皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回のテーマはこちら。
カマタマーレ讃岐試合回顧・2023
第31節・vsガイナーレ鳥取
vs
こちらをお送りさせて頂きます。
前節の琉球戦では守備に難がある相手の穴を突き
再三の攻撃を仕掛けながらも不発に終わる得点力不足が顕著に表れ
対象的にワンチャンスをモノにされ屈した讃岐。
スタッツでは見劣りしない戦いを続けながらも
成績が伴わないもどかしい試合で勢いの陰りを感じる今
何とか現状を打破する足掛かりを掴みたいところです。
対する鳥取は直近5試合を3勝2分と結果を残し
昇格も視界に入るポジションに浮上する順調ぶり。
前回対戦では90分間ほぼ支配した完勝ペースから
終了間際にセットプレー2発を叩き込まれる
理不尽な試合の雪辱を果たすべく意気揚々と敵地へ乗り込みます。
戦前から明暗分かれる両チームのマッチアップは
順当に決まるのか、はたまた波乱が起きたのか…。
振り返って考察していきますので
是非最後までお楽しみ下さい!
では参りましょう!!
絶好の展開からまさかの暗転、川西選手の孤軍奮闘も虚しく…
両チームのスタメンがこちら。
引用元:SPORTERIA様
前節から5選手を入れ替える大きなテコ入れを行った讃岐。
低調なパフォーマンスに終わった右サイドに川﨑選手・森選手が復帰し
赤星選手の相方となるセカンドトップは併用が続く川西選手までは想定内も
ボランチの顔ぶれが変更されたのは驚きがありました。
試合後に残された米山監督のコメントから推測するに
怪我と体調不良が原因のようで自発的な選択ではない様子…。
(おそらく前節途中交代した岩本選手が前者、
この試合では関係者席にも姿が見えなかった江口選手が後者かな…)
引用元:SPORTERIA様
対する鳥取も3選手を入れ替えてきましたが
文選手・富樫選手と攻撃に参加できるメンバーを揃え
意欲的に得点を狙いに行く構えを見せてきます。
古巣凱旋を期待していた重松選手の不在はファン心理としては残念でしたが
勝負を考えれば讃岐にとっては好材料でしょうか…?
それぞれメンバーの入れ替えを行ってきたため
慎重な立ち上がりになるかと思いきや
開始早々6分に先制点を奪ったのは讃岐!
普段プレースキッカーを務める江口選手が欠場したこの試合で
フリーキックのボールをセットした森選手がクロスを供給。
引用元:カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト様
キッカーが変わったことでいつもと違うリズムが生まれたのか
質の良いクロスにマーカー(おそらく田中選手)を振り切って合わせた
川西選手が待望の移籍後初ゴールを記録します^^
このシーンを皮切りに強いインパクトを残す川西選手は
赤星選手と入れ替わる形でトップの位置でプレーすると
頻繁に相手のオフサイドラインを牽制する動き出しを見せます。
【2-3-1-4】の形でビルドアップする際にラインを高く取る鳥取の守備には
赤星選手のポストプレーより裏抜けを試みるほうが効果的と読んだ
讃岐のスカウティングが活きたであろう戦術で躍動!
赤星選手に当ててから縦に刺したり
最後方からロングボールを出したりと手を加え
少ない手数でゴールに迫ろうと画策。
(20分にオフサイドを取られたシーンはハーフウェーラインより手前からのスプリントに見えたので
オンサイドにして欲しかったけどなぁ…)
同じく裏への抜け出しを狙う鳥取のワントップ・高尾選手が
オフサイドを度々取られていたことと比較すると
質の高いラインブレイクを繰り出していたことが分かります。
更にゲームメイクでも能力を発揮していた川西選手は
自陣でインターセプトしたボールを持ち運んで
吉田選手の走路に置きに行く絶妙なラストパスを配球。
抜け出した吉田選手が後ろから倒されたファウルが
DOGSOの要件を満たす決定機阻止と判定され増谷選手が一発退場。
リードしている状況で相手の攻撃枚数が削られた(※交代でセンターバックを補充したため)上に
数的優位を得たこのタイミングで勝ちを確信した讃岐サポーターは
どれほど居たのでしょうか?
少なくとも私は…
引用元:X(旧:Twitter)様
と内心高笑いをするほど浮かれていましたので
この後の展開に相当なダメージを負うのですが…。
(めちゃくちゃ暗転するフラグ立ててますね…^^;)
ちなみにこの辺りから赤星選手を最前線に置いて
川西選手がセカンドトップを務めるいつものバランスに戻しており
この判断も結果的には裏目になった一因かなと思います。
(相手が最終ラインを下げるようになるので理屈としては正しかったかもしれませんが
十分機能していたので流れも一緒に変わってしまった印象…)
後半に入り自身で仕掛けるタイプの小澤選手に替えて
ランニングでスペースを突くタイプの田村選手を投入した鳥取。
人数の不足を運動量で補う目論見は早速功を奏し
讃岐のビルドアップを世瀬選手が潰したところで一気に畳み掛け
高い位置まで進出していきます。
奈良坂選手がケアに行き最終ラインの戻りは悪くなかった讃岐ですが
高尾選手の動きに釣られた両ボランチ(長谷川選手・竹村選手)が
後退し過ぎて空いたエリアを世瀬選手に入られて
遅れてチェックに向かうも間に合わずコントロールショットを被弾。
ビルドアップの精度に難のある讃岐がポゼッションを握ると
非常にマズイ失い方をする場面はわりと起こりがちで
割り切ってそこに賭けた鳥取の采配が早くも的中してしまい
この段階で雰囲気的には讃岐の優位が失われてしまいます。
スコアをイーブンに戻し勝利への色気も強くなる鳥取は
ラインも引き上げつつ【4-1-3-1】のようなフォーメーションを組むと
ここでも川西選手がスルーパスを繰り出し反攻。
得点には至らずも存分に能力をアピールした川西選手は
最前線でもセカンドトップでも違いを見せましたが
逆を言えばそれに追随するレベルの選手が居ないことも明るみになったこの試合。
個人能力に依存することを良しとしないきらいがある米山監督だけに
川西選手がパフォーマンスを上げたことで浮いた存在になってしまう可能性も…。
周りの選手もレベルアップに務めないと
せっかくの好材料がチームバランスの悪化を招きかねないので
このプレーを見て発奮してもらいたいところです。
ボールを握りシュート本数も増やしながらも
決定機は作れずどうしても攻めあぐねる讃岐。
引用元:Football LAB様
カウンターの機会を虎視眈々と狙う鳥取に中盤で捕まって
シュートまで持ち込まれた場面はもれなく大ピンチとなり
一度は凌ぐも最後には仕留められよもやの逆転を許します…。
引用元:X(旧:Twitter)様
昨季在籍していた吉井選手からの手痛い恩返しは
自身の健在を古巣に示しチームを窮地から救い
こちらをドン底に突き落とすプロ初ゴール。
ここでヒーローの座を射止めた吉井選手は素直に称えたいですが
讃岐サポとしては自軍の不甲斐ない試合運びに
絶望感が同居する難しい心境です…。
(超余談ですが、吉井選手のインタビューが元プロ野球選手の斎藤佑樹さんにソックリだと友人に言われたので
DAZNで見返してみたら想像以上に声や喋りのテンポが激似でしたw)
リードをしてからは【5-3-1】で自陣に守備網を敷いた鳥取に対し
効果的な攻めを見せることはなくそのまま敗れた讃岐…。
起こしてはいけない結果を招いてしまったあり得ない試合。
最悪な気分で最後のホイッスルを聞いた(※米山監督談)この経験は
薬になるのか毒になるのか…痛恨極まる一戦でした。
さて今回は
『カマタマーレ讃岐試合回顧2023第31節・vsガイナーレ鳥取』
をテーマにお送りしてきましたがいかがでしたか?
記事として書いている最中も分析するために見返している時も
この試合に関してはメンタルが削られてしんどかったですね…。
頼むから次は楽しい気分で書かせてくれと
誰に願えば叶うか分からない望みを心に留めながら
対戦相手を見ていこうと思います^^;
次節迎えるのはギラヴァンツ北九州。
引用元:football-emblem様
こちらも5戦勝ち星から遠ざかり苦しみを味わう同士。
監督交代を断行しても調子の上がらないチームは
混戦となっている今季のJ3で下に突出してしまう厳しい状況…。
シュートチャンスを作れない北九州と
シュート精度が低い讃岐は指標を見ると
地獄の拙攻合戦になりそうな予感…。
(だからこそ両チームとも低迷している訳ですが…)
ボランチにレギュラー格が復帰できるか不透明な讃岐と
右サイドバックを務めていた本村選手を出場停止で欠く北九州なので
戦前の展望であまり明るい材料が出てこない点も共通。
ここまでトーンが上がらない状況だと
手堅くいくよりも奇策に期待したくなりますね(笑)
停滞している雰囲気を変えるラッキーボーイの出現を祈りながら
今回はこれにて締めくくらせていただきます。
本稿も最後までご覧いただきありがとうございました!
それではまた別の記事にてお会いしましょう。
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