皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回は先日行われました
2022・J3リーグ第29節
福島ユナイテッドFC×カマタマーレ讃岐
引用元:Twitter様
こちらの試合回顧をお届け致します。
結果は0-2で讃岐が14戦ぶりに勝利を掴みました!
引用元:Twitter様
お互いにボールを握りながら守備を崩していくなかで
中を突きたい讃岐とサイドに活路を開く福島の
狙いが分かれる面白い試合でした。
交代策も含め双方の意図が感じられる
見ごたえある内容となったこの一戦。
これより私なりの考察で振り返っていきますので
是非とも最後までお付き合いいただければと思います。
では参りましょう。
ゲームメイクを封じる冴えたポジショニング
今節のメンバーはこちら。
🏆10/16 福島ユナイテッドFC戦 スタメン発表🔥
GK#高橋拓也
控え#渡辺健太 #西本雅孝 #下川太陽 #吉田源太郎 #重松健太郎 #吉井佑将 pic.twitter.com/aTf0PxPfTF
— カマタマーレ讃岐 (@kamatama_kouhou) October 16, 2022
松本(孝)選手が出場停止処分が開けて復帰したことで
ワントップも使える状況になりましたが
前節に引き続き【4-4-2】のフォーメーションでスタートしました。
ただ並列に立つのではなく
センターラインの選手が縦関係になる動きが多く
限定的に【5-4-1】のようなポジションを取る場面も散見されました。
その中で個人的に効いていたと思ったのが中村駿太選手。
引用元:スポーツナビ様
素早いパスワークを駆使したポゼッションサッカーを志向する福島において
攻撃のタクトを揮っているのがボランチの樋口選手。
引用元:スポーツナビ様
シーズン序盤にはリーグの月間MVPを受賞する活躍も見せた
確たるゲームメーカーですがこの試合では見せ場が乏しく。
本来であればフリーマンとして高い位置に上がることも厭わぬ
自在性のあるプレーヤーですが、
中村選手がトップから2ボランチの間に降りてくることで
その働きを牽制していたのがかなり功を奏していたように映りました。
目立つ場面で印象的なプレーは見られませんでしたが
樋口選手・諸岡選手の攻守を支える両輪を封じたことは
勝利に繋がる十分過ぎる貢献です^^
中盤の底にゲームメーカーを置くチームは他にもあり、
鈴木惇選手(藤枝)・柏木選手(岐阜)ら指折りの実力者が挙げられます。
彼らに対しても有効な手段となり得る戦術が見られただけで
前半はスコアレスでも満足感は大きかったですね!
攻勢に出た福島の間隙を突いたショートカウンター
序盤は劣勢に立たされながらサイドアタックに活路を見出し
攻勢を強めていた福島は後半開始からメンバーチェンジで
更にギアを上げ得点を狙いました。
しかし意識が前掛かったところで讃岐のプレスに引っかかり
ライン間のバランスが乱れたところにスッと顔を出した
後藤選手へボールが渡るとミドルシュートで被弾。
攻守の構図が一瞬でひっくり返る見事なショートカウンターで
試合の様相が変わりました。
交代選手を入れた右サイド(讃岐側の左サイド)から
まさかの反転攻勢を受けた福島は失点以上に
メンタルダメージが大きかったのかもしれません。
翻って讃岐視点ではこのゲームは前述の中村選手もさることながら
チーム全体がオープンスペースに入ろうという意識が高く
後藤選手も良い位置に走り込んでいましたね^^
(見逃さなかった川﨑選手のラストパスも見事でした!)
その意識は2点目のシーンにも表れていて
コーナーキックの流れでバイタルエリアに密集する状況で
『何故そこに居る!?』というポジションを取っていた長谷川選手。
下川選手が長谷川選手を使った判断も見事で
完全に相手の裏をかいた一連のプレーとなりました。
そこで不運のオウンゴールを献上してしまった河西選手は
先制点で後藤選手のシュートを抜かれたり
警告を受けたファウルで讃岐に時間を使われたり完全な厄日…。
(逆に傷んでいたフリ(?)の後藤選手は好判断でしたね^^;)
いつもは噛み合わない側の立場になるので
ツキのない相手選手を見るのは何だか不思議な気分でした^^;
終盤には3枚替えでシステムを【3-4-2-1】へ変更し
ピシッとゲームを締めようとしましたが
やっぱりバランスが安定しません…。
4バックになって距離感が良くなったと言う遠藤選手のコメント通り
現状では【4-4-2】の方がパフォーマンスが上ですね。
最後はお互いに『枠を外す方が難しいのでは?!』と思えてしまう
決定機を逸する見せ場を作って試合終了。
(吉田選手、栗原選手…ドンマイ)
この試合に限れば首脳陣の戦術的アプローチが理に適い
選手が役割を遂行できた快心の勝利でした^^
さて今回は2022・J3リーグ第29節
福島ユナイテッドFC×カマタマーレ讃岐の一戦を
振り返ってまいりましたがいかがでしたか?
前節より採用している【4-4-2】により
明らかに機能性が増した讃岐。
もちろん完全無欠と呼べるほどのものではありませんが
内容が向上し、勝利という成功体験も積めたのは大きいですね^^
ようやく噛み合った歯車…簡単に壊れないことを願うばかりです。
次戦の相手はSC相模原。
引用元:football-emblem様
J2からの降格組で地力はあるものの今季は振るわず。
ベテラン偏重のチーム構成がリーグのトレンドと合わず
讃岐より下位に沈む現状は不本意でしょうが
攻守に迫力を欠く印象は今も拭えていません。
加えて過去戦績も讃岐の2勝3分0敗と好相性。
油断は禁物ですが勝利期待度は高い相手と言えるでしょう。
ボトムハーフ同士(しかもほぼ最下層…)の対戦になるので
失点を嫌う大人しい試合になる可能性もありますが
できるなら互いに勝利を目指すアグレッシブなサッカーが見たいですね^^;
それでは今回はこの辺りで締めくくらせていただきます。
本稿も最後までお読みいただきましてありがとうございました!
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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