝を達成し

得失点も±0に戻す怒涛の巻き返しを見せている讃岐。

 

 

次なる戦いではまだ見ぬ景色を求め挑みます。

 

 

ここで立ち塞がる相手が【松本山雅FC】

 

引用元:football-emblem

 

 

【4-2-3-1】をベースにサイドの選手を上下させ

攻撃時【4-2-1-3】・守備時【4-4-2】にスライドしていく形を多用。

 

 

3枚の前線が最終ラインと相対し圧を掛けてくるので

トップ下を自由に動く菊井選手を誰が抑えるのかは

事前に定める必要がありそうです。

 

 

一方でサイドが高い位置を取る反動で

サイドバックの裏にスペースが生まれやすいので

カウンターに移る際にはそこが狙い目となるでしょう。

 

 

今のスタイル的にこちらが【4-4-2】のブロックを遅攻で崩すというのは

イメージしずらいので松本には攻撃的に来てもらいたいのですが

その辺りを見透かされてスローペースに持ち込まれると

讃岐としては戦いにくさを感じるかもしれません。

 

 

色気を出したいシチュエーションではありますが

地に足つけた試合運びで勝負どころを見誤らないよう

しっかりと流れを見極めながら戦ってもらいたいです^^

 

 

クラブ新記録の6連勝到達を願って

本稿を結ばせていただきます。

 

 

ではまた別の記事にてお会いしましょう。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

⇩前回記事⇩

 

 

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