皆さんこんにちは、懲りないトモです。
今回はサッカーの競技規則を読み解き
判定を学んでいこうというテーマの第4回をお届けします。
前回までにも様々な罰則の対象となるプレーをご紹介して参りましたが
まだルールに明記されていることが残されています。
事細かく膨大な規則の上で試合を成立させている
審判団の方には頭が下がりますね…^^;
そんな難解な競技規則から今回も引き続き
退場の対象となるプレーを解説させていただきますので
最後までお付き合いいただければ嬉しく思います^^
それでは参りましょう!
④著しく不正なプレーを犯す
引用元:日刊スポーツ様
こちらも非常に曖昧な表現を用いたルールですが
インプレー中のチャレンジで
相手選手に危険を及ぼすプレーを指します。
以前の記事でご紹介させて頂いた
『無謀と判断される危険なタックル』
という警告の対象となる項目の上位という認識でいいかと思います。
ただ具体的な線引きがされているわけではなく
-
プレーの強度
-
接触した箇所(※1)
-
悪意の有無
-
ファウルに及んだときの体勢
を総合的に加味した印象によって判定を下すようなので
結局は主観での判断になります。
(※1/『箇所』とは身体のどの部分に接触したかで、反則の起こった『場所』を指すものではありません)
ファウルが起こる度に毎回ノーカードなのか
それとも警告または退場に相当するのか
難しい判断を瞬時に求められて大変ですね…。
⑤乱暴な行為を犯す
引用元:スポーツニッポン様
前述の著しく不正なプレーはインプレー中に起こった事象を指しますが
この項はいかなる状況においても身体的接触の有無に関わらず
競技者(※敵味方問わず)・審判員・スタッフ・観客らあらゆる対象に対して
粗暴な行為を行う、または行おうとすることで退場の対象になります。
そしてこの対象になった場合は厳罰になるケースが多々あり、
今年も鹿島アントラーズのピトゥカ選手が
リーグとクラブの処分を合わせて6試合の出場停止となりました。
ジュビロ磐田に所属していたギレルメ選手のケースでも
同様に長期出場停止処分が課せられています。
(※のちに契約解除にもなりました)
試合中に闘争心を表現することは大切ですが
過剰な興奮状態に陥っては重大な事故に繋がりかねないので
セルフコントロールはしっかりとしないといけませんね。
スポーツに限らず一般社会でも問題になり得ることですので
各自で気をつけていきたいところです。
⑥攻撃的・侮辱的・下品な発言、または行為に及ぶ
引用元:頑張れ!法政野球部様
試合中に敵対心を持った言動や行動を起こした際には
本項が適応されて退場処分を受けることになります。
サッカーにおいて選手同士で小競り合いになるシーンは
たまに見られますが、行き過ぎると裁かれてしまうのは
この競技規則に則っての判断でしょうね。
ちなみに報復行為への罰則は明記されていないので
特定選手に対してフラストレーションを溜めたことを
反則で返したとしても程度によっては退場にあたらないケースもあります。
とはいえ相手の誘いに乗って手を出すと痛い目を見ることに変わりはないので
ストレスの掛かる状況でも努めて冷静にプレーしてもらいたいですね^^
といったところで本稿もそろそろ締めのお時間となりました。
全5回と長きに渡ってお送りしてきた
サッカー競技規則の解説はいかがでしたか?
円滑にゲームを進めるために様々なルールが定められていることを
理解した上で試合を見るとより楽しめるかもしれませんし
一つでも皆さんのお役に立てていたら嬉しいです^^
そしてルールを守るべきは選手・チームだけではなく
ファン・サポーターも同様です。
近年は感染症による影響で観戦ルールも複雑化してきていますが
定められたルールに則ってチームを鼓舞していきましょう!
最後までお読み下さいましてありがとうございました!
それではまた次回お会いしましょう。
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